
AppleからM4チップの圧倒的に高速なパフォーマンスと、最大18時間のバッテリー駆動時間、新しい12MPセンターフレームカメラを備え、価格は据え置きの新しいMacBook Airが発表された。すでに予約受付が開始されており、2025年3月12日より発売が開始される。
13インチと15インチの2タイプがラインアップされ、価格は13インチモデルが16万4800円(税込)から、15インチモデルは19万8800円(税込)から。本体カラーはスカイブルー、ミッドナイト、スターライト、シルバーがラインアップされている。
M4搭載でパフォーマンスを次のレベルへ
M4チップはパワフルな10コアのCPUと最大10コアのGPUを採用。最大32GBのユニファイドメモリに対応しているため、新しいMacBook AirはM1モデルより最大2倍高速になった。最速のIntelベースのMacBook Airと比較した場合、M4モデルは最大23倍高速なパフォーマンスを実現するという。
また新しいMacBook Airのバッテリー駆動時間は最大18時間で、IntelベースのMacBook Airからアップグレードする場合は最大6時間長くなるため、1回の充電でさらに多くの作業を行なえるようになる。
また、M4チップのパワフルなNeural EngineはAIベースのタスクを加速させ、M1搭載のMacBook Airよりも最大3倍高速で、写真の自動補正やビデオからの背景ノイズ除去などのタスクの速度を大幅に向上させる。
MacBook AirのM4チップにより「シヴィライゼーション VII」のような負荷の高いゲームのパフォーマンス向上が期待できる。
■これまでにない新たな色合いとなるスカイブルーが登場
MacBook Airのカラーラインナップに、まったく新しいスカイブルーの選択肢が加わった。
光が表面に反射するとダイナミックなグラデーションが生まれる、美しいメタリックな淡いブルーのスカイブルーが、ミッドナイト、スターライト、シルバーに加わり、MacBook Airのカラーオプションのラインアップが完成した。
スカイブルーを含むすべてのカラーオプションには、ボディのカラーに合わせたMagSafe充電ケーブルが付属する。
Apple Intelligenceのために設計されたMacBook Air
ユーザーは、Image Playgroundで自分らしさをビジュアル表現するクリエイティブな新しい方法を探ったり、ジェン文字でぴったりの絵文字を作ったり、作文ツールで文章をより一層ダイナミックにしたりすることが可能になる。
新しいSiriの機能強化により、ユーザーはリクエストの方法を声とテキストの間でスムーズに移行できるほか、SiriはMacの機能や設定に関する何千もの質問に回答でき、Macの操作方法について手順を詳しく説明することもできる。
作文ツールとSiriにChatGPTがシームレスに統合されたため、ユーザーはChatGPTの専門知識を活用でき、作業をこれまで以上にすばやく、簡単に使いこなせる。
そしてユーザーは、アカウントを作成しなくても無料でChatGPTにアクセスできる。この無料アクセスにはユーザーのプライバシー保護が組み込まれており、ユーザーのIPアドレスは匿名化され、OpenAIはリクエストを保存しない。
ユーザーは、作文ツールとSiriと、ChatGPTとの統合を有効にするかどうかを選択でき、使用するタイミングやどの情報が共有されるかを完全に管理できる。
Apple Intelligenceを活用したImage Playgroundにより、テーマ、衣装、アクセサリ、場所などのコンセプトを選択して、楽しくユニークな画像をMacBook Airで簡単に作成することができる。
■ディスプレイへの対応を強化
オフィスで複数のウインドウを開いてマルチタスキングをこなすビジネスユーザーから、寮で複数のアプリを使って大規模なプロジェクトに取り組む学生まで、MacBook Airでは、コンテンツの表示や操作がしやすいように誰でも簡単にマルチディスプレイを設定することができる。
作業領域を広げたいユーザーのために、MacBook Airは内蔵のLiquid Retinaディスプレイに加えて、新たに最大2台の6K外部ディスプレイに対応している。
そのディスプレイには、最大500ニトの輝度、10億色への対応、同等のWindowsノートパソコンと比べて最大2倍の解像度を備えたあざやかな13.6インチまたは15.3インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載。コンテンツは細部までクリアで鮮明に、文字はどこまでもシャープに映し出される。
■新しい12MPセンターフレームカメラを採用
ビデオ品質が向上した新しい12MPセンターフレームカメラにより、MacBook Airのユーザーは自宅でも学校でも仕事場でも、最高の自分を映し出すことができる。
センターフレームは、ユーザーが動き回っても自動的にユーザーをフレームの中心に保つので、FaceTimeで友人や家族とつながる時や、重要な会議に参加する時に最適だ。
また、デスクビューにも対応しており、ユーザーと、デスクを上から見た映像を同時に表示できるので、最新のDIYプロジェクトを見せたり、仕事でプロトタイプを発表したりする際に、ビデオ通話がさらに魅力的になる。
デスクビューは、ユーザーと、デスクを上から見た映像を同時に表示できるので、最新のDIYプロジェクトを見せたり、仕事でプロトタイプを発表したりする際に、ビデオ通話がさらに魅力的になる。
新しいMacBook Airの主な仕様
13インチモデルはM4チップ<10コアCPU+8コアGPU>(10コアCPU+10コアGPU搭載M4に変更可能)、メモリは16GB/24GB/32GB、ストレージは256GB SSD/512GB SSD/1TB SSD/2TB SSD、13.6インチ(対角)Liquid Retinaディスプレイ、高さ11.3×304.1×奥行き215mm、1.24kg。
15インチモデルはM4チップ<10コアCPU+10コアGPU>、メモリは16GB/24GB/32GB、ストレージは256GB SSD/512GB SSD/1TB SSD/2TB SSD、15.3インチ(対角)Liquid Retinaディスプレイ、高さ11.5×340.4×奥行き237.6mm、1.51kg。
関連情報
https://www.apple.com/jp/mac/
構成/清水眞希