
卒業シーズンの3月。全国各地の学校では卒業式が開かれ、そこでは卒業生の門出を感傷的に彩る様々な楽曲が歌われていることだろう。
では、20代~60代以上の各年代において「思い出の卒業ソング」とはいったい何か?
楽天グループが運営するオンライン書店「楽天ブックス」はこのほど、3月の卒業シーズンに向けて、「楽天ブックス」ユーザー6,104名を対象としたアンケートを実施し、その結果をもとに「年代別思い出の卒業ソングランキング2025」を発表した。
20代・30代は『旅立ちの日に』が1位に。『仰げば尊し』は全年代でトップ10にランクイン
思い出の卒業ソングを尋ねたところ、世代間で共通して上位にランクインしている曲もあれば特定の世代のみでランクインした曲もあり、各世代で特色がみられた。合唱曲『仰げば尊し』は古くから卒業式の定番として親しまれており、全年代でトップ10にランクインした。
一方で、1991年に埼玉県の中学校教員が制作し、2007年にCMソングとして全国に広がった合唱曲『旅立ちの日に』は、20代・30代のみでランクインする結果となった。
40代では、スピッツの『空も飛べるはず』が全世代の中で唯一ランクインした。この曲は、1996年に放送されたテレビドラマ「白線流し」の主題歌で、当時の思い出と結びつける人が多かったと見受けられる。
また、50代では1985年リリースの尾崎豊『卒業』が唯一トップ10入りし、リアルな歌詞が印象に残った同年代が多かったことがうかがえる。さらに、60代以上ではイルカ『なごり雪』や山口百恵『いい日旅立ち』が唯一ランクインしたほか、女性シンガーによる楽曲がトップ10の半数を占めた。
「卒業ソングに関連する思い出」(自由回答)について尋ねたところ、合唱曲『旅立ちの日に』は、「卒業式で涙ぐみながら歌いました」(20代)、「卒業式の後に友達とカラオケに行ってみんなで熱唱した思い出があります」(20代)、合唱曲『仰げば尊し』については「卒業式の定番でしたので一番印象深いです」(50代)などの思い出が寄せられた。
そのほかにも、尾崎豊『卒業』は、「新鮮さと歌詞にとても共感し、友人たちとレコードでよく聴いた曲」(50代)、イルカ『なごり雪』については「卒業式まで告白できなかった好きな人に再会し、付き合うことができて幸せだったことを思い出す」(60代)など各年代から卒業ソングにまつわるエピソードが寄せられた。
音楽視聴方法は全年代で「無料の動画サイト」「CDを購入」が上位に
「普段、音楽を聴くために、どのような音楽商品・サービスを利用しているか」と聞いたところ、各年代で「無料の動画サイト」「CDを購入」が上位になった。音楽配信サービスが台頭する中でも、音楽を聴く手段としてCD購入が支持されていることがわかった。
年代ごとの特色を見ると、20代では「定額制音楽配信サービス」を利用する人が4割以上(43.9%)いる一方で、40代以上では2割以下(40代:20.0%、50代:15.0%、60代:10.7%)となった。
また、20代でラジオを聴く人が12.7%にとどまるのに対し、50代以上ではラジオを利用する人が25%以上(50代:26.5%、60代以上:26.3%)となり、世代ごとの音楽視聴スタイルの違いが表れた結果となった。