スマホ&タブレット3台同時充電可能な急速PD充電もできるパワープラグ
続いての新商品は、セイワのF358「DC/USBパワープラグC2A1」だ。今では車内にUSBソケットが標準装備されている車種がほとんどだが、スマホの充電スピードに関してはUSB-Aはかなり遅く、充電スピードがUSB-Aより早いとされるUSB-Cでも思ったほどの急速充電はできない。そこで最新規格としてあるのが、自動車用としての採用例がほとんどないUSB-CのPD(パワーデリバリー)規格。このアクセサリーソケットに接続するDC12V/24V自動識別の「DC/USBパワープラグC2A1」はUSB-Aに加え、USB-C×2を備え、3台同時充電が可能。
そのUSB-Cのひとつは、MAXでPD36Wでの急速充電ができ(もうひとつのUSB-CはMAX30W)、具体的にはiPhone12~16を30分で約50%充電可能とのこと。車内で、急いでスマホを充電したいときにうってつけの車内用スマホ充電アイテムと言っていい。なお、スマホやタブレットなど接続機器を自動識別し、それぞれの機器に最適な電流値で充電を行ってくれるから安心だ。
そうそう、いくら「DC/USBパワープラグC2A1」のUSB-C PD規格で急速充電を行おうとしても、実はケーブルがPD規格に対応していないと意味なし。そこで、例えばセイワのD650「抗菌やわらかUSBケーブル CtoC」(1.2m)のようなPD60W対応のケーブルであれば、パワープラグ側のPD性能をそのまま発揮し、充電できることになる。併せて抗菌加工、シリコン素材で柔らかく絡みにくいUSB Type-C to Cケーブルのため、使いやすさも文句なし。スマホ、タブレット、そしてノートPCを車内で急速充電するのであれば、ケーブルの品質、PD対応であるかも重要なポイントとなる。※ノートPCを充電するのであればPD60Wの充電機器が必要。
ドリンクホルダーにスマホホルダーを取り付けるとドリンクが入らない悩みを解決!!
最後のセイワの新商品は、WA170「フレキワンタッチスマホホルダーCH」。車内用のスマホホルダーの種類は数多く存在するが、これはドリンクホルダー取り付けタイプながら、スマホを取り付けつつ600mlまでのペットボトルをそのまま収納することができるアイテム。これまでのドリンクホルダー取り付けタイプのスマホホルダーは、付けてしまうとドリンクが入らない仕様も多かったのである。
機能的には片手で高級感あるアルミ製のスマホホルダー部の開閉ができ、三点支持アームによって振動でスマホが落ちないようにしっかりと支えてホールドしてくれるから安心だ。もちろん、フレキシブルアームでスマホ画面をベストな位置、角度に調整できる。スマホホルダーとドリンクホルダーを両立したい人にとって納得のアイテムではないだろうか。
ただし、シフターとの位置関係、クルマのドリンクホルダーのカップ径によっては取り付けにくい(シフト操作しにくい)こともあるので、あらかじめ確認しておきたい。
文/青山尚暉