
iPhoneのサイズ選びに迷う方必見。最新モデルから歴代モデルまでを徹底比較し、用途別のおすすめ機種も詳しく解説する。サイズや機種選びの参考にしてほしい。
目次
リンゴのロゴでおなじみのiPhone。日本のみならず世界的で人気を博しているiPhoneだが、「シリーズによってサイズが違うから、何を選べばよいかわからない」という方も多いのではないだろうか。
そこで本記事では、iPhoneの最新モデルから歴代モデルのサイズまで解説。おすすめ機種も紹介するので、購入を検討している方は参考にしてほしい。
iPhoneモデルの画面サイズ・端末サイズ・重さを比較
2008年、日本に初上陸したiPhone。以降、毎年のように最新モデルが発売されている。まずは、iPhone 16のサイズを確認していこう。そのあとで、歴代iPhoneのサイズを比較する。
■最新のiPhone 16シリーズのサイズと持ちやすさの違い
2024年9月に発売されたiPhone 16シリーズが最新だ(2025年現在)。通常モデルが「iPhone 16・16 Plus」、上級モデルが「iPhone 16 Pro・16 Pro Max」となっている。
iPhone 16・16 Plusは、iPhone 15・15 Plusと同じサイズ。重さは、わずかに軽くなった。 iPhone 16 Pro・16 Pro Maxは、iPhone 15 Pro・15 Pro Maxよりもサイズアップしている。iPhone 16 Pro Maxの画面サイズは、歴代最大となった。
機種名 |
画面サイズ |
本体サイズ (幅×高さ×厚み) |
重さ |
iPhone 16 |
6.1インチ |
71.6×147.6×7.80mm |
170g |
iPhone 16 Plus |
6.7インチ |
77.8×160.9×7.80mm |
199g |
iPhone 16 Pro |
6.3インチ |
71.5×149.6×8.25mm |
199g |
iPhone 16 Pro Max |
6.9インチ |
77.6×163.0×8.25mm |
227g |
iPhone 16e |
6.1インチ |
71.5×146.7×7.80mm |
167g |
次に、持ちやすさを見ていこう。通常モデルのiPhone 16は、角張ったデザインだがグリップしやすく持ちやすい仕様だ。続いてiPhone 16 Plus。大画面ディスプレイを採用しているが、薄くて軽く持ちやすい。
そして、上級モデルのiPhone 16 Pro。iPhone 16とほぼサイズが変わらずコンパクトでありながら画面サイズは大きくなっている。iPhone 15 Proより12g重くはなっているが、厚さが8.25mmなので、それほど持ちにくさはないだろう。
iPhone 16 Pro Maxは、歴代iPhoneシリーズの中でもっとも大画面だ。重さは227gでずっしりとしているが、幅は77.6 mmと薄い。すごく持ちにくいわけではないものの、手の小さな方だと持ち運びが不便だと感じるかもしれない。
また、2025年2月28日には、最新モデルのiPhone 16eが発売された。手頃な価格と高性能を兼ね備えた高コスパ機種として、注目が集まっている。iPhone 16の中ではもっとも軽量で、持ちやすいモデルといえる。
■iPhone15シリーズのサイズ・重さ
2023年に発売されたiPhone 15シリーズ。通常モデルが「iPhone 15・15 Plus」、上級モデルが「iPhone 15 Pro・15 Pro Max」だ。iPhone 15 Pro・15 Pro Maxは、iPhoneとして初めてボディにチタニウムを採用。航空宇宙産業レベルのチタニウムを採用したことにより、頑丈ささや画面サイズはそのまま、軽量化を実現した。
機種名 |
画面サイズ |
本体サイズ (幅×高さ×厚み) |
重さ |
iPhone 15 |
6.1インチ |
71.6×147.6×7.80mm |
171g |
iPhone 15 Plus |
6.7インチ |
77.8×160.9×7.80mm |
201g |
iPhone 15 Pro |
6.1インチ |
70.6×146.6×8.25mm |
187g |
iPhone 15 Pro Max |
6.7インチ |
76.7×159.9×8.25mm |
221g |
■iPhone14シリーズのサイズ・重さ
2022年に発売されたiPhone 14シリーズ。通常モデルが「iPhone 14・14 Plus」、上級モデルが「iPhone 14 Pro・14 Pro Max」となっている。従来の5.4インチサイズが廃止され、6.7インチの標準モデルが初登場。これにより、安価な通常モデルでも大画面サイズを選択できるようになった。
機種名 |
画面サイズ |
端末サイズ (幅×高さ×厚み) |
重さ |
iPhone 14 |
6.1インチ |
71.5×146.7×7.80mm |
172g |
iPhone 14 Plus |
6.7インチ |
78.1×160.8×7.80mm |
203g |
iPhone 14 Pro |
6.1インチ |
71.5×147.5×7.85mm |
