防災意識が高まっている今、スマホの充電、電気毛布の使用など災害時の生活を支えるポータブルバッテリーが注目されている。今回、数ある中から、信頼性、安全性、機能性などの面から厳選した9台を紹介。最強の1台を見つけ出せ!
ポータブルバッテリー購入にまつわるDIME編集部員の疑問を解決
■ 教えてくれた人
Kizuqi代表取締役 矢井田裕左さん
全国を巡る〝バンライフ〟でポータブルバッテリーの重要性を認識! 実体験をもとに、その良し悪しをブログなどで発信中!
Q 近年、いろいろなメーカーから出ています。何を選べばいいかわかりません……。
DIME編集 テラダ
「身も蓋もありませんが、ここで紹介する『EcoFlow』『Jackery』など、ポータブルバッテリーブランドとして知名度が高いものは信頼してOKです。世界中で販売=各国の安全基準に対応しているということなので、信頼性も耐久性も十分。〝迷ったら名前で選ぶ〟のがおすすめ」(矢井田さん)
信頼のおけるブランドのみを店頭に置く家電量販店で購入するのも手だ。
Q 劣化や事故を防ぐBMSって、何?
DIME編集 ハラグチ
「電圧や電流、温度を自動管理するBMS(バッテリーマネジメントシステム)。異常を示すと保護回路が作動し、劣化や事故を防ぎます」(矢井田さん)
電気機器を予期せぬ停電から守るUPS機能も選ぶ際のポイントとなる。
Q Wh(ワットアワー)の表示だけでは、どれを選べばいいかわかりません。
DIME編集 ワタナベ
「何人で使うのか、どれくらい容量を使うのかを把握しておくと選びやすくなります。200~400Whの小型サイズだと、スマホとタブレットの充電、小型扇風機(電気毛布)を大体1日使って空になる容量。500~800Whのものだと、アウトドア用の電気ケトルも使うことができます。1000Whクラスは小型サイズの約5倍の容量があり、小型サイズを1人分とすれば家族5人分をカバーすることができます。これを基準に選ぶのもアリですよ」(矢井田さん)
Q 買い替えのきっかけにもなる最新の機能はある?
DIME編集 イダ
「専業ブランドの最新商品は、アプリで残量を把握できたり、急速充電とAC充電の切り替えをしてバッテリーの寿命を伸ばしたり、充電&給電を管理できる機能が充実しているモデルが多いですよ」(矢井田さん)
Q ソーラーパネルは、どれくらいで充電できるの?
DIME編集 タカヤナギ
「例えば200Wのソーラーパネルなら夏場の日中で1時間当たり約120Wくらい、冬は約60W発電します。用途に合わせてパネルの出力と効率を確認するといいですよ」(矢井田さん)
『Jackery ポータブル電源2000 Pro』の場合
1枚:14時間 3枚:5時間 6枚:2.5時間
Q 買い替える場合、廃棄・処分が心配です。
DIME編集 タジリ
「ポータブルバッテリーを廃棄するルールは各自治体で異なり、料金がかかることも。紹介の『EcoFlow』『Jackery』『Anker』『BLUETTI』『Dabbsson』の5社はすべて自社商品を回収するサービスを用意していて、とても便利ですよ」(矢井田さん)