小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

DeepLが言語AIプラットフォームに新機能Clarifyを追加、ビジネスシーンでの高品質な翻訳をインタラクティブに実現

2025.03.09

翻訳プロセスを通じてユーザーと積極的に関わり、曖昧さを解消

言語AIの世界的な先進企業であるDeepLから、次世代大規模言語モデル(LLM)を搭載した、AI翻訳にインタラクティブ性をもたらす革新的な新機能「Clarify」が発表された。

Clarifyは、翻訳プロセス全体を通じてユーザーと積極的に関わり、曖昧さを解消する。翻訳に対するより高度なコントロールを可能にする、インタラクティブなAIコンパニオンかつ言語の専門家として機能することで、顧客体験を一変するという。

同社では「ユーザーにとってさらにパーソナライズされ、高品質かつニュアンスまで正確に捉えた翻訳が、Clarifyによって実現します。この新機能は、DeepLの世界中の20万社を超える急成長中のビジネス顧客ネットワークにおいて、国境を越えたシームレスなコミュニケーションを推進します」と説明している。

■DeepLの特化型言語AIプラットフォームについて

DeepLの特化型言語AIプラットフォームは、文脈を理解した高精度な翻訳で既に高い信頼を得ており、Google翻訳やChatGPT-4と比較して、同じ品質の翻訳結果を出すために必要な校正回数は2~3分の1であることが証明済だ。

また、数千人に及ぶプロの翻訳家の専門知識を活用してモデルを訓練している。

こうした背景のもと、新たに発表されたClarifyは、初めてインタラクティブな人間とAIの協働を実装することで、ユーザー体験を一段と向上させた。Clarifyを利用することで、専門家やナレッジワーカーは翻訳プロセス全体により深く関与し、必要とするレベルまで翻訳を最適化できるようになり、それぞれの文脈や要件に確実に対応した翻訳を得ることが可能になる。

また、この機能は、非ネイティブスピーカーが見落としたり、困難に感じたりするようなニュアンスを特定することもでき、ビジネスに不可欠なユースケースに求められる最高レベルの正確性と明瞭性を常に確保した翻訳を実現する。

■Clarifyの仕組み

DeepL翻訳にテキストを入力すると、まずClarifyは文脈を明確にするためにユーザーに能動的に働きかける。複数の意味を持つ単語、性別、固有名詞、数字、慣用表現、文化的背景、略語、専門用語などに関する質問を投げかけ、ユーザーが回答すると、Clarifyはそれらの情報を踏まえて翻訳を調整して、適切な文法・時制・構文での訳出を実行する。

Clarifyが的確に質問できるのは、プロの言語専門家によって訓練されたDeepLの高度な特化型大規模言語モデル(LLM)を基盤とし、翻訳のニーズに合わせて設計されているからだ。

また、一般的なAIツールのようにユーザーがプロンプトを入力して結果を受け取り、求める結果が得られるまで作業を繰り返す手間を要するのではなく、Clarifyはシステム主導型のアプローチで必要な文脈を直感的に把握して、ユーザーに最適な質問を提示する。

これにより、ユーザーは時間を節約しながら、より正確で適切な翻訳を得ることが可能になる。

Clarifyは現在、DeepL翻訳のウェブインターフェースを通じて、全世界のDeepL Proユーザー向けに、英語およびドイツ語の翻訳で利用が可能だ。今後はさらに多くの言語への対応も予定されている。

本機能は、DeepL Proの他の機能と同様に、エンタープライズグレードのセキュリティとコンプライアンス基準を満たしている。詳細情報およびDeepL Proの利用希望者は、https://www.deepl.com/ja/pro/change-planをチェックしていただきたい。

関連情報
https://www.deepl.com/translator

構成/清水眞希

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年2月15日(土) 発売

DIME最新号は、「テスタの投資術」。100億円投資家・テスタが教える、元手100万円から4年後に1億円にする方法?! 中島健人や桐谷健太ほか豪華インタビューも満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。