「アナログかスマートか」。そこに“優劣”はない
TIMEXはキッズ向けのモデルも拡充している。ファーストウォッチとしてユーザとのタッチポイントを創出し、継続的なファンを作る狙いだ。2025年3月21日には、アナログ、デジタルの計8モデルの発売を予定している。
「ファーストウォッチを手にするのは、大体5~6歳。TIMEXの腕時計によって時計の読み方を覚える、そうしてともに歩んでいけたらうれしいです。カラーやデザインもお子さん自身にお選びいただき、“時計の楽しさ”を感じてもらえたらと」
「キッズ アナログ」は3月21日に発売開始予定の新モデル(2月21日より予約受付中)。写真の3モデルのほか、明るいピンクカラーのモデルもラインアップする。価格は4950円(税込)。
URL●https://www.timexwatch.jp/c/collections/other/tx-tw2w92100
当然、既存ファンの心も掴んで離さない。ここ数年は特に、復刻モデルが人気だ。このムーブメントは日本で始まり、中にはアメリカに逆輸入されるモデルもある。そこから世界中に広がっていくこともあるそうだ。
「『オリジナルキャンパー』や『リイシュー 1983』、『IRONMAN』『TIMEX80 GLOW-IN-THE-DARK』などが復刻モデルの代表例です。いずれも大きな反響をいただいており、一部モデルはおかげさまで在庫切れが続いています」
「リイシュー 1983 オートマティック」。価格は4万2900円(税込)。現在は在庫切れだが、6月中に再入荷予定。
URL●https://www.timexwatch.jp/c/collections/timex_q/tx-tw2w70800
「IRONMAN 8-LAP METAL」のゴールドモデル。価格は5万2800円(税込)。
URL●https://www.timexwatch.jp/c/collections/ironman/tx-tw5m66600
腕時計とスマートウォッチ。「時間を確認する」という大きな役割は同じでも、モノとしての価値はまったく異なる。そこに“優劣”をつけるのは、あまりに短絡的だ。
最終的にどちらを選ぶかは、個人の価値観にもよる。もちろん、両方、複数所有するのもアリだ。最後にやや余談だが、筆者は日常では腕時計を、ランニングなど運動時にはスマートウォッチを、と使い分けている。
文/関口大起(https://x.com/t_sekiguchi_)