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2024年車両本体の盗難被害が多かったクルマ、3位プリウス、2位アルファード、1位は?

2025.03.09

自動車盗難認知件数は、2003年の年間64,223件をピークに減少し、2024年は年間6,080件となった。(出典:警察庁「犯罪統計資料」)

一般社団法人 日本損害保険協会は、2000年度から自動車盗難防止対策の一環として、自動車の車両本体盗難や車上ねらいの実態調査を行っており、今回26回目となる「自動車盗難事故実態調査」を実施したので、概要をお伝えしよう。

車両盗難被害の4台に1台はランドクルーザー、車両本体盗難の1件あたり支払保険金が2023年と比較して約20%上昇

2024年の車両本体盗難の車名別盗難状況ワースト1は、4年連続でランドクルーザーとなった。

ランドクルーザーが車両本体盗難全体に占める割合は27.5%と、車両本体盗難の4台に1台以上を占めている。車両本体盗難の被害が、特定の車種に集中する傾向が一層強まってきているようだ。

2024年の車両本体盗難の支払件数(盗難多発都道府県)は、埼玉県が12年ぶり(2012年以来)にワースト3にランクイン。一方で、大阪府が2014年以来10年連続となっていたワースト3から脱却した。

車両本体盗難1件あたりの平均支払保険金は2023年と比較して約20%上昇していた。要因としては、近年、盗難上位車種のフルモデルチェンジが行われ、高機能な安全装置が標準装備されたことにより、車両価格が上昇したことが考えられる。

盗難被害防止には、普段から「バー式ハンドルロックや警報装置などの盗難防止機器を使用する」「防犯設備が充実した駐車場を利用する」「貴重品は車内に放置しない」など、複数の防犯対策を講じることが有効。

また、自宅の駐車場でも安心せずに、防犯カメラや防犯灯などを利用して窃盗犯が心理的・物理的に侵入しづらくすることも重要だ。

調査概要
調査期間:2022年1月1日~2024年12月31日
調査対象:損害保険会社21社(損保協会非会員会社を含む)
対象事案:全国で発生した自動車の車両本体盗難事故および車上ねらい(部品盗難含む)事故で、調査期間内に自動車盗難事故が発生し、保険金の支払いを行った事案
※代車等費用保険金のみ支払った事案なども含まれている。
対象事案数:
2024年・・・車両本体盗難:2,499件、車上ねらい:720件
2023年・・・車両本体盗難:2,597件、車上ねらい:921件
2022年・・・車両本体盗難:2,656件、車上ねらい:971件

関連情報
https://www.sonpo.or.jp/about/useful/jidoshatounan/index.html

構成/Ara

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