
iPhoneを一括1円や一括0円で購入する方法はないが、格安SIMやキャリアのタイミングにより、月々1円など極めて安く購入することは可能だ。この記事では、iPhoneをお得に買う方法を紹介する。
目次
今や10万円以上の価格帯が当たり前のiPhoneシリーズ。キャンペーンを利用して、一括1円や一括0円で購入できないか模索している人も多いのではないだろうか。
この記事では、iPhoneをできる限り安く購入する方法を紹介。ひとつ前以上のモデルなら、各社のキャンペーン適用により、非常に安く購入できるケースもある。
2025年3月4日時点の情報ではあるが、最新情報を掲載しているため、iPhoneをお得に買いたい人はぜひ参考にしてほしい。
iPhoneを一括1円・一括0円で買う方法は?
2025年3月4日時点で、iPhoneを一括1円または一括0円で購入する方法はあるのか、そしてiPhoneをよりお得に購入する方法を解説する。
■端末のみの購入・新規契約では1円・0円での購入ができない
2025年4月現在、回線契約なしの端末のみの購入や、新規契約において、iPhoneを一括1円や一括0円で購入できるキャンペーンは存在しない。要因としては、電気通信事業法や、電気通信事業法第27条の3に関わるガイドラインの改正が影響している。
改正後の電気通信事業法では、端末代金と通信料金を完全に分離してサービスを提供することや、過度な囲い込みを禁止することなどが目的として掲げられており、各通信業者はこれらのルールに従ったかたちだ。
■MNP乗り換え+2年レンタルキャンペーンを狙おう
iPhoneをできる限り安くお得に購入するには、主にMNPでの乗り換えや、iPhoneの2年レンタルサービスを活用する方法が有力な手段といえる。
各通信業者は、より多くの顧客を獲得するため、他社からの乗り換えユーザーや、人気のiPhoneを求めるユーザーを対象としたキャンペーンには特に力を入れている。
ほとんどの通信事業者の公式サイトでは、キャンペーン一覧を掲載したページが用意されているため、一度じっくりとチェックしてみると良いだろう。
■型落ちiPhoneなら投げ売りされるケースもある
最新モデルにこだわりがなければ、数段階型落ちしたiPhoneを狙うのもおすすめだ。
最近はiPhone16やiPhone16eが発売されたこともあり、第三世代のiPhoneSEが投げ売りされたり、iPhone15以前がさらに安くなったりするケースも珍しくない。
製品販売ページでは、最新のモデルに注目しがちだが、ぜひ型落ちiPhoneの販売ページもチェックしておこう。
iPhoneが特に安く買えるキャリア・格安SIM・店舗
iPhoneが安く購入できる通信事業者はいくつかあるが、その中でも特にiPhoneをお得に購入できる通信事業者を紹介する。なお、各種キャンペーンは突然内容が変更されたり、終了したりすることもあるため、気になるキャンペーンは必ず公式サイトで確認しよう。
■【ワイモバイル】iPhoneSEが月545円~
ソフトバンクの格安プラン、ワイモバイルでは、機種の2年レンタルサービス「新トクするサポート」を利用したiPhoneSEの購入が特に安い。分割購入にはなるが、新トクするサポートの加入でiPhoneSEを購入すると、月545円~の支払いで新品のiPhoneを購入できる。
このほかにも、認定中古品のiPhone13なら34,920円で一括購入が可能だ。ただし、認定中古品のiPhoneは、色や容量を自由に選べないこともあるため注意しよう。
なお、当該キャンペーンはMNP乗り換えまたは新規契約が対象となる。
■【ソフトバンク】iPhone15/iPhone14などが月1円~
ソフトバンクでも、機種の2年レンタルサービス「新トクするサポート」を利用したiPhoneの購入が安い。例えばiPhone14やiPhone15は、新トクするサポートの加入により、月1円~の支払いでiPhoneを購入できる。
ただし、MNP乗り換えまたは新規契約が対象となり、機種変更の場合は月1円で購入できない。また、iPhoneのPlusモデルや、容量が大きいモデルは月1円の支払いよりも高くなるため、必ずソフトバンクの公式サイトで価格をチェックしよう。
