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SMSで既読確認はできる?ショートメッセージに既読をつける裏ワザ

2025.03.21

LINEなどのメッセージアプリには既読機能が搭載されているが、SMSによるメッセージでは既読を確認することができない。そこで、この記事ではSMSの基本的な仕組みを解説し、既読を確認する裏ワザについて詳しく紹介する。

SMSは、電話番号を知っていれば気軽にメッセージをやり取りできるツールだ。素早くメッセージを送受信でき、業務連絡や本人確認など、さまざまな場面で利用されている。

今回は、SMSの仕組みやビジネスで活用できる場面、既読機能の有無などを解説する。LINEやビジネスチャットにはない、SMSのメリットを把握しておこう。

そもそもSMS(ショートメッセージ)とは?

SMSとは(ショートメッセージサービス)の略称で、電話番号を宛先にしてメッセージをやり取りする機能だ。

まずは、SMSの基本的なサービス内容から見ていこう。

■SMSとは

SMS は、携帯電話番号を宛先として短いメッセージを送受信できるサービスだ。ほぼ全てのスマートフォンで対応しており、携帯通信会社を問わず使用できる。

SMSの特徴として、相手の電話番号を知っていればテキストメッセージを送れる点が挙げられる。LINEやSlackなどは相手とコネクトしなければやり取りができないが、SMSは電話番号さえ知っていればメッセージを送信できる。

なお、SMSはテキストを送るだけのシンプルなサービスだ。基本的には画像や動画を送信できないため、簡易的に連絡を取る手段として適している。

■ビジネスの場面での活用例

ビジネスにおいて、SMSはさまざまな場面で利用されている。

例えば、ECサイトを経由してネットショッピングをしたとき、店舗や発送業者からSMSで発送・配送通知を受け取ったことがある方もいるのではないだろうか。このように、現在の状況をリアルタイムで連絡することで、顧客へ安心感を提供できる。

ほかにも、会員登録者に対して限定オファーやお得なセール情報などタイムリーな情報を配信したり、飲食店や美容院が予約確認やリマインドをしたりするためにSMSが活用されることもある。

SMSはポップアップが表示される関係で、開封率が高いといわれている。メルマガの場合は全く読まれない可能性があるが、SMSは開封される可能性が高く、情報を届けやすいメリットがあるのだ。

セキュリティ認証の面でも、SMSは活用されている。二段階認証をするとき、ログイン時に送られるワンタイムパスワードをSMSに送信するケースが代表的だ。

■ビジネス以外の場面での活用例

ビジネス以外の場面においても、個人間の連絡手段としてSMSが用いられる。簡単な日常の連絡に使用したり、クラブや地域コミュニティ、学校のグループなどで連絡事項を一斉受信したりすることもあるだろう。

SMSは携帯電話があれば、特別なアプリのインストールが不要で、誰でも利用できる。普及率が高いため、情報の一斉送信や一斉受信に適したツールといえるだろう。

インターネット回線が不安定な状況下でも、SMSは通信インフラが確保されている場合が多いため、避難情報や安全確認の連絡手段として有用だ。災害時の連絡のように、緊急時の情報伝達手段としてSMSが活用されることがある。

SMS(ショートメッセージ)に既読機能はない

一般的に広く普及しているLINEでは、自分が送ったメッセージを読んでもらえているかどうかを確認できる「既読機能」がある。

しかし、SMSに既読機能はない。メッセージを送っても、本当に読んでもらえているかどうかはわからない点に注意が必要だ。

■原則、SMSで既読確認できない理由

SMSには、基本的に既読機能は付いていない。SMSは電話番号を利用したシンプルな通信技術で設計されており、「送ったメッセージが読まれたか」を判別する機能は組み込まれていないためだ。

また、SMSは世界中の異なる通信キャリアで提供されており、統一された既読確認の基準がない。仕組みが複雑化すると利用できないキャリアが出てくる可能性があるため、どのキャリアでも利用できるように、既読機能が排除されているのだ。

■チェックマークは「送信済み」のサイン

SMSを送信したときに、チェックマークが表示される。このチェックマークは既読のサインではなく、メッセージの送信が完了したことを示すものだ。

つまり、「正常に送信された」ことを示すだけで、「相手が開封して読んだ」というサインではない。自分の送ったメッセージを確認するためには、「+メッセージ」か「iMessage」を利用する必要がある。

メッセージアプリを使えばSMSの既読を確認できる

基本的にSMSでは既読確認ができないが、大手キャリアユーザーなら「+メッセージ」、iPhoneユーザーなら「iMessage」を利用すれば既読確認が可能だ。

以下で、具体的な設定方法を解説する。

■大手キャリアユーザーなら「+メッセージ」

大手キャリアを使用している方は、「+メッセージ」というアプリをインストールすれば既読確認が可能だ。ドコモ・au・ソフトバンクのいずれかを使用している方は、活用するとよいだろう。

「+メッセージ」で既読機能を利用するためには、送信者と受信者の双方が既読機能の設定をONにする必要がある。

なお、自分の端末で設定をONにする方法は以下のとおりだ。

  1. アプリを起動して右下の「マイページ」をタップする
  2. 「設定」>「プライバシー」>「メッセージ既読機能」を選択する
  3. ONに設定する

相手が同様に既読設定をONにしている場合、メッセージ送信後、相手がメッセージを閲覧すると「既読」と表示される。「自分が送ったメッセージがきちんと届いているか」を確認するうえで、便利な機能だ。

■iPhoneユーザーなら「iMessage」

iPhoneを使用している方は、「iMessage」を利用しよう。「+メッセージ」と同様に、相手がきちんと読んでいるかどうかを確認できる。

なお、iMessageで既読機能をONにする方法は以下のとおりだ。

  1. iPhoneの「設定」アプリを開く
  2. 「メッセージ」を選択する
  3. 「開封証明を送信」をONにする

相手側も「開封証明を送信」をONに設定していれば、メッセージが相手に読まれると、吹き出しの下に「開封済み」と表示される。

また、既読した時間を表示させる機能もあるため、「いつ相手が読んだのか」を把握できる。

まとめ

普段の日常的なコミュニケーションはLINE、ビジネス上のコミュニケーションはChatworkやSlackなどのビジネスチャットを使用することが多いだろう。

SMSは電話番号さえ知っていればコミュニケーションを取れるため、手軽に使用できる。また、SMSは通信規制の影響を受けにくいため、災害時においても有効な通信手段となる。

ビジネスの場面においても、SMSは開封率が高いという特性を生かして、情報を顧客へ届けられる。SMSならではの強みを生かして、ビジネスや普段の生活で役立てるとよいだろう。

文/柴田充輝

厚生労働省、保険業界、不動産業界での勤務を経て独立。FP1級、社会保険労務士、行政書士、宅建士などの資格を保有しており、特に家計の見直しや資産運用のアドバイスのほか、金融メディアで1000記事以上の執筆を手掛けている。

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