
YouTubeのチャンネル登録者数を増やすには、動画制作やチャンネル運営におけるコツを押さえる必要がある。本記事では登録者数を増やす方法や確認の手順、国内の登録者数ランキングを紹介する。
目次
YouTubeチャンネルを開設したものの、思うように登録者数が増えずに悩む配信者は多い。チャンネル登録者数を増やすには、魅力的な動画を提供し、視聴者にもっと見たいと思わせる必要がある。そのために、動画やチャンネル運営で視聴者を引き込む工夫をしよう。
本記事では、チャンネル登録者数を増やす具体的な方法を紹介する。登録者数が増えるメリットや登録者数の確認方法についても解説するので、ぜひチャンネル運営に役立ててほしい。最後には、人気YouTuberの登録者数ランキングをご紹介。目標を高く持って登録者数アップを目指そう。
チャンネル登録者数を増やすための方法7選!
YouTubeのチャンネル登録者数を増やすには、まずは動画を見てもらわなければならない。そして、視聴者を引きつけてチャンネル登録へと誘導する。
ここでは、チャンネル登録者数を増やす具体的な方法について解説していこう。チャンネルの運営において気を付けたいポイントも合わせて紹介するので、参考にしてほしい。
■チャンネルのコンセプトを明確にする
YouTubeのチャンネル登録者数を増やすためには、コンセプトを明確にして専門性の高いチャンネルにすることが重要だ。「面白い動画なら何でもいいのでは?」と思うかもしれないが、実はそうではない。チャンネルのターゲットを決め、動画のジャンルを絞ることで次のメリットを得られる。
- YouTubeのアルゴリズムで有利になる
- チャンネル登録を決定づける
YouTubeで動画を視聴した後に、似たような動画が表示された経験がないだろうか。これはYouTubeのアルゴリズムによるもので、ユーザーの視聴傾向に合わせた動画がおすすめされる仕組みだ。チャンネルのコンセプトが明確になると、このおすすめ動画に表示されやすくなるため、より多くのユーザーに見てもらえる。
また、コンセプトに一貫性があることは、チャンネル登録を迷う視聴者の後押しになる。ゲーム動画をきっかけにチャンネルページを訪れたのに「スポーツ」「グルメ」「家電」とジャンルが多岐に渡っていると、視聴者は自分の欲しい情報が得にくいと判断するだろう。ゲーム動画を視聴したユーザーが求めるものは、やはりゲームに関する情報だ。動画を見た視聴者がチャンネル全体に興味を持つよう、投稿する動画は一つのジャンルに絞ろう。
■目を引く、魅力的なサムネを作る
より多くのユーザーに動画を視聴してもらうには、サムネイル(サムネ)の印象が重要なカギ。サムネを見たユーザーに「内容が気になる」「動画を見たい」と思わせる画像を作ろう。ユーザーの目を引くサムネ作りは、以下のポイントを参考にしよう。
- 文字は大きめにする
- フォントやカラーを揃える
- タイトルとは違うフレーズを使う
- 情報量は最低限にする
ユーザーからのクリック率が高くなると、先述したYouTubeからの評価も高くなる。より多くのユーザーの目に触れるようになれば、結果的にチャンネル登録者数アップにつながるだろう。
■動画は冒頭10秒で視聴者を引き付ける
視聴者は動画を始めて約10秒で、その動画を見続けるかスキップして次の動画を見るかを決める。動画を長く視聴してもらうためには、開始から10秒の間に視聴者を引き付ける必要がある。次のポイントを意識したオープニングが効果的だ。
- 結論を先に述べる
- 動画を見るメリットを伝える
- タイトルやサムネにしたテーマに触れる
- インパクトのあるワードやフレーズを使う
「この動画では、たった5分でできる絶品おつまみの作り方を紹介します」「この動画を見ると、この春買うべきファッションアイテムが分かります」など、印象に残るワードで視聴者の心を掴む。どんな内容で、自分にとって何のメリットがあるかが伝わるオープニングにすることが重要だ。
■動画内にチャンネル登録ボタンを設置する
YouTubeでは、動画内にクリックするだけでチャンネル登録ができるボタンを設置できる。デザインを工夫してチャンネル登録ボタンを目立たせ、動画内でも案内することで視聴者のクリックを促す。チャンネル登録ボタンは、自由なタイミングで設置が可能だ。
設置するのは、情報を伝えやすいオープニングと、動画に興味を持ち最後まで見てくれたエンディングがおすすめ。
■透かしの設定をする
透かしとは、動画の右下に表示できるアイコンボタンのこと。クリックするだけで、チャンネル登録が完了する。画像をアップロードして設定するので、チャンネルのロゴなど分かりやすいものが効果的だ。設定方法は、以下の通り。
- YouTube Studioにログイン
- 「カスタマイズ」を選択
- 「ブランディング」を選択
- 「動画の透かし」から画像をアップロード
■定期的に更新し、更新頻度を上げる
チャンネル登録者を獲得するには、コンスタントに動画を投稿してチャンネルとしての価値を高めることも大切。月に1度しか動画が上がらないチャンネルと、週に2~3回新しい動画が追加されるチャンネル。
ユーザーがどちらを求めるかは明白だろう。また、更新頻度の高いチャンネルは、YouTubeのアルゴリズムからも評価されやすくなる。
しかし、更新頻度を優先して動画のクオリティーが下がっては本末転倒だ。質の低下は、視聴者離れにつながる恐れがある。動画のクオリティーを保ちながら、定期的な更新ができるよう努めよう。
■視聴者への呼びかけも効果的
動画内で、視聴者に対してチャンネル登録を呼びかけることも重要なポイント。「これからもお得なポイ活情報をお届けしますので、チャンネル登録お願いします」「最新情報を見逃さないように、チャンネル登録してくださいね」など、チャンネル登録のメリットを伝え、登録を促す。
同時に視聴者がアクションを起こしやすいよう、透かしやチャンネル登録ボタンを案内すると良い。
チャンネル登録者数を増やすメリットは?
