
働き盛りの20代・30代共働き夫婦。出会ったきっかけや、懐事情など現在の生活意識はどのようになっているのだろうか。
ソニー生命保険は、2024年11月15日~11月26日の12日間、全国の有職の配偶者(20歳~39歳。事実婚含む)がいる20歳~39歳の有職者に対し、「20代・30代共働き夫婦の生活意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名(男性500名、女性500名)の有効サンプルの集計結果を公開したので、注目のポイントをピックアップして紹介しよう。
結婚前の交際期間は平均3.1年、出会ったきっかけが「マッチングアプリ」「SNS」の場合は平均2.7年
全国の有職の配偶者(20歳~39歳。事実婚含む)がいる20歳~39歳の有職者1,000名(全回答者)に、結婚前の交際期間、同棲期間について質問した。
まず、全回答者(1,000名)に、自分たち夫婦の結婚前の交際期間を聞いたところ、「1年未満」(17.0%)や「1年~3年未満」(44.8%)、「3年~5年未満」(24.0%)に回答が集まり、平均は3.1年であった。
年代別にみると、交際期間の平均は、20代2.7年、30代3.6年と、20代のほうが0.9年短くなっている。
結婚前の同棲期間を聞いたところ、「結婚前に同棲はしていない」が37.8%で最も高くなった一方、同棲を行っていた回答についてみると、「6ヶ月未満」(16.9%)や「6ヶ月~1年未満」(19.9%)に回答が集まり、平均は0.7年。
また、結婚期間については、「1年~3年未満」(26.2%)や「3年~5年未満」(26.1%)、「5年~10年未満」(26.3%)に回答が集まり、平均は5.1年であった。
最初に出会ったきっかけを聞いたところ、「職場(アルバイト先除く)」(21.6%)が最も高くなっていた。職場恋愛が多いようだ。
次いで高くなったのは、「友人の紹介」(17.0%)、「学校(部活・サークル除く)」(15.6%)、「マッチングアプリ」(11.3%)、「飲み会・合コン」(9.2%)。
ここで、最初に出会ったきっかけが「マッチングアプリ」「SNS」の人(170名)について、結婚前の交際期間をみると、平均は2.7年となり、全体(3.1年)と比べて0.4年短くなっていた。
“この人と結婚しよう!”と思った結婚の決め手になったことを聞いたところ、「人柄」(49.3%)が最も高くなり、「価値観」(32.1%)、「容姿」(21.7%)、「礼儀正しさ」(17.3%)、「食の好み」(17.0%)が続いた。
男女別にみると、女性では「人柄」が55.8%と、男性(42.8%)と比べて10ポイント以上高くなっている。
20代・30代共働き夫婦の生きがいと趣味
全回答者(1,000名)に、生きがいになっているものを聞いたところ、「家族」(49.0%)が最も高くなった。家族がかけがえのない大切な存在だと感じている人が多いようだ。
次いで高くなったのは、「趣味」(35.8%)、「食事・お酒」(32.7%)、「友人との交流」(21.9%)、「仕事」(15.0%)。
男女別にみると、女性では「家族」は55.4%と、男性(42.6%)と比べて10ポイント以上高くなっている。
男女・年代別にみると、20代男性では「ボランティア」(11.6%)が他の層と比べて高くなる傾向がみられた。
また、自身の趣味を聞いたところ、「旅行」(32.0%)が最も高くなり、「外食」(25.0%)、「アニメ・漫画」(24.1%)、「ドラマ・映画」(20.1%)、「音楽」(19.6%)が続いた。
男女・年代別にみると、20代男性では「スポーツ」(24.4%)、30代男性と20代女性、30代女性では「旅行」(順に30.4%、35.2%、41.2%)が1位に。
2位と3位をみると、20代男性では2位「ゲーム」(23.6%)、3位「アニメ・漫画」(22.8%)、30代男性では2位「スポーツ」(29.6%)、3位「アニメ・漫画」(24.4%)、20代女性では2位「外食」(28.4%)、3位「美容・ファッション」(26.4%)、30代女性では2位「外食」(37.6%)、3位「アニメ・漫画」(29.2%)という結果になった。
趣味として挙がった全体の上位5項目について、それぞれ趣味として挙げた人に、誰と一緒に楽しむことが最も多いか聞いたところ、[旅行]と[外食]では「配偶者」(順に72.5%、69.6%)、[アニメ・漫画][ドラマ・映画][音楽]では「一人で」(50.2%、43.8%、50.5%)が最も高くなっていた。
男女別にみると、男性では[ドラマ・映画]と[音楽]で「配偶者」(51.9%、43.6%)が最も高くなっている