
4月26日から5月6日まで続き、有給休暇を取得すれば最大11連休になる今年のゴールデンウィーク。この長期休暇を利用して海外旅行に出かける人も多いだろうが、2025年におけるGWの旅行先として、特に人気の観光地はいったいどこだろうか?
Skyscanner Japanはこのほど、2025年ゴールデンウィークの「人気海外旅行先ランキング」と「トレンドの旅行先ランキング」を発表した。
2025年ゴールデンウィーク “人気”の海外旅行先ランキング
今回の結果では、日本の旅行者に人気が高く、リゾート観光と都市観光の両方を楽しめるタイ・バンコクをはじめ、台北、デンパサール(バリ島)、シンガポールといった短期間で気軽に訪れやすいアジアの旅行先がランクインした。
また、ロンドン・パリなどのヨーロッパ圏や、ロサンゼルス・ホノルルといったアメリカの都市も検索順位を上げている。この背景には今年のGWは4連休と短く、短期間で楽しめる近場の旅行先に注目が集まっていることが挙げられる。
一方で、休みを取得すれば最大11連休も可能だ。そのため、一定欧米圏の旅行先を検討している層も存在すると推察できる。さらに、2位にランクインした「すべての場所から探す」はスカイスキャナーが持つユニークな機能となっており、日程と出発地を設定すると、全世界の中から航空券の金額が安い順に目的地をリストアップすることが可能となる。こうした結果からも、お得にサクッと旅行できる新たな旅行先と出会いたいというインサイトが高まっていることが見て取れる。
2025年ゴールデンウィーク “急上昇中”の旅行先ランキング
昨年対比で検索ボリュームの増加が見られる人気急上昇中の旅行先ランキングでは、中東やヨーロッパとアジアの交差点として、独特の文化が楽しめるイスタンブール、ヨーロッパ圏のヘルシンキ、エジプトの首都であるカイロが上位を占める結果に。
これらの旅行先は、GWなどの長期休暇を活用することで十分に満喫することができ、また比較的物価が安いため、リーズナブルに旅行を楽しめる点が魅力となっている。
そのため、「長期休暇を活かして遠方へ足を延ばしたい」、「できるだけコストを抑えつつ、充実した旅を楽しみたい」といった旅行者のインサイトが見受けられる。特に円安の影響が続く中で、お得で旅行気分を存分に味わえる遠方の旅行先への関心が一層高まっていると考えられる。
2025年トラベルトレンド 「リセット旅行」日常を離れてリフレッシュ!旅行先でのおすすめスポットをご紹介!
スカイスキャナーでは毎年、スカイスキャナーが保有する検索ビッグデータと1,000人の日本人を含め全世界20,000人を対象に実施した調査データから、今後の旅行者インサイトやトレンド予測を紹介する「スカイスキャナー トラベルトレンドレポート」を発表している。
今回のトラベルトレンドレポート2025でご紹介しているトピックスの1つに「リセット旅行」が挙げられる。いつもの生活から離れることでリフレッシュし、心と体の疲れを癒やす体験に注目が集まっている。せっかくのGW、自然豊かな場所で、あえて何もせず、リラックスしてゆっくり過ごす旅ができるおすすめスポットを紹介する。
■人気海外旅行先ランキング1位、バンコク近郊のスポット「ラン島」
バンコクからアクセスしやすいリゾート地として注目を集めるラン島(Koh Larn)は、エメラルドグリーンの海と白い砂浜が広がる楽園のような島で波の音を聞きながら、リラックスした時間を楽しめる。また、シュノーケリングやカヤックなどのマリンアクティビティで自然と一体になる体験も過ごすことができる。
ラン島は「手軽に行ける癒しの楽園」として、忙しい日常から離れたい人にぴったりで、自然の中でリラックスできるスポットとしておすすめだ。
パタヤ・ビーチの南にあるバリハイ桟橋からフェリーやスピードボートが出ており、所要時間は、約40分から約1時間で行くことができる。
■トレンドの旅行先ランキング1位、イスタンブールの隠れた注目スポット「ベルグラードの森」
イスタンブールの「ベルグラードの森」は、都市の喧騒から解放され心と体を整えるのにぴったりな場所だ。特に5月は新緑が美しく、爽やかな空気が心を浄化してくれる。都市近郊とは思えないほどの豊かな自然が広がり、森林浴をしながら深呼吸するだけでストレスが解放され、心が軽やかになること間違いなし。
森の中には美しい湖も点在し、水辺でのんびりと過ごすことができる。木漏れ日の下でヨガマットを広げ、自然のエネルギーを感じながら心と体を解放する体験もでき、気候も穏やかなので、心地よい気温の中で過ごせる。
構成/こじへい