206g |
iPhone 14 Pro Max |
6.7インチ |
77.8×160.7×7.85mm |
240g |
■iPhone13シリーズのサイズ・重さ
2021年に発売されたiPhone 13シリーズ。通常モデルが「iPhone 13 mini・13」、上級モデルが「iPhone 13 Pro・13 Pro Max」。先述したiPhone 14の5.4インチサイズが廃止されたことによりminiシリーズ最後の機種となった。また、iPhone 13のノッチ(画面上部の出っ張り)は、後述するiPhone 12よりも20%小型化されている。
機種名 |
画面サイズ |
端末サイズ (幅×高さ×厚み) |
重さ |
iPhone 13 mini |
5.4インチ |
64.2×131.5×7.65mm |
140g |
iPhone 13 |
6.1インチ |
71.5×146.7×7.65mm |
173g |
iPhone 13 Pro |
6.1インチ |
71.5×146.7×7.65mm |
203g |
iPhone 13 Pro Max |
6.7インチ |
78.1×160.8×7.65mm |
238g |
■iPhone12シリーズのサイズ・重さ
2020年に発売されたiPhone 12シリーズ。通常モデルが「iPhone 12 mini・12」、上級モデルが「iPhone 12 Pro・12 Pro Max」だ。iPhone史上初の4種類のラインナップとなり選択肢が広がった。従来はサイドフレームが丸みを帯びているデザインだったが、角張ったフラットデザインに刷新している。
機種名 |
画面サイズ |
端末サイズ (幅×高さ×厚み) |
重さ |
iPhone 12 mini |
5.4インチ |
64.2×131.5×7.4mm |
133g |
iPhone 12 |
6.1インチ |
71.5×146.7×7.4mm |
162g |
iPhone 12 Pro |
6.1インチ |
71.5×146.7×7.4mm |
187g |
iPhone 12 Pro Max |
6.7インチ |
78.1×160.8×7.4mm |
226g |
■歴代iPhoneのサイズ・重さを一覧表で比較
ここまでの歴代iPhoneのサイズ・重さを一覧表にまとめた。
|
機種名 |
画面サイズ |
端末サイズ (幅×高さ×厚み) |
重さ |
iPhone16 |
iPhone 16 |
6.1インチ |
71.6×147.6×7.80mm |
170g |
iPhone 16 Plus |
6.7インチ |
77.8×160.9×7.80mm |
199g |
|
iPhone 16 Pro |
6.3インチ |
71.5×149.6×8.25mm |
199g |
|
iPhone 16 Pro Max |
6.9インチ |
77.6×163.0×8.25mm |
227g |
|
iPhone 16e |
6.1インチ |
71.5×146.7×7.80mm |
167g |
|
iPhone15 |
iPhone 15 |
6.1インチ |
71.6×147.6×7.80mm |
171g |
iPhone 15 Plus |
6.7インチ |
77.8×160.9×7.80mm |
201g |
|
iPhone 15 Pro |
6.1インチ |
70.6×146.6×8.25mm |
187g |
|
iPhone 15 Pro Max |
6.7インチ |
76.7×159.9×8.25mm |
221g |
|
iPhone14 |
iPhone 14 |
6.1インチ |
71.5×146.7×7.80mm |
172g |
iPhone 14 Plus |
6.7インチ |
78.1×160.8×7.80mm |
203g |
|
iPhone 14 Pro |
6.1インチ |
71.5×147.5×7.85mm |
206g |
|
iPhone 14 Pro Max |
6.7インチ |
77.8×160.7×7.85mm |
240g |
|
iPhone13 |
iPhone 13 mini |
5.4インチ |
64.2×131.5×7.65mm |
140g |
iPhone 13 |
6.1インチ |
71.5×146.7×7.65mm |
173g |
|
iPhone 13 Pro |
6.1インチ |
71.5×146.7×7.65mm |
203g |
|
iPhone 13 Pro Max |
6.7インチ |
78.1×160.8×7.65mm |
238g |
|
iPhone12 |
iPhone 12 mini |
5.4インチ |
64.2×131.5×7.4mm |
133g |
iPhone 12 |
6.1インチ |
71.5×146.7×7.4mm |
162g |
|
iPhone 12 Pro |
6.1インチ |
71.5×146.7×7.4mm |
187g |
|
iPhone 12 Pro Max |
6.7インチ |
78.1×160.8×7.4mm |
226g |
iPhoneの各機種でケースの互換性はある?
