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キズナアイの誕生から9年、VTuber業界の最新トレンド「2.5次元VTuber」とは?

2025.03.19

2025年2月26日、VTuberの始祖とも言えるキズナアイが3年の活動休止を経て活動を再開した。キズナアイがはじめて動画を投稿したのは2016年11月。キズナアイをはじまりとするなら、VTuberの歴史は9年目を迎えることになる。

9年目の今、VTuber業界が新たなフェーズに突入するかもしれない。 いま、中の人の存在を隠さないで活動するVTuberが増えているというのだ。 彼ら彼女らは「2.5次元VTuber」というジャンルを開拓しようとしている。 業界では、中の人を「隠すこと」が吉とされてきたVTuberに何が起きているのか。 2.5次元VTuberが増える理由を、4つのメリットから解説していきたい。 

そもそも2.5次元VTuberとは? 

VTuberは知っているけど、2.5次元VTuberって何?と思う方もいるだろう。

2.5次元VTuberというのはVTuberのモデル(二次元)の枠を飛び越えて、自分自身の生身も姿も使って活動しているVTuberのことである。とはいってもリアル配信者のように完全に顔出ししているケースは少なく、体の一部分を出していたり、顔から下を映して配信しているケースが多い。これを踏まえて、2.5次元VTuberには何のメリットがあるのか、追求していこうと思う。

メリット①差別化 

いまやVTuberは星の数だけいる。新規参入や個人勢にとってはなおさら差別化は必須になってくるのだが、どうにも区別をつけることは難しい。そこで話題になったのが2.5次元VTuberである。

元々ビジュアル面だけで言えばVTuberのモデルやイラストでしか視聴者をキャッチできなかった。しかし実写を取り入れることによって雰囲気、スタイル、服装、部屋の様子などからもアプローチができるようになる。

VTuberにとって、ビジュアルの表現の幅が限られてしまう関係上、視聴者の入り口を増やすのはとても難しい。しかし2.5次元化であればそれをもできてしまう。少なくとも、その選択肢は格段に増加する。

VTuberとして活動をしていたことのある身として言及をすると、私は「VTuberは中身(いわゆる中の人)を隠すもの」という特性がどうしても払拭できなかった。そのため、はじめて2.5次元vtuberを拝見した際、「こんな方法もアリなのか」と感嘆したことを今でも覚えている。

また、VTuberはあまり視聴しないが、配信者はよく見るという層にもアプローチしやすく視聴者の獲得につながる。 

メリット②活動の選択肢が増える

VTuberは3Dモデリングでもない限り自由に動かせる手足がないため画面上で行える歌、雑談、ゲームなどがやはり主流になってくる。しかしすでにどのジャンルにも先駆者がいて、その界隈で注目を集めることは難しい。歌配信などは大手じゃない限り、ほぼスキルに依存する。

しかし、2.5次元になることで話は一転。いろいろなことができるようになる。今まで使えていなかった自分の特技を生かすことができる。例えば、楽器の弾き語り、料理配信、食レポ、旅行vlogなどYouTuberでは王道だったけどVTuberは挑戦できなかったジャンルに、VTuberとして参入できるチャンスが生まれる。

かわいい服が好きならその服を紹介するのもよし、コスプレもよし、飼い猫をリスナーに自慢するのもよし。なんだってできる。ワクワクしてこないだろうか。

モデルも声もすごくかわいいのに部屋がかなり散らばっていて有名になった2.5次元vtuberもいるそうで、バーチャルとリアルを混合させることでギャップを生み出しやすいのかもしれないと思った反面、ただ実写を取り入れるのではなく2.5次元ならではのブランディングができるのは素晴らしいと感心した。

メリット③収益化しやすい 

上記からさらに踏み込んだ話をすると、VTuberの目標はやはり収益化だとう。VTuberとしての収入源は広告収入、投げ銭、案件、グッズ収入などが考えられる。

まず上記の「活動の選択肢が増える」の利点から地続きで「案件の可能性が増える」ということだ。これまでVTuberに案件を頼みたかったが、リアル活動者がメインのジャンルで頼めなかった企業にとっては朗報だろう。

そして一番期待できるのがグッズ収入、そしてリアルイベントの可能性だ。大手のVTuber事務所(にじさんじやホロライブ)は最近リアルイベントにも力を入れている。ただ、動かす技術や資金繰り、会場で見せるパフォーマンスや演出のクオリティのことを考えると、大手でないと実現しにくいのは事実である。

その点、2.5次元は、少なくとも「パフォーマンスができるモデリング」にこだわる必要がないため気軽にリアイベができる。もっと言えば、リスナーが会いに行けるVTuberとして自分を売れるということだ。リアイベをするとグッズ収入も期待できる。

またあまり大きな声では言えないが、ファンティアなどのサイトで少し際どい実写を公開しそのサブスクリプションで収入を得ている活動者もいる。 

メリット④ロールプレイ(設定)とのギャップを気にしないで済む

VTuberはだいたいロールプレイを取り入れているケースが多い。例えば「元・吸血鬼」だとか「天界からやってきたオタクの女の子」だとか。こうしたロールプレイ(=キャラクター性)は、活動を重ねていくうちに設定を忘れてしまったり、設定を気にせず自由に活動をするVTuberもいるが、VTuberのアイデンティティの一つであることは間違いない。

しかし、ロールプレイが足枷になってしまうこともあるのもまた事実だ。

もちろんロールプレイはワクワクするものなのだが、特定の地域や文化のことについて話してしまうとロールプレイが崩れてしまうし、一方で気にしすぎていると、うまく話ができなかったりと線引きがとても難しいのである。例えば、100年以上生きているエルフという設定のVTuberだと子供時代の話をしにくいものだ。もちろんリスナーもその点は「解っている」のでそこまで気にしないし、あえてリスナーからのツッコミ待ちといった高度なコミュニケーションに発展させること可能なのだが、この設定が、配信者自らを苦しめることも珍しくない。

2.5次元の活動者はロールプレイを利用していないことが多く、というのも、そもそも自身を「中身の存在する人間」として売る出しているため設定を気にすることなく、話の内容についてかなり融通がきく。これも大きなメリットであると感じる。いわば個人を特定されるもの以外かなり好きにしゃべれるため話に具体性や身近な話題を選びやすくなりリスナーとの距離も近くなるのかとも感じる。

9年目を迎えるVTuber業界はまだまだ成長する

今回は、VTuber業界の新たなトレンドになりつつある2.5次元VTuberについて改めて紹介をしたが、2.5次元として活動していくメリットが伝わっていれば嬉しい限りである。  中の人を出すことがタブーとされていた業界でいまや自ら実写をだし活動していく人がいるということに、はじめは驚いたが、この記事を書くにつれてこの業界はまだまだ進化していくんだなと感じる。キズナアイの誕生から9年。まだまだVTuber業界は成長をするだろう。これからも今では想像もつかない進化を遂げていくと思うと胸がときめくものだ。今後どうなるのか、どう進化していくのか大変楽しみである。

取材・文/ ^悪魔的ネッコ^

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