
1979年に放送されたアニメ『機動戦士ガンダム』の主題歌は、『翔べ!ガンダム』。その3番で「平和を求めて、翔べよ 翔べよ 翔べよ♪」という歌詞があるが、それを実現するかのようなジェット機が日本航空(JAL)に就航した。その名は「JALガンダムJET」!
大阪・関西万博でバンダイナムコホールディングスが出展する民間パビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」とJALがコラボしたプロジェクト「JAL×GUNDAM FLY TO THE FUTURE PROJECT」の一環として誕生した、大阪・関西万博仕様の特別塗装機だ。
描かれるガンダムは、一見、「RX-78-2」のように見えるが違う! 「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」(ガンダムパビリオン)で上映される映像に登場する「RX-78F00/E ガンダム(EX-001 グラスフェザー装備)」なのだ。ソーラーパネルを擁した羽「グラスフェザー」を搭載しているのが特徴だ。その横には、大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」も!!
「ミャクミャクも最近は様々なキャラクターとのコラボをさせていただく機会も増えましたが、これだけ身長差があるコラボは初めて」と2025年日本国際博覧会協会 副事務総長 高科 淳さん。
左から2人目:日本航空 常務執行役員 西日本支社社長 宮坂久美子さん
右から3人目:2025年日本国際博覧会協会 副事務総長 高科 淳さん
右から2人目:バンダイナムコホールディングス 取締役 桃井信彦さん
なぜ、この特別塗装機が生まれたのか? 日本航空 常務執行役員 西日本支社社長の宮坂久美子さんは、「ガンダムの推し活で、世界と日本、日本の各地と各地をつなげられるのではないかと考えて、今回のプロジェクトを実施。大阪・関西万博にたくさんのお客様がお越しになって、いくつもの“ワクワク”を経験していただき、万博終了後も多くの旅行者が行き交うことを願っています」と話す。
航空機ファンはもちろん、これでフライトしたいところだが、往年のガンダムファンにとってうれしいのは、限定ガンプラ『EXPO2025 1/144 RX-78F00/E ガンダム(EX-001 グラスフェザー装備)[JAL スペシャルパッケージVer.]』付きのJALダイナミックパッケージツアーの販売だ。
さらには限定ガンプラ『HG 1/144 RX-78-2 ガンダム[JAL オリジナルカラーVer.]』などのコラボグッズを「おうちで機内販売」で購入できること。実にミャクミャク、もといワクワクする。
バンダイナムコホールディングス 取締役 桃井信彦さんは「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILIONでは、ガンダムシリーズで描いてきた宇宙での暮らし、まだ実現していない科学技術などを新たな未来の可能性として描き出しています。日本航空との共同プロジェクトでも同様に『JALガンダムJET』が大空を舞うことで世界中の人々に夢と希望、感動、喜びを伝えたい」と話す。
往年のガンダムファンは、作品と共に育ち、社会の荒波を乗り越えてきた世代。当時の少年のような気持ちで、アムロさながら「JALガンダムJET」に乗り込んで、ぜひ離陸時に心の中で『翔べ!ガンダム』を口ずさんでほしい。
問い合わせ/
https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/special/expo/gnfp/
(C)️創通・サンライズ (C)️Expo 2025
取材・文/寺田剛治