
連載/山田美保子の「ギョーカイ裏トレンド図鑑」
その昔、「芸能人は歯が命」というコピーで売る歯磨き粉があった。今もそれは変わらないが、新たに言われているのは「芸能人は眉が命」。
毎日メイクをする大人の女性にとってはもちろん、「眉だけは描く」という男性にも、その行為はもっとも時間がかかり、上手に描けなかった日は朝から晩まで憂鬱な気持ちになるものだ。
それに引き換え、芸能人の眉というのはハッキリ、キレイに描けているし、太さやカーブ、カラーなどがその人の顔にピッタリ合っていて本当に羨ましくなる。
出演の場合、その眉を描くのはメイクさんだが、描いてもらっている内に自分でも正しい描き方や毛の整え方を会得できるようになるのだとか。繰り返しになるが心から羨ましく思う。
デキるビジネスパーソンが集うサロン『オクリ』
そんな“眉毛迷子”の皆さんに朗報だ。青山通りの高級スーパー『紀ノ国屋』の奥にある「ポルトフィーノ」B棟地下にある『スパネイル&オクリ表参道』は、ネイルサロン『スパネイル』とアイブロウ&アイラッシュのサロン『オクリ』が合体。ネイルチェンジのタイミングで眉メイクや、まつげのケアができることが人気だ。
「同じ店内で複数の施術を受けたい」というのは忙しい女性の切なる願い。もちろん、ネイルだけ、アイブロウだけでも受けられ、眉の手入れには男性客も増えつつあるという。
「いわゆる美容男子の皆さんに限らず、営業担当のビジネスマンや、プレゼンテーションや株主総会など、多くの方の前に立つ機会を控えた方が、お手入れにいらっしゃいます」とはスタッフの弁。
専用のコスメは、ハイライター&コンシーラー、パウダー、ペンシル、アイブロウマスカラの4品で、『オクリ』の「アイ オールマイティ筆」(熊野筆)も強い味方だ。
その人の骨格に合った眉を作るため、ワックスや毛抜きを使うので、事前に問診票のような細かいチェックをしつつ、使用している基礎化粧品まで報告をする。それから施術に入るという極めて丁寧で安心な『オクリ』なのだ。
施術中、何度も手鏡を持たせてもらい、相談しながら眉メイクを完成させていくのだが、完成して手鏡を覗いた時には、アイメイクをしていないというのに目がパッチリするし、輪郭もシュッとして小顔効果まであることが確認できる。
恥ずかしながら筆者のビフォー&アフターを披露したい。
アイブロウを整えてもらっている間は、オプションでフットケアや膝から下のマッサージもしてもらえて、リフレッシュタイムになると、こちらも男性客に人気だそうだ。
「骨格や好みに合わせたプロの眉メイク」、是非ご体験を!
「スパネイル&オクリ表参道店」
107‐0061
東京都港区北青山3丁目15-5
ポルトフィーノB棟B1F
03 (3797)9199
取材・文/山田美保子
1957年、東京生まれ。初等部から大学まで青山学院に学ぶ。ラジオ局のリポーターを経て放送作家として『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)他を担当。コラムニストとして月間40本の連載。テレビのコメンテーターや企業のマーケティングアドバイザーなども務めている。