DIME MAGAZINE
多感な時期を過ごすイマドキの中高生たち。令和を生きる彼らの感性に刺さるお笑い芸人とは、いったい誰なのだろうか？
スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」はこのほど、全国の中高生1030名を対象に「一番好きなお笑い芸人と今後ブレイクしそうな芸人」に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。
お笑いが好きな割合は、男子中学生と高校生男女で8割弱
中高生に、漫才やコント、大喜利、モノマネなどをすべて含めて、どのくらいお笑いが好きかを聞いた。
お笑いが好き（「とても好き」「やや好き」の合計）と回答した割合は、女子中学生で7割弱、男子中学生と高校生男女では8割弱となった。特に男子中学生は「とても好き」の割合が3割強で、女子中学生や高校生よりも高くなっている。
一番好きなお笑い芸人は？中高生の男女で人気がわかれる結果
中高生に、一人で活動しているピン芸人やコンビ・グループで活動している芸人などすべて含めて、「一番好きなお笑い芸人」を聞いた（2025年1月調査時点）。
※お笑いをふだん見ない／好きではない場合でも、この人だけは好きという人がいれば回答してもらった。
まず中学生の結果をみていく。
グラフにはないが、中学生全体では「令和ロマン」「サンドウィッチマン」が僅差で1位、2位となった。
男子中学生でも「令和ロマン」「サンドウィッチマン」が僅差でTOP2だが、女子中学生では、女性コンビの「ガンバレルーヤ」が1位となった。
次に高校生の結果を見ていく。
グラフにはないが、高校生全体では、1位が「サンドウィッチマン」、2位が「NON STYLE」となった。
男子高校生では「陣内智則」が1位となり、「サンドウィッチマン」は2位にランクインした。一方、女子高校生では「サンドウィッチマン」が1位、「NON STYLE」が2位という結果となった。
中高生、男女別、それぞれでランキングに違いが出ていたが、「サンドウィッチマン」「千鳥」は男子女子、中学生・高校生すべてでランクインしており、幅広く人気があることがうかがえる。
中高生に人気のお笑い芸人、その魅力とは？
中高生が「一番好き」と回答したお笑い芸人について、好きな理由を聞いた（2025年1月調査時点）。中高生でそれぞれ上位にランクインしたお笑い芸人を中心にみていく。
※紹介順は、全体の回答数が多い順
【「サンドウィッチマン」（女子高校生1位／ほかすべての層でもランクイン）を好きな理由】
「ネタがおもしろいから」「ボケやツッコミがおもしろい／うまいから」が7割超の高さでTOP2になった。また、「コンビ／トリオの仲がいいから」「性格がいい（よさそう）だから」も、ほかのお笑い芸人と比べて高い割合だった。
【「令和ロマン」（男子中学生1位／女子中学生2位／男子高校生5位）を好きな理由】
『M-1グランプリ』2連覇の「令和ロマン」は、「ネタがおもしろいから」が7割強で1位となった。「頭がいいから／頭の回転がはやいから」「動画配信（YouTubeなど）がおもしろいから」といった理由も割合が高めだった。
【「陣内智則」（男子高校生1位／男子中学生4位）を好きな理由】
「ネタがおもしろいから」が8割台後半で1位となった。「個性的／ユニークだから」「動画配信（YouTubeなど）がおもしろいから」の割合も高くなっていた。
【「千鳥」（すべての層でランクイン）を好きな理由】
好きな理由の1位は「ボケやツッコミがおもしろい／うまいから」が7割台半ばとなった。2位は「トークがおもしろいから」が6割台半ばでランクインした。
【「NON STYLE」（女子高校生2位／男子高校生3位）を好きな理由】
「ネタがおもしろいから」が8割台後半で1位となり、2位は「ボケやツッコミがおもしろい／うまいから」も7割台半ばと高い割合で続く。また、ランキング外だが「動画配信（YouTubeなど）がおもしろいから」も3割強となっていた。
【「ガンバレルーヤ」（女子中学生1位）を好きな理由】
「明るい／元気があるから」が5割弱で1位となり、2位以降「出演・配信しているテレビ番組がおもしろいから」「コンビ／トリオの仲がいいから」も高めの割合で続いていた。
そのほかにも、一番好きなお笑い芸人の女子中高生で3位の「チョコレートプラネット」は、「明るい／元気があるから」「出演・配信しているテレビ番組がおもしろいから」といった理由が高めの割合となった。
中高生が注目するネクストブレイク芸人1位は「バッテリィズ」
中高生に、これからブレイクしそうだと思うお笑い芸人について、一番あてはまる人を自由記述式で回答してもらった（2025年1月調査時点）。
※「わからない／特にいない」という回答は除いてランキング化している。
これからブレイクしそうだと思うお笑い芸人の全体1位は「バッテリィズ」で、女子中学生を除くすべての層で1位となった。全体2位は「令和ロマン」で、女子中学生では1位になっている。
男子中学生では、「真空ジェシカ」、男子高校生では、「エバース」がそれぞれ2位にランクインした。女子高校生では2位の「令和ロマン」と3位の「9番街レトロ」が拮抗している。
『M-1グランプリ2024』決勝進出組の名前が多くあがっており、影響力の大きさがうかがえる。
女子中学生の3位は、「青木マッチョ（かけおち）」となった。このほかに、男子中高生では「春とヒコーキ」「やす子」がネクストブレイク芸人の上位にランクインしている。
＜調査概要＞
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象：日本全国の中学生、高校生の男女
実施時期：2025年1月10日～2025年1月14日
有効回収数：1030サンプル
※性別年齢構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100％にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある
出典：リサーチノート
構成／こじへい
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