■【ahamo】iPhone15を23ヶ月目に返却すると月1,914円に
ドコモの格安プラン、ahamoでは、2年レンタルサービスの「いつでもカエドキプログラム」を利用するとiPhoneを安く購入できる。
例えば、iPhone15の場合、最も容量の小さい128GBモデルが月1,914円の支払いで購入可能。2025年3月4日時点では、iPhone15シリーズのほか、iPhone14シリーズ、第三世代iPhoneSEも対象となっている。
■【その他】家電量販店の独自キャンペーンにも注目
家電量販店には、キャッシュバックやポイント還元を利用した独自の割引キャンペーンを実施していることがある。
タイミングやキャンペーンの内容は各店舗により異なるため、買い物のついでに立ち寄ってみると良いだろう。なお、家電量販店のキャンペーンには、オプションの加入など条件がいくつか設けられていることもあるため、内容をしっかりと確認してから判断しよう。
その他のiPhoneキャンペーン情報
ここまで紹介した通信事業者以外でも、iPhoneのキャンペーンを実施しているところがいくつかあるため紹介する。
■楽天モバイル
楽天モバイルには、端末の2年レンタルサービス「買い替え超トクプログラム」の利用で、型落ちiPhoneから最新のiPhoneまでお得に購入できる。
例えば2025年2月28日に発売されたばかりのiPhone16eは、買い替え超トクプログラムに加入すると、月2,183円~の支払いで購入が可能だ。
■au
auのオンラインショップでは、iPhone14の128GBモデルで、なおかつ一部のカラーに限って在庫が残っており、いくつかラインナップされているiPhoneシリーズの中でも特に安く購入できる。
auも例にもれず、2年レンタルサービス「スマホトクするプログラム」の利用が前提となるが、乗り換えや新規契約での購入が安い。特に他社やpovo2.0からのMNP乗り換えでは、月3円と非常に安く購入が可能だ。
■UQモバイル
UQモバイルでは、端末の2年レンタルサービス「スマホトクするプログラム」の利用に加え、加入するプランやオプションの条件が設けられているものの、iPhone14の128GBモデルが特に安い。
他社からのMNP乗り換えで、なおかつ「コミコミプラン+」と「増量オプションⅡ」への加入、「スマホトクするプログラム」の利用で、iPhone14が月3円から購入できる。
iPhoneの購入に関するQ&A
iPhoneの購入に関してよくある疑問と回答をまとめた。気になる項目があれば参考にしてほしい。
■iPhoneを一括設定する方法は?
iPhoneを一括設定する手順は以下の通り。なお、通信事業者によって手順が若干異なることがあるため、詳細は契約している通信事業者のヘルプページなどを確認すると良いだろう。
- WiFi通信をオフにしてモバイル通信へ切り替える
- プロファイルの専用ダウンロードページへアクセスする(各通信事業者ごとに用意されている)
- 画面の案内に従ってプロファイルをダウンロードする
- iPhoneの設定アプリを開き「プロファイルがダウンロードされました」などの表記をタップする
- 画面右上の「インストール」をタップする
- 画面の案内に従ってインストールを完了させる
■一括購入と分割購入はどっちがお得?
端末の2年レンタルサービスと、一括購入の支払い金額を比較した場合、2年で端末を返却するのであれば分割で購入する方が総支払額自体は安い。しかし、通常の分割購入や一括払いの金額は、通信事業者によって大きく異なることがあり、一概に「どちらがお得」と断言するのは難しい。
また、端末の2年レンタルサービスを最大限お得に活用するには、2年で端末を返却する必要がある。それぞれの購入手段にあるメリット、デメリットをじっくり考えたうえで、自分に適した方法でiPhoneを購入しよう。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部