
食事中であろうが、歩行中であろうが、確認したい衝動に駆られるメールやLINE。そのため、好ましくない行為とわかりつつも、ついつい「ながらスマホ」をしてしまう人は多いのではないだろうか?
NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所はこのほど、全国の15~79歳男女6305名を対象に「携帯電話のマナーや人との交流に関する行動実態」を調査し、その結果を発表した。
1. メール/LINE/電話で交流を「行っている」「ときどき行っている」人は、5割以上が、ながらスマホを行っていると判明
全国15歳~79歳男女を対象に、人との交流頻度と、ながらスマホ(食事中、歩行中、人ごみの中)の関係について調査した。その結果、メール/LINE/電話で交流を行っている人ほど、ながらスマホを行う傾向にあり、「行っている」「ときどき行っている」人の場合、5割以上該当することがわかった。また、メール/LINE/電話で交流を「行っていない」人の場合、該当するのは3割程度となった。
図1-1. メール/LINE/電話での交流頻度と食事中のスマホ利用
[調査対象:全国・15~79歳男女の携帯電話所有者・n=6305]
図1-2. メール/LINE/電話での交流頻度と歩行中のスマホ利用
[調査対象:全国・15~79歳男女の携帯電話所有者・n=6305]
図1-3.メール/LINE/電話での交流頻度と人ごみの中でのスマホ利用
[調査対象:全国・15~79歳男女の携帯電話所有者・n=6305]
注:ながらスマホの利用における「行っている」は、「特に気にせず行っている」「多少気になるが行っている」「状況に迫られて仕方なく行っている」の合計。
出所:2024年一般向けモバイル動向調査
2. 旅行/趣味/外食で交流を「行っている」「ときどき行っている」人は、5割以上が、ながらスマホを行っている
旅行/趣味/外食での交流頻度と、ながらスマホ(食事中、歩行中、人ごみの中)の関係について調査した。その結果、図1のメール/LINE/電話での交流と同様に、交流を行っている人ほど、ながらスマホを行う傾向にあり、「行っている」「ときどき行っている」人の場合、5割以上該当することがわかった。また、旅行/趣味/外食で交流を「行っていない」人の場合、該当するのは3割程度となった。
図2-1. 旅行/趣味/外食での交流頻度と食事中のスマホ利用
[調査対象:全国・15~79歳男女の携帯電話所有者・n=6305]
図2-2. 旅行/趣味/外食での交流頻度と歩行中のスマホ利用
[調査対象:全国・15~79歳男女の携帯電話所有者・n=6305]
図2-3. 旅行/趣味/外食での交流頻度と人ごみの中でのスマホ利用
[調査対象:全国・15~79歳男女の携帯電話所有者・n=6305]
注:ながらスマホの利用における「行っている」は、「特に気にせず行っている」「多少気になるが行っている」「状況に迫られて仕方なく行っている」の合計。
出所:2024年一般向けモバイル動向調査
3. 旅行/趣味/外食で交流を「行っている」10代~30代の約7割は、ながらスマホを行っている
旅行/趣味/外食での交流頻度と、ながらスマホ(食事中、歩行中、人ごみの中)の利用率に関する年代比較を行った。その結果、概ねどの年代でも交流が多い人ほど、ながらスマホを行っている割合が高い傾向にあることがわかった。特に、ながらスマホを行っている割合が高いのは、交流を「行っている」10代~30代で約7割いることがわかった。
図3-1. 旅行/趣味/外食での交流頻度と食事中の利用率(年代別)
[調査対象:全国・15~79歳男女の携帯電話所有者]
図3-2. 旅行/趣味/外食での交流頻度と歩行中の利用率(年代別)
[調査対象:全国・15~79歳男女の携帯電話所有者]
図3-3. 旅行/趣味/外食での交流頻度と人ごみの中での利用率(年代別)
[調査対象:全国・15~79歳男女の携帯電話所有者]
注1:n数の詳細は別添csvファイルを参照。
注2:50%を基準に青は高い割合、赤は低い割合を示す。
出所:2024年一般向けモバイル動向調査
<調査概要 ―「2024年一般向けモバイル動向調査」―>
調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6305(抽出条件により変わる)
サンプリング QUOTA SAMPLING 性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
調査時期 2024年1月
出典元:NTTドコモ モバイル社会研究所
構成/こじへい