「ホテル優待」の注意点もある!
これまで「ホテル優待」の人気銘柄として、サムティホールディングスがありましたがTOBが成立し、株主優待制度は廃止。200株以上で株式数に応じて、対象ホテルの無料宿泊ができる内容で、多くの優待族からも人気でした。
「ホテル優待」でも現金を支払わなくてもよい無料宿泊券もあれば、お金を払わなくてはいけない割引宿泊券もあります。無料宿泊券がもらえる「ホテル優待」は、一般的に多くの株数が必要になることが普通です。
そして、冷静に「何株保有しなくてはいけないか、いくら必要か」を計算してみると、楽天トラベルやじゃらんといったECサイトからの予約がポイント還元も高いことがあります。そのうえ、ホテルも指定ホテルではなく自由に選べるといった声も聞かれます。
例えば、新設されたツカダ・グローバルホールディングでは、1万株以上・3年未満であれば、5,000円分(年間1万円分)の優待券と宿泊1泊招待券1枚(年間2枚)がもらえ、この無料で泊まれる宿泊1泊招待券はとても魅力的に思えますが、1万株を買うためには567万円(手数料は含まない)が必要なので、気軽に買える額ではありません。
また、トーセイでは3,000円分のホテル宿泊券がもらえますが、株主優待は100株の条件のみ。1人で200株や300株を買うよりも家族名義でそれぞれ100株を取得して、株主優待券を「合算」するといったテクニックも必要そうですが、それでも、家族4人で1万2,000円分。足りない分は支払う必要があります。
・STEP1:「ホテル優待では無料利用したいのか割引利用したいのか考える」
・STEP2:家族名義も取得して合わせて使う
そして、ホテルを予約する際に、予約サイトからの方だとポイント還元が多いなら、株主優待にこだわりすぎないこと。優待券を宿泊以外の用途で使えるか知っておくと、無駄なく使えることでしょう。
共立メンテナンスでは100株であれば2,000円分の株主優待割引券、年2回、年間4,000円分がもらえます。ドーミーインの宿泊料金を検索すると1万円はかかるため足りないように思います。そこで、少額なら温浴施設の「明神の湯」で使うほか、共立トラストネットショップで通販利用を検討してもよいわけです。紹介しなかったウェルス・マネジメントでは株主優待券を返送するとシャインマスカットやフォションホテル京都の詰合せと交換できます。
全額支払えないようなら誰かに譲ってまとめて使うことや、もしくは他の商品に交換できる方法などまで考えておけると使いやすいでしょう。
文/谷口久美子