ルノー『アルカナ』
エンジンルーム直4、1.6Lガソリンの自然給気エンジンに、メインモーターとサブモーター(HSG)を搭載。システム最高出力はわずか143馬力。
運転席と各種装備ハンドルの握りも太く、ペダル類もスポーティーな雰囲気。センター画面は9.3インチでほぼ正方形。シフトレバーは長く、手元に近い。
シートスペース腰から背中にかけてのホールド性が高い前席。後席は着座位置がやや高めで、身長170cmクラスまでなら快適。足元は狭くはない。
ラゲージスペース奥行きが約97cmもある。床下はサブトランクとして使える。深さは約14cmで床前面はフラット。ここに200Vの充電ケーブルを収納できる。
【 ココがポイント!】アルピーヌのエッセンスを注入したグレードも2024年10月から加わった「エスプリ アルピーヌ」仕様車に付けられるエンブレム。Aはアルピーヌのエンブレムを使っているが、特に同社がチューニングを施しているということではない。
【 ココがポイント!】スポーティーな走りを楽しめる〝速いSUV〟タッチスクリーンで「My Sense」「Sport」「Eco」を選択できる。さらにプッシュスイッチで「コンフォート」「レギュラー」「スポーツ」の3つのモードも選択可能。気分でドライビングを楽しめる。
居住性なら『ティグアン』、走り重視なら『アルカナ』
フォルクスワーゲン『ティグアン』
爽快感〈17点〉
全体の設定としてスポーティーさより、安全性や安心感を前面に打ち出したファミリーカー思考。
デザイン〈19点〉
ボンネットを高くし、薄いヘッドライトを採用したフロントマスクでワイルドなSUVという印象を強調。
装備の充実度〈19点〉
予防安全21項目、衝突安全7項目、2次被害防止2項目が標準装備。このクラスでは十分なレベル。
居住性〈18点〉
前席はセパレートされているが、後席は足元、頭上ともに余裕がある。大人4人乗車でも苦はない。
運転性能〈17点〉
「MODE」でカスタムを選択すると6項目でコンフォート/スポーツを選べるがスポーティーさはない。
【評価点数】90点
ルノー『アルカナ』
爽快感〈18点〉
随所にルノーとアルピーヌのスピリットは感じられるが、スポーツカーのような馬力や速さはない。
デザイン〈19点〉
5ドアクーペのようなフォルムだが最低地上高をたっぷりとったスタイルは軽快でスタイリッシュ。
装備の充実度〈18点〉
衝突・予防安全性24項目と運転・駐車支援システムは充実。360度カメラにはサイドビュー機能も。
居住性〈18点〉
前席の座席は快適。後席はルーフの形状からもわかるようにヘッドスペースに限界がある。
運転性能〈18点〉
走りは確かにスポーティーで軽快だが、それでも燃費が20.0㎞/ℓを切ることはほとんどなかった。
【評価点数】91点
文/石川真禧照 撮影/望月浩彦
※本記事内に記載されている商品の価格は2025年2月28日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。