
VisaがApple Pay対応をデビットカードに拡大
ビザ・ワールドワイド・ジャパン(以下Visa)は2025年3月3日、日本国内におけるVisa デビットカードのApple Payへの対応を開始した。
Visaは2021年5月より、日本でApple Payの対応をクレジットカードおよびプリペイドカードで開始。今回はソニー銀行、三菱UFJ銀行、Revolut Technologies Japanが発行するデビットカードで対応を開始。
VisaカードをApple Payに設定する[1]ことにより、Visaのタッチ決済対応店舗[2]、アプリやウェブ上などで[3]、シンプルでスピーディーかつ安心・安全に支払いが完了する。
[1] 設定方法など利用上の注意点はこちらから。
https://www.visa.co.jp/pay-with-visa/featured-technologies/visa-apple-pay.html
[2] 利用可能な店舗はこちらから。
https://www.visa.co.jp/pay-with-visa/featured-technologies/contactless.html#5
[3] 一部利用できない店舗があります。
画像はイメージです
Apple Payは、モバイル端末でVisaのタッチ決済を実現するためのVisaのセキュリティ・プラットフォーム「Visaトークンサービス」を採用している。
「Visaトークンサービス」は、Visaカードの番号や有効期限などの情報をトークンと呼ばれるデジタル識別子に変換することで、ユーザーがモバイル端末を使用して買い物をする際に実際のカード番号を使わずに決済を行なう技術だ。
これにより、スマートフォンの紛失や加盟店への不正アクセス等によるカード情報の流出を防ぐことができ、安心・安全なデジタル決済を実現。
同社では今回の発表に際して「Visaのタッチ決済ならびに『Visaトークンサービス』のさらなる普及を通じて、今後も消費者の皆さまに多様なデジタル決済の選択肢を提供することに注力してまいります」とコメントしている。
【Apple Payについて】
Apple PayはiPhoneやApple WatchなどのApple機器に標準搭載されているAppleウォレットへクレジット、デビット、プリペイドカードを入れて、タッチ決済、または電子マネーとして使えるサービスだ。
Apple PayをiPhone等の端末に設定した場合も、ユーザーのカード番号はユーザーのデバイスやAppleのサーバーに保管されることはない。ユーザーの端末には、各デバイス固有の番号が発行され、暗号化された状態で安全にデバイス内のセキュアな領域に保管される。Apple Payを利用する際、ユーザーのカード番号が、加盟店に通知されることもない。
Touch ID、Face IDまたはパスコードを入力するだけで支払いが完了し、配送先や連絡先、カード番号などを買い物の都度入力する必要がないため、素早く簡単に決済できると同時に、加盟店側にカード番号を知られることがないため、非常に安全かつプライバシーが守られる。
関連情報
https://www.apple.com/jp/apple-pay/
https://www.visa.co.jp/
構成/清水眞希