新しいiPhoneを購入するとき「今使っているiPhoneケースはそのまま使えるの?」と思う方も多いはず。サイズが似ていてもボタンの位置やカメラ部分が微妙に違い、今までのiPhoneケースが使えない場合がほとんどだ。
■サイズが近いモデルなら同じケースが使える?
iPhoneケースの中でも、相互性があるものを紹介しよう。まずは、iPhone 13&iPhone 14シリーズ。こちらはほぼ同じサイズなのでケースの互換性はあるが、厚さが0.1mmほど違うので100%同じとは言えない。誤差を許容できるかどうかによる。
続いて、iPhone 12&iPhone 12 Pro。同じ本体サイズでカメラユニットの大きさと位置も同じなので、ケースの互換性があると言える。iPhone13も同じ本体サイズではあるが、カメラユニットなどの位置が違うため、ケースの互換性はないと言える。
■ケース選びの際に注意すべきポイント
まずは、使用しているiPhoneに対応しているケースかどうかを確認する必要がある。次に、ケースのタイプ、形状、耐久性、保護力、機能性、デザイン。スマホ全体を保護できる手帳型や、素材が柔らかいものなどさまざまなタイプがあるので、使い勝手やライフスタイルに合わせて選ぼう。
用途別・iPhoneのおすすめサイズと機種
多彩なサイズ展開が特徴のiPhone。自分の用途やライフスタイルに合ったサイズを選ぶことで、デバイスをより快適に活用できる。作業効率、携帯性、エンタメ重視など、使用目的別に最適なiPhoneのサイズを選ぼう。
■片手操作を重視するならコンパクトモデル
片手操作を重視するなら軽量なコンパクトモデルを選ぼう。iPhoneシリーズでは「mini」シリーズがもっともコンパクトなモデルだったが、iPhone 13 miniの販売終了に伴い「mini」は製造されなくなった。
現在、iPhoneシリーズでもっともコンパクトなのはiPhone SEシリーズ。次いでコンパクトなのが、最新モデルのiPhone 16eだ。
■動画やゲームを楽しむ&画像の見やすさ重視なら大画面モデル
動画やゲームを楽しみたい多い方は、大画面モデルがおすすめ。2025年現在、iPhone 16 Pro Maxの画面サイズが1番大きい。次に大きいのがiPhone 15 Plus・15 Pro Maxだ。
iPhone 15 Pro Max は販売が終了しているので、通常モデルになるがiPhone 15 Plusもおすすめ。iPhone 16が発売されたことでお手頃価格になったので、この機会に検討するのもよさそうだ。
小さいiPhoneが人気な理由とは?おすすめ機種も紹介
近年、スマートフォンの画面サイズは大きくなる傾向が続いているが、その一方で、小さいiPhoneが再び注目を集めている。ここでは、小さいiPhoneが注目される背景を詳しく解説し、特におすすめの機種も紹介していこう。
■コンパクトなiPhoneのメリットとは?
コンパクトなiPhoneは、大画面と比べた際の手軽さや携帯性、使いやすさが多くのユーザーに支持されている。コンパクトなサイズながら、性能やデザインに妥協しない点も人気の理由だ。また、通常のモデルよりも安価な点も魅力の一つといえる。
■現在購入できる小型iPhoneの選択肢
現在、発売されている小型iPhoneとしておすすめの3つをご紹介しよう。
1つ目は、iPhone SE(第3世代)。2022年に発売されiPhoneシリーズの中で1番最小だ。画面サイズが4.7インチ、本体サイズが67.3×138.4×7.3mm、重さは144gと片手にすっぽりとおさまるサイズ感。
2つ目は、最新機種のiPhone 16e。画面サイズは6.1、本体サイズは71.5×146.7×7.8mm。重さは167gで、最新iPhoneシリーズの中ではもっとも小さい。コンパクトながらホームボタンがなく、画面占有率が高いのもポイントだ。
2つ目は、2023年に発売されたiPhone 15。画面サイズが6.1インチ、本体サイズが71.6mm×147.6mm×7.8mm、重さは171g。高さと幅のサイズならiPhone15 Proの方が小さいが、現在は販売終了している。厚さと重さはiPhone15の方が小さく軽いため、持ちやすさを考慮するとiPhone15がおすすめだ。
■小さいサイズのiPhoneが今後発売される可能性はある?
2025年現在、小さいサイズのiPhoneが発売される情報は今のところない状況だ。iPhone 13 miniの販売が終了し、iPhone 14・15そして最新のiPhone 16でもminiモデルはなかった。
しかし、iPhone 16から、少し小ぶりなサイズのiPhone 16eが発売されたこともあり、反響によってはコンパクトサイズのiPhone復活もあり得るかもしれない。今後の動向に期待したい。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部