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最近話題の「トップマネジメント」とは何か?求められる4つのスキル

2026.01.09

トップマネジメントとは、組織のトップが経営・管理を行うことや、最高経営責任者を指す言葉です。将来のために、トップマネジメントやその役割について理解を深めておきたい方も多いのではないでしょうか。企業のトップが知っておきたいことや身につけておきたいことをまとめました。ぜひご覧ください。

トップマネジメントとは?意味と定義

トップマネジメントとは、組織の長(=トップ)が経営や管理を実施することです。例えば、最高経営者が直接組織を管理することや、部長が部署内の管理をすべて請け負うことは、トップマネジメントといえます。

ただし、トップ1人によるマネジメントは好ましくないという見方が一般的です。1人で組織の方向性を決めてしまうと、視野が狭くなり、生じるであろう課題に気付けない恐れがあります。

トップに精神的・身体的な負担がかかりすぎ、トップが離脱すると経営そのものが滞ってしまう点も問題です。トップマネジメントを実施するときは、トップを複数人設定し、業務や意思決定を分散・協力しつつ進めていくようにしましょう。

■ISO9001の定義

品質マネジメントシステムのISO9001では、トップマネジメントについては明確に定義されていません。しかし、トップマネジメントにより、品質方針を確立・実施・維持することや、顧客重視の観点からのリーダーシップやコミットメントを実証することなどについては規定されています。

ISO規格に準じる形でトップマネジメントを遂行するなら、マネジメントシステムが適用される範囲を明確にし、その範囲内での長(トップ)を指定し、トップが管理できる組織体制を構築することが必要です。また、品質マネジメントシステムが継続的に改善されるよう、トップに対する要求をコミットメントすることに加え、品質目標を設定するための合理的な枠組みを構築することも求められます。

■ISO27001(ISMS)の定義

ISO27001とは、情報セキュリティマネジメントシステム(Information Security Management System)の国際規格です。頭文字を取って、ISMSと略すこともあります。

情報セキュリティマネジメントシステムでは、情報の機密性を保ちつつ、完全性・可用性を管理し、情報を有効活用できる組織作りを目指します。情報流出を防ぐのはもちろんのこと、流出した際の対応についてもあらかじめ決めておくことで、トップマネジメントを遂行しやすくなるでしょう。

また、情報セキュリティに配慮したトップマネジメントでは、トップには次の事柄が求められます。

  • 情報セキュリティマネジメントへのリーダーシップとコミットメントを発揮する
  • 組織にとって必要な情報セキュリティマネジメント事項を統合する
  • 情報セキュリティマネジメントの成果を確実に達成する
  • 情報セキュリティマネジメントが有効になるように組織内の人々を指揮する

トップマネジメントの役割

会議のイメージ

トップマネジメントでは組織の長には次の役割が求められます。

  • 理念・体制の構築
  • 対内外の交渉
  • リスクマネジメント・対応

いずれもトップマネジメントを機能させ、組織として成立するために必要な役割です。詳しく見ていきましょう。

■理念・体制の構築

トップマネジメントはトップが管理・運営するスタイルですが、トップが担当するのはあくまでも管理業務であり、個々の業務は組織内の人々が自発的に遂行していかなくてはいけません。細かな指示を受けなくても各自が同じ方向性を持って行動するためにも、トップには組織の理念を構築し、組織内に周知させることが求められます。

例えば企業が持つ社会的使命や企業活動を続ける意義、将来的に新規参入を検討している分野、自社の強みや差別化したいポイントなどを明確に提示し、組織内の人々が迷いなく行動できるようにサポートします。

また、理念に沿った行動を実現するためにも、適切な体制の構築が必要です。組織構成や人事体制、人材育成制度、評価制度などを構築し、組織内の人々に働く場を提供します。

■対内外の交渉

組織が理念に沿った活動を続けるためには、組織内の人々が良好な関係を構築することが必要です。各自が自主的にコミュニケーションを取ることも重要ですが、第三者によるサポートが必要なときには、トップが率先して介入できるかもしれません。

また、組織外の人々とも健全な関係を構築することが求められます。例えば取引先やクライアント、ステークホルダー、消費者などとの関係は、いずれも組織が社会から受け入れられるために重要な要素です。トップは積極的に介入し、関係構築と維持、高評価の獲得を目指して行動します。

■リスクマネジメント・対応

組織が活動を続ける上で、存続を危うくするような事件が起こることも想定されます。危機的状況を回避するためにも、あらかじめリスクを想定し、行動規範を明確に定めておくことが必要です。

また、想定外のリスクが生じる可能性も想定されます。万が一の際に適切かつ被害を最小限に抑える行動を選択するためにも、危機的状況における指揮系統や優先順位について平常時に決めておくのはもちろんのこと、実際の対応もトップが率先して受け持ちます。

