
■連載/阿部純子のトレンド探検隊
ワークマンとLDH JAPANとの新コラボプロジェクト「EXILE×WORKMAN」から誕生した新ブランド「ZERO-STAGE(ゼロステージ)」が全国のワークマン、WORKMAN Plusの店舗、オンラインストアにて販売を開始した。
ZERO-STAGEはLDH JAPANの代表的グループEXILEのTAKAHIROさんがモデル&監修を務めたワークウェア&アクティブウェアの新ブランドとなる。
高機能×スタイリッシュな作業服「ZERO-STAGE」
従来の作業服のイメージを変える「高機能×スタイリッシュ」なワークウェアを提案するZERO-STAGEは、ワークマンの原点である作業服の最高スペックの製品を目指して開発された。
帝人フロンティアの超高機能サマー素材を採用し、ストレッチ性、吸汗速乾性、通気性、UVカット、帯電防止、透けにくい、しわになりにくい、さらさらとした触り心地といった様々な機能を持つ、夏の作業に適したワークウェアになっている。
人間の動きをデジタル解析することによって、体と服がうまく連動しているかを調べる3D着圧検証を行い、着用時や動いた際に負荷のかかる部分のパターンを調整。しゃがむときに発生する膝と腰のあたりに圧を最大限緩和して、動きやすくシルエットもきれいに保つ。
ZERO-STAGEのラインナップは、「ZERO-STAGE長袖ジャケット」(3,900円)、「ZERO-STAGE長袖シャツ」(2,900円)、「ZERO-STAGE半袖ワークシャツ」(1,900円)、「ZERO-STAGEカーゴパンツ」(2,900円)、「ZERO-STAGEスラックス」(\2,900)。
TAKAHIROさんが素材選びからカラーリング、ロゴの位置など細かいところまでこだわって監修したスポーツにも最適なカジュアルウェアの「トラックウェアシリーズ」。オンライン限定の製品で、「ZERO-STAGEトラックパーカー」(2,900円)、「ZERO-STAGEトラックジョガー」(2,500円)、「ZERO-STAGE半袖Tシャツ」(1,500円)のラインナップ。
トラックウェアシリーズは帝人フロンティアの「SOLOTEX」の素材を使用。張り感もありながらストレッチ性も確保、トレーニングウェアとしても、タウンウェアとしてもスタイリッシュに着こなせる。
50回洗濯しても撥水が落ちない「耐久撥水機能」を搭載し、水滴が浮くほどの撥水機能を持っている。
建築業経験者のTAKAHIROさんが作業服に込めた想いを語る
発表会では、ZERO-STAGEのモデル&監修を務めたEXILE TAKAHIROさんと、株式会社ワークマン専務取締役 土屋哲雄氏のトークセッションが開催された。
TAKAHIROさん「美容師を志して上京しましたが、諦めきれなかった歌手の夢を追いかけて、いったん美容師を辞めて、荷揚げ屋や内装屋などの現場仕事をしていました。当時はワークマンの作業服を愛用していたので今回お話をいただけたことに縁を感じました。よく現場で大きな声で歌っていて怒られたのを思い出しました(笑)。
最近はワークマン女子という言葉もよく耳にしていて、アウトドアやキャンプブームの中で、女性の方もよく着用されている印象を持っています。実は去年仕事で地方に行った際に、トレーニングしたかったんですけどウェアを忘れてしまって、近くのWORKMAN Plusを探してトレーニングウェアを購入しました。今でも愛用しています」
土屋氏「ワークマンとTAKAHIROさんに接点があったと聞き驚きました。常連のお客様から値札を見ないで安心して購入できるという言葉をいただくほど、ワークマンは価格や機能については絶対的な自信があります。
ワークマン女子、カラーズと新業態を展開していましたが、ワークマンの本業はやはり作業服。ワークマンは作業服が良くならないとダメなんです。そこで『ワーク強靭化宣言』を今年発しまして、若い人もベテランも着たくなるような斬新な作業服を作っていくことになりました。
ワークマンの本業である作業服もおしゃれに進化させようと掲げているのがワーク強靭化宣言で、その代表的な製品が今回のZERO-STAGEです。今までのワークマンは機能と価格と言い続けてきてそれも重要ですが、職人さんが自ら着てみたいとか、着ると誇りを持てるというようなかっこよさが必要だと思っています。EXILEさんは日本のかっこいい男性の代表ですので、今回一緒にコラボができて大変うれしく思っています」
TAKAHIROさん「EXILEに加入して20年近く経ちますが、アーティスト業も職人さんも通じる部分があると感じています。僕らの仕事は音作り、ステージ作り、パフォーマンスに向けての体力体作りですが、職人さんも更地のゼロベースから1を作り上げる、とても大切な作業をされている。そこに共感を覚えます。みなさんにもこのZERO-STAGEというタイトルに共感をいただけたらと、リスペクトを込めて付けさせていただきました」
土屋氏「直近の4年間は新業態に集中してきたため、本業の作業服が手薄になった感がありました。また作業服は10年周期で製品を開発しますので、その端境にあったタイミングでもあったことから作業服のリニューアル『ワーク強靭化』を打ち出しました。そのために作業服の開発者を強化し、割合を8割にしてほぼ専任化しました。
『働く人を元気に』というキャッチコピーで、今までは機能と価格で売ってきましたが、今回のTAKAHIROさんとのコラボを始め、もう少し感性に訴える方へシフトしていき、ZERO-STAGEは『プロが輝く』というキャッチコピーを作りました。
ワークマン、WORKMAN Plus店舗はTAKAHIROさん一色で埋め尽くします。1店舗で1日150人強のお客様が来ますので、1年間で5000万人の方の目に留まる。TAKAHIROさんを見てワークマンは変わった、作業服にかなり力を入れていると思ってくださるお客様も増えると思います」