
春のテレビ番組改編期が間近に迫り、新ドラマの情報が続々と出てくる中、新生活が始まることで生活スタイルに大きな変化が訪れる人も多くなるだろう。そのため、春の新ドラマの視聴環境にも影響があることが考えられる。
そこで、パナソニックは、地上波での春の新ドラマ放映シーズンを前に、新生活経験者でこれまでに春の新ドラマを視聴したことがある20~40代の男女800名を対象に、地上波の春の新ドラマ視聴スタイルに関する実態調査を実施した。
これまでの春の新ドラマ、リアルタイム視聴が最多も「後から配信」「後から録画」での視聴が共に4割超え
まず、これまで新生活シーズンに始まる春の新ドラマはどの方法で視聴していたかを聞いたところ、「テレビでリアルタイム」が55.1%で最多という結果に。
しかし、「動画配信サービスで後から」が47.3%、「録画をしてから後から」が45.8%と、共に4割を超えており、忙しい新生活は自分のペースで視聴できる利便性の高さが求められる傾向にあることがわかった。
続いて、新生活が始まり生活リズムの変化を受け、リアルタイムで見たかった春の新ドラマを見逃してしまい悔しい経験をしたことがあるかを聞いたところ、「ある」と回答した人が68.9%と約7割に上った。
さらに、リアルタイムで見たかった春の新ドラマを動画配信サービスでも見逃してしまい悔しい経験をしたことがあるかを聞いたところ「ある」と回答した人が82.6%と8割を超え、新生活の忙しさがドラマ視聴にも影響を与えていることがわかる結果となった。
ドラマを見逃したときの悔しさを解消するために、録画機能や配信サービス活用のニーズも今後も高まることが予想される。
生活リズムの変化から春の新ドラマを視聴するタイミングに変化があったかを聞いたところ「ある」と回答した人は55.4%と半数以上に。さらに春の新ドラマを視聴するタイミングがどのように変化したかを聞いたところ、「休日に一気見」が63.9%で圧倒的に多い結果に。
新生活シーズンは、忙しい平日に視聴できなかったドラマを休日にまとめて観る「一気見」のニーズが強まる傾向にあることがわかった。
新生活のドラマ視聴において2人に1人がテレビやレコーダー、HDDなどで録画機能を活用する機会が増えた
新生活での生活リズムの変化から、ドラマを視聴する際にレコーダー・HDDなどの録画機能、動画配信サービス等を活用することは増えたかを聞いたところ、54.3%が「増えた」と回答し、新生活スタート時は2人に1人が録画や配信サービスを活用していることが分かった。
さらに、録画機能や動画配信サービスの活用が増えたことで実施したことを聞くと、「レコーダーやHDDの購入」「動画配信サービスを視聴できるテレビを購入した」を合わせると40.5%が視聴のためにAV機器を購入したと回答している。
性別で見ると、「動画配信サービスについて調べた」などの情報収集は女性の方が多く、実際に録画機器を購入しているのは男性の割合が高い。
春の新ドラマの視聴は録画や配信を活用した視聴方法が主流になりつつあると考えられ、AV機器のアップグレードや視聴方法を見直す人も多いことから、春の新ドラマへの期待が高いことが推測される。
新生活での生活スタイルの変化から、動画配信サービスや録画済のドラマを深夜(23時以降)に視聴することが増えた経験があるかを聞いたところ、57.9%が「ある」と回答。
さらに、動画配信サービスや録画したテレビ番組を深夜に見る理由を聞いたところ、「リラックスするため」が最多となり、日中の忙しい生活リズムから解放される時間帯に、心地よくリラックスしながらドラマを楽しむ人が増えていることが浮き彫りに。
このことから、深夜はリフレッシュやストレス解消に費やす時間と考える人が多く、ドラマを見るための時間として定着しつつあることがうかがえる。