トップマネジメントに求められるスキル・能力

上司が考えるイメージ

トップマネジメントでは、組織の長には以下のスキル・能力が求められます。

  • 戦略的思考力
  • 意思決定能力
  • 実務遂行能力
  • 管理能力

先天的に備わっていなくても、いずれも意識的に行動・思考することで習得が可能です。具体的にどのような能力・スキルか見ていきましょう。

■戦略的思考力

トップには、場当たり的な対応は求められていません。常に長期的な視野を持ち、戦略的に行動を決定することが求められています。目標達成のために適切なプロセスや手法を選択し、具体的に組織内の人々に明示する戦略的思考力が必要です。

また、戦略的思考力は、組織が直面するリスクを最小限に抑え、効率よく高いパフォーマンスを実現するためにも欠かせない要素です。人材を有効活用して利益効率を高めるため、組織存続にも大きく寄与します。

■意思決定能力

組織活動を継続するためには、日々さまざまな意思決定をしなくてはいけません。微細な事柄については組織内の個々が各自の裁量で決定するとしても、経営方針や戦略立案といった組織運営に関わる事柄については、トップが責任を持って意思決定することが求められます。

トップが適切な判断を下すためには、普段から多岐にわたる情報を収集し、先入観なしに比較・分析しておくことが必要です。意思決定能力を養うためにも、情報収集・分析する習慣を身につけることが重要といえるでしょう。

■実務遂行能力

トップマネジメントにおけるトップは、多くの場面において指示を出す役割を担います。しかし、適切な場面で的確な指示を与えたとしても、実務において高い能力を発揮していないなら、指示に説得力は生まれません。組織内の人々が進んで指示通りに行動するためにも、トップには高い実務遂行能力が求められます。

また、トップは指示を出すだけでなく、実際に業務を遂行する役割を担うこともあります。トップ自身が模範となる水準の行動を示せば、組織内の人々も行動しやすく、スムーズかつ正確に業務に着手できるでしょう。

■管理能力

トップマネジメントとは、組織の長が主導的に管理・運営をすることです。トップに管理能力が備わっていることを前提としたマネジメントシステムとも言い換えられるでしょう。

組織内の人間関係やプロジェクトの進行、対外交渉など、管理すべき事柄は多岐にわたります。トップには俯瞰的に組織を把握することに加え、細部まで詳細に把握・管理することが求められます。

トップマネジメント研修とは?内容をご紹介

研修のイメージ

トップマネジメントを実現するためには、トップにふさわしい人材が必要です。戦略的思考力や意思決定能力といったトップに求められる能力・スキルを擁し、なおかつ組織の推進力となる人材が求められています。

トップに必要な能力・スキルは、研修によって獲得することも可能です。また、すでに相応の能力・スキルを持っている場合でも、トップマネジメント研修を受講することでブラッシュアップし、より実践的な技能として活用できるようになります。

主催する団体やコースによっても異なりますが、トップマネジメント研修には次の内容が含まれていることが一般的です。

  • 客観的視点・俯瞰的視点を養う
  • 現状分析力・課題抽出力を高める
  • 具体的な業務・方針を定めるスキルを高める

それぞれの内容について具体的に見ていきましょう。

■客観的視点・俯瞰的視点を養う

組織の長は常に組織内部を把握するだけでなく、内部事情を客観的かつ俯瞰的に捉えることが求められます。トップマネジメント研修では、客観的視点・俯瞰的視点を養うことを目的に、組織内の事業を分析した上で企業全体の経営を構想する思考法を学ぶことがあります。

さまざまな学び方がありますが、具体的なケースシミュレーションを通して実際に直面している問題に置き換えるスタイルがトレンドです。すでにトップとして活躍している方だけではなく、次世代のリーダー候補や幹部候補を含め、管理職を目指す方すべてに必要な学びといえるでしょう。

■現状分析力・課題抽出力を高める

効率的かつ効果的に業務を推進するためには、戦略の本質についての理解が欠かせません。戦略とはそもそも何か、戦略的な思考を習得するには何をすべきかなどについて学ぶ研修もあります。

また、戦略を策定するためには、現状を客観的に分析し、課題を抽出することが必要です。SWOT分析や3C分析といったマーケティング戦略の分析手法を学び、抜け漏れのない戦略を組み立てていきます。

なお、マーケティング戦略の分析手法や課題抽出手法については、トップマネジメント研修だけでなく、管理職に携わる方向けのエグゼクティブ研修にも含まれていることが一般的です。参加者は自分自身が属する組織を例として現状分析を実施したり、与えられたケーススタディに基づいてグループディスカッションをしたりすることで、実践的なスキルとしての習得を目指します。

■具体的な業務・方針を定めるスキルを高める

客観的かつ俯瞰的に現状を分析し、課題を抽出したとしても、課題解決に結びつかないならば意味のある行動とはいえません。分析能力・抽出能力を無駄なく活用するためにも、課題解決のために必要な業務・方針を具体的に定めることが必要です。

トップマネジメント研修では、課題を具体的な業務や方針に落とし込むスキルについても学べることがあります。研修で学んだことを活かすためにも、具体化するスキルを習得しましょう。

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