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今年の「花見」にかける想定支出額は1回あたり2908円、過去最高を更新する見込み

2025.03.24

寒さも和らぎ、少しずつ春の気配を感じられるようになってきた。そろそろ、お花見や歓送迎会の準備に追われる人も増えてくる時期だ。

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、2025年春の「歓送迎会」「花見」について、2025 年2月上旬に消費者アンケートを実施したので、その結果をお伝えしよう。

「歓送迎会」「花見」への参加回数は、増加派が減少派を上回り、今年も順調な回復が期待される

2025年春の「歓送迎会」への参加回数の見込みは、増加派(「昨年より大きく増えそう」+「昨年よりやや増えそう」)が計9.5%で、前年の16.4%に比べると減少している。

一方、減少派(「昨年より大きく減りそう」+「昨年よりやや減りそう」)は計2.0%と前年1.1%から微増。「昨年と変わらない」が88.4%と最も高い割合となっている。

新型コロナウイルス感染症の5 類移行後の増加派の勢いが前年ほど顕著ではないが、引き続き増加派が減少派を上回ることから、回復傾向にはあるといえそうだ。

また、2024年の「歓送迎会」の参加率は18.8%で、2021年の過去最低値(7.6%)から3 年連続で増加しており、増加派優勢の傾向から4 年連続の回復も見えてきた。

性年代別の特徴としては、20 代男女で増加派が他の性年代に比べて多く(男性:18.4%、女性19.4%)、例年のことではあるが、若年層を中心に活発な歓送迎会の企画・参加がありそうだ。

2025年春の「花見」への参加回数の見込みは、増加派(「昨年より大きく増えそう」+「昨年よりやや増えそう」)が計7.3%で、こちらも前年より減少している。

一方、減少派(「昨年より大きく減りそう」+「昨年よりやや減りそう」)は計1.0%と、歓送迎会同様に微増。

「昨年と変わらない」が91.7%と大半を占めている。こちらも増加派が減少派を上回ることから、回復傾向といえそうだ。

※増加・計:「昨年より大きく増えそう」「昨年よりやや増えそう」のいずれかを回答した人
※減少・計:「昨年より大きく減りそう」「昨年よりやや減りそう」のいずれかを回答した人
※歓送迎会は店舗で行うものに限らず、オンラインでの開催も含めて尋ねている

2024 年の「花見」の参加率は16.5%で、2020 年の過去最低値(9.4%)から年々順調に増加しており、今年も回復が期待される。

性年代別にみると、増加派は20 代女性(12.5%)と30 代男性(10.0%)で2 桁に達し、他の性年代に比べて積極的に参加する可能性がありそうだ。

※増加・計:「昨年より大きく増えそう」「昨年よりやや増えそう」のいずれかを回答した人
※減少・計:「昨年より大きく減りそう」「昨年よりやや減りそう」のいずれかを回答した人
※花見は、店舗に限らず、店舗以外の屋外やホームパーティ、オンラインで行うものも含めて尋ねている

平均想定予算は「歓送迎会」が4,397円(前年比‐7円)。「花見」は2,908円(前年比+56円)で過去最高額の予想

2024年における「歓送迎会」の費用については、1 回1 人あたりの想定額(平均4,404円)と実際の参加費(同4,811円)の乖離(上振れ)が例年通り大きく、飲食店の値上げ等の影響も受けていると考えられるが、参加費は2 年連続して調査開始以来の最高額となった。

一方で今年は、節約志向も高まってか、想定額が4,397 円と前年比で 7 円と小幅に下降した。想定予算と実際の参加費を比べると、毎年、上振れしていることから、2025 年の参加費が調査開始以来の最高額を3 年連続して更新する可能性もないとはいえないだろう。

また、2024 年の「歓送迎会」の実際の参加費を見ると、1 回1 人あたり「5,000 円~6,000 円未満」が最多で38.1%、次いで「4,000 円~5,000 円未満」が18.3%で、この2 つがメインの価格帯となっている。

他方の2025 年の想定額では、同じく「5,000 円~6,000 円未満」(36.4%)が最多であるが、次いで多いのは「3,000 円~4,000 円未満」(19.0%)。

2024年の実績も2025年の想定も「5,000円~6,000円未満」が最多だが、2025年は前年に比べ「3,000 円~4,000 円未満」の価格帯の需要が高まるかもしれない。

※平均は、「0 円(自分では払わない)」を除いて集計している。想定額は、自分で払ってもいい額として尋ねている。参加費は、自分で払っていなくても会にかかった1 回1 人あたりの金額を尋ねている。2021 年の想定額と2022 年以降の参加費・想定額は店舗で行うものに限らず、オンラインでの開催も含めて尋ねている。2021 年の参加費と2020 年以前の参加費・想定額は店舗で行うもののみを尋ねている
※各費用の上下0.1%の範囲のデータを無効数値として除いて集計している

一方、「花見」については、2024年の参加費が平均2,830円と、過去最高額(同2,942円)だった2023年から一息つく形となった。

一方で、今年の想定金額は平均2,908円(前年比+56円)と、調査開始以来初の2,900円台となっている。

2024年の1 回1 人あたりの参加費の最多の価格帯は「2,000 円未満」(29.8%)だが、202 5年の想定金額では、「3,000円~4,000円未満」(24.7%)が最多で、「2,000円未満」(24.0%)を若干上回っていた。

また、「5,000 円~6,000 円未満」(14.0%)にももう一山ある折れ線グラフの形状となっており、多様な予算帯の楽しみ方が想定される。

※平均は、「0円(自分では払わない)」を除いて集計している。想定額は、自分で払ってもいい額として尋ねている。参加費は、自分で払っていなくても会にかかった1 回1 人あたりの金額を尋ねている。花見は、店舗に限らず、店舗以外の屋外やホームパーティ、オンラインで行うものも含めて尋ねている
※各費用の上下0.1% の範囲のデータを無効数値として除いて集計している

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