What’s 大腸がん検診 40歳以上1年に1回
便潜血検査で安心せず定期的な大腸内視鏡検査を!
大腸がんの発見には、便潜血検査と大腸内視鏡検査を適切に組み合わせることがベストだ。「検診では便潜血検査の後、内視鏡検査を行なうのが一般的ですが、家族歴がある人やポリープを過去に指摘された人は、若くても3年に1回くらいは大腸内視鏡検査をお勧めしたい。また、もしポリープが見つかった場合、切除をする前提で検査をすると1度で終わりますが、検査のみで切除は別、という施設もあります。ポリープ切除まで希望する場合は、それが1度でできる施設なのか、確認をしておくといいでしょう」(豊島医師)
身体に負担がなく、食事制限も不要
便潜血検査
便に混じる目に見えない出血を調べる。簡単かつ安価で、ほとんどの人間ドックに組み込まれている。毎年の内視鏡検査のハードルが高いなら、やらない年に便潜血を組み合わせると◎。
準備は大変! しかし命を守るために欠かせない検査
大腸内視鏡検査
肛門より内視鏡を挿入し、異常がないか確認していく。「前夜から食事ができず、下剤が不安な人も多いのですが、以前より下剤も進化しているので、命を守るためにぜひ受診を」(豊島医師)
検査は20分程。「苦しさに不安のある方は麻酔薬を使うことも可能なので、相談を」(豊島医師)。検査料は施設で異なり、3万〜5万円が目安※。
「粘膜には神経がないため、ポリープを切除する時の痛みもありません。安心してください」(豊島医師)
NEWS and TOPICS
01|最新の内視鏡は超高精細でポリープ発見率もUP
内視鏡の機能も進歩し、小さな病変も見つけやすくなっている。「最新機器は画像が非常に明るく、視野も広くなりました。拡大機能や色で画像の見え方を変えるなどの機能もあります」(豊島医師)。最新機器の導入状況まで確認できるとなお安心だ。
02|「選べる下剤」でストレス軽減
スポーツドリンク風味の下剤を2Lほど飲むイメージが強いが、ほかにも選択肢がある。「梅風味やレモン風味といった味を選べたり、750ccの下剤+1.5Lの水、錠剤タイプなど種類も増えています。体質や体調によって選べない下剤もありますが、相談して飲みやすいものを選択して」(豊島医師)
03|夢の検査?「カプセル内視鏡」の現在地
小型の内視鏡を飲み、消化管の中を通過する際に、画像撮影を行なうカプセル内視鏡検査。一般の内視鏡検査で感じる挿入時の痛みや、違和感などを避けられる。導入医療機関もあるが、異常を発見する精度では、従来の方法に軍配が。今後の進化に期待!
取材・文/田村菜津季 イラスト/macco 編集/原口りう子
※検査料は、人間ドックでオプション検査として受診する場合の目安例です。基本コースに含まれている場合や、保険が適用されるケース、自治体検診によっても価格は異なりますので、詳しくは受診施設に問い合わせてください。
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