
初めて訪れる飲食店、それも大切な人同伴だったり、価格帯がお高めだったりする場合、失敗したくはないものだ。そんな時に便利なのがネット上の「口コミ」だが、実際のところ、飲食店の口コミを気にしている人はどれくらいいるのだろうか?
スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」はこのほど、全国10~60代の男女を対象に、飲食店の口コミを気にするか、また、参考にする口コミの情報源について調査し、その結果を発表した。
「飲食店の口コミ」を気にする人は全体で約7割、特に20~40代で高め
普段、「飲食店の口コミ」をどのくらい気にしているかを聞いた。全体では【気にしている計(※1)】が約7割となり、【気にしない計(※2)】を上回った。
※1「気にしている」と「どちらかといえば気にしている」の合計
※2「気にしない」と「どちらかといえば気にしない」の合計
年代別に見ると、20~40代で飲食店の口コミを【気にしている計】の割合が高く、7割台となっている。グラフにはないが、20~30代の女性では8割台と高くなっていた。
10代では、飲食店の口コミを【気にしている計】のほうが高いものの、【気にしない計】の割合は、他の年代と比べて高くなっている。
グラフにはないが、男女別に見ると飲食店の口コミを【気にしている計】の割合は女性が7割台半ば、男性が6割台半ばで、女性のほうが高くなっていた。
参考にする飲食店の口コミは「飲食店予約サイトやアプリ」が全体1位。10代では「地図サービス・アプリ」が1位
感想や評価など「飲食店の口コミ」を気にしている人に、普段参考にしているものを聞いた。
全体では、「飲食店の予約サイトやアプリの口コミ(食べログ、ぐるなびなど)」が6割台後半で1位となった。
2位以降は「地図サービス・アプリの口コミ(Googleマップ、Yahoo!マップなど)」と「まわりの人(友だちや家族など)からの話・口コミ」が4割台で続く。
年代別にみると、「飲食店の予約サイトやアプリの口コミ」は、20代以降で6割台後半~7割強で1位となった。
一方、10代では「地図サービス・アプリの口コミ」が6割強で1位になった。
「地図サービス・アプリの口コミ」は、20代でも6割台後半、30代でも5割台半ばと高めだった。20代〜30代では「飲食店の予約サイトやアプリの口コミ」 と「地図サービス・アプリの口コミ」がどちらもよく使われているようだ。
また、すべての年代で「Instagram」がランクインした。特に、10代と20代では3割後半と、ほかの年代に比べて高くなっている。
ランキング外だったが、10代では「TikTok」「YouTube」「X(旧Twitter)」といったSNSが2割前後とほかの年代と比べて高めの割合だった。
ネットだけではなく、「まわりの人(友だちや家族など)からの話・口コミ」も情報源として利用されており、すべての年代でランクインしている。40~60代では4割台と高く、50~60代では2位に入っている。
一方、10代でも「まわりの人(友だちや家族など)からの話・口コミ」が約4割で3位と高く、SNSとまわりの人の話・口コミを同じくらい参考にしているようだ。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2025年1月7日~2025年1月9日
有効回収数:5255サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある
出典:LINEリサーチ
構成/こじへい