
目に直接装着する高度管理医療機器であるコンタクトレンズ。自分が使い始めるときはもちろん、我が子にデビューさせるとなると、不安もつきものだ。
メニコンはこのほど、小学4年生以上中学3年生以下の子どもを持つ親1,000名を対象に「子どものコンタクトレンズ選びに関する調査」を実施し、その結果を発表した。
子どものコンタクトデビューに不安を抱える親は96%
子どもがコンタクトレンズを使い始めるにあたっての不安を聞いたところ、96.0%は何かしらの不安があると回答。特に「目のトラブルや眼病にならないか(55.3%)」「1人で装着できるか(49.1%)」「正しく手入れができるか(41.7%)」を心配する親が多いことがわかった。
子どものコンタクトレンズを選ぶにあたって重視するポイントは「品質(61.2%)」が1位。目のトラブルに繋がらないよう、子どもにはできるだけ高品質なものを使わせたいという親心がうかがえる。
続く2位は「価格(45.4%)となった。そこで、ケア用品等も含め、子どものコンタクトレンズに使える月々の予算を聞いたところ、5,000円未満に7割以上の回答が集まった。
コンタクトレンズを使用したい子どもは6割以上!
子どもに対しても、コンタクトレンズを使用したいと思うか聞いた(子どもは視力0.9以下/同席する親を介して回答)。その結果、6割以上が使用したいと回答。さらに、親がコンタクトレンズ使用者である子どものほうが、使用したい意向が高いこともわかった。やはり、最も身近な存在である親の影響は受けやすいことがうかがえる。
コンタクトレンズを使用したいと思ったきっかけの1位は「スポーツ時にメガネが邪魔だから(48.2%)」となった。学校の授業での経験も理由となっているのかもしれない。「おしゃれができるから(42.0%)」と回答した子どもも4割以上おり、思春期らしいきっかけも垣間見えた。
コンタクトレンズを使用したい子どもが6割以上いた一方で、親にコンタクトレンズの使用を相談したことがある子どもの割合は約3割にとどまる結果となった。
また、親に対して、普段子どもから買いたい物について相談されることがあるか聞いたところ、「ゲーム・遊び関連」「本(参考書・まんが・雑誌等を含む)」と比べると、「ファッション関連」は相談している子どもが少ないこともわかった。身に着けるものや、見た目・おしゃれに関わる相談がなかなか自分からできない子どもに対しては、親から話を持ち掛けてみるのも良いかもしれない。
子どものコンタクトレンズについての相談相手1位は「眼科医」、2位は「夫・妻・パートナー」
コンタクトレンズに限らず、新しいことを始める際は誰かに相談することも大切だ。子どもがコンタクトレンズを始めるにあたり相談したい相手を聞いたところ、1位は「眼科医(65.3%)」となった。2位は「夫・妻・パートナー(60.2%)」、3位は「コンタクトレンズ販売店(18.1%)」、4位は「友人(ママ友、パパ友を含む)(13.4%)」で、専門家と身近な人の両方に相談したい親が多いと考えられる。
信頼できる情報源としては「眼科(89.0%)」「コンタクトレンズ販売店(40.1%)」「コンタクトレンズメーカーの公式サイト(23.7%)」が上位に挙がり、専門家・専門店は比較的信頼度が高いようだ。
<調査概要>
調査期間:2025年1月14日~16日
調査対象:全国の男女1,000名
調査対象条件:
・視力が低いまたは低くなり始めている小学4年生以上中学3年生以下の子どもを持つ
※「視力が低いまたは低くなり始めている」=視力0.9以下と定義
・かつ、子どものコンタクトレンズ使用開始に興味がある
調査方法:インターネット調査
調査会社:株式会社ネオマーケティング
出典元:株式会社メニコン
https://www.menicon-group-miru.jp/miru-firstcontact/
構成/こじへい