チャンネル登録者数が増えると、どんなメリットがあるのか。ここでは具体的なメリットについて解説する。
■チャンネルの信頼度が上がる
登録者数が増えると、チャンネルの信頼度が上がる。初めてチャンネルに訪れたユーザーにも「多くのユーザーに支持されているチャンネルだ」と認識され、一定の信頼感を与えられるだろう。
また、YouTubeからの評価も上がり、おすすめ動画に表示されやすくなる。結果、新たな登録者の獲得や再生回数の伸びにつながる。
■新しい動画の視聴回数が伸びやすくなる
新しい動画を投稿した際に、チャンネル登録者には通知が届く。登録者数が多ければ更新の情報がより多くのユーザーに伝わるため、新しい動画の視聴回数が伸びやすくなる。
■過去の動画も視聴されやすくなる
チャンネル登録をしたユーザーは、最新動画だけでなく過去の動画も見てくれる可能性が高い。そのため、投稿から時間が経っている動画も再生され、チャンネル全体の再生回数アップが期待できる。
■収入につながる
チャンネル登録者数が増えると、広告収入を得ることができる。2025年2月現在、広告収入に関するチャンネルの基準条件は以下の通り。
- チャンネル登録者数 1,000 人
- 次の1,2のいずれかを満たす
- 公開されている長尺動画の過去365日間における総再生時間が4,000時間以上
- 公開されているショート動画の過去90日間の視聴回数が1,000万回以上
※アカウントが18歳以上であるなど、チャンネル以外に関する条件もあり
チャンネル登録者数をリアルタイムで確認する方法
YouTube アナリティクスでは、チャンネル登録者数がリアルタイムで表示される。チャンネルの成長が確認でき、モチベーション向上になるだろう。ここからはチャンネル登録者数の確認手順を解説する。
■YouTube Studioでの確認手順
YouTube Studioでは、以下の手順でリアルタイムのチャンネル登録者数が確認できる。
- YouTube Studio にログイン
- 「アナリティクス」を選択
- 「概要」タブの「リアルタイム」から「現在の数を表示」をクリック
ちなみに、自分の管理するチャンネルの登録者数は詳細を確認できるが、他のユーザーに対しては登録者数に応じた省略表示となっており、正確な数は分からない仕様だ。
登録者数が1,000人未満であれば1人単位で表示され、1,000人~9,999人までは10人単位、10,000人~99,999人までは100人単位、といった具合に桁が増えるとカウントの単位も大きくなる。
チャンネル登録者数の表示例
735人→735人
2,856人→2.850人
32,399人→3.23万人
102,897人→10.2万人
■スマホでチャンネル登録者数を見る方法
YouTube Studioアプリをダウンロードすれば、スマホでもチャンネル登録者数を確認できる。
Android端末の場合
Android端末での確認方法は、以下の通り。
- YouTube Studioアプリを開く
- 下部のメニューで「アナリティクス」をタップ
- 「概要」タブから「リアルタイム」カードをタップ
iPhone・iPadの場合
iPhoneとiPadからは、次の手順で確認しよう。
- YouTube Studioアプリを開く
- 下部のメニューで「アナリティクス」をタップ
- 「概要」タブでから「リアルタイム」カードを確認
- 「現在の数を表示」をタップ
チャンネル登録者数ランキング
最後に、日本のYouTubeのチャンネル登録者数ランキングを紹介する。トップYouTuberは海外でも人気があることが多く登録者数も驚くような数だが、どのチャンネルも始めは1人からスタートした。本記事のコツを実践して、チャンネル登録者数アップを目指そう。
順位 | チャンネル名 | チャンネル登録者数 |
1 | ISSEI / いっせい | 5,410万人 |
2 | Junya.じゅんや | 3,820万人 |
3 | Sagawa /さがわ | 3,590万人 |
4 | バヤシTV | 3,180万人 |
5 | Saito | 2,920万人 |
6 | HAYATAKU はやたく | 2,010万人 |
7 | HikakinTV | 1,900万人 |
8 | Spider-VAMBI | 1,880万人 |
9 | はじめしゃちょー(hajime) | 1,570万人 |
10 | OHIOBOSS SATOYU | 1,550万人 |
参照:YouTube
※2025年2月現在(企業チャンネルは除く)
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部