
セイコーは、ジェラルド・ジェンタ氏が手掛け、クレドールのオリジナリティの確立に大きな影響を与えた「Locomotive(ロコモティブ)」を、<クレドール>の新たなデザインシリーズとして5月23日(金)より発売する。希望小売価格は1,870,000円(税込)。
深みのあるグリーンダイヤルと精緻な六角形のダイヤルパターン
クレドールの歴史を代表するモデルの一つである「クレドール ロコモティブ」は、ブランドならではのオリジナリティを持った「唯一無二のデザイン」を追求し、時計デザイナーのジェラルド・ジェンタ氏によって手掛けられ、1979年に発売された。
本作は、ジェンタ氏とクレドールの、ものづくりに対する情熱や、デザインと技術への飽くなき探求心が共鳴することによって生まれた「時を超えて愛される唯一無二の造形」を継承した「ロコモティブ」の新しいモデルだ。
ダイヤルカラーには、「Green Light※」を表す深みのあるグリーンを採用し、細かな六角形のパターンと組み合わせた。
六角形それぞれに、交互に方向の異なるストライプ模様を施しており、光の当たる角度によって色が明滅するように見えるダイヤルとなっている。
※Green Lightとは、「青信号」に由来する、「物事を進める際のGoサイン」を意味する言葉として使われている。
ロコモティブの象徴である六角形は、ケースデザインはもちろん、りゅうずやベゼルのねじ、ブレスレットの中駒など、随所にあしらわれている。
2024年に復活を遂げたロコモティブでは、ベゼルとケースそれぞれに、ヘアラインと鏡面の仕上げ分けを施し、アイコニックな六角形のデザインをより美しく際立たせた。
また、長期的な使用に適した、対となる6つのねじによってケースを挟み込む構造を採用している。
ロコモティブのブレスレットは、ケースから中留側へなめらかに連なるテーパー駒と、六角形の中駒が特徴。それぞれの駒には、一つひとつ、熟練した職人の手でヘアライン仕上げを施した。
また、駒の両端の斜面を磨き上げることで、腕の動きに合わせて光が揺らめき、手元を美しく演出する。柔らかな丸みを帯びた駒が連なるブレスレットは、心地よい装着感を実現した。
搭載されるムーブメントは、メカニカルムーブメント「キャリバーCR01」。薄型の3針メカニカルムーブメントを搭載することで、クオーツムーブメントを搭載したオリジナルモデルと同様に、厚さ9mm以下のエレガントなフォルムを実現した。
製品概要
<クレドール>LOCOMOTIVE
品番:GCCR997
希望小売価格:1,870,000円(税込)
ケース・ブレスレット:ブライトチタン
ガラス:サファイアガラス(内面無反射コーティング)
防水性能:日常生活用強化防水(10気圧防水)
ケースサイズ:[外径]38.8mm(りゅうず含まず)、[厚さ]8.9mm
発売予定日:5月23日(金)
ムーブメント仕様
メカニカルムーブメント キャリバーCR01
巻上方式:自動巻(手巻つき)
時間精度:日差 +15 秒~-10 秒
パワーリザーブ:最大巻上時約45時間
石数:26石
振動数:28,800振動/時(8振動/秒)
■ジェラルド・ジェンタ氏について
1931年5月1日ジュネーブ生まれ。1950年代に時計のデザインを始め、「クレドール ロコモティブ」をはじめとする時計史に残る数々の傑作をデザインした。
最高級時計ブランドとのコラボレーションと並行して1969年に自身の会社を設立。自身の名を冠したブランドを展開し、卓越した作品を数多く生み出している。
常に創造と革新を続け、新しい形や素材と時計製造の複雑さを融合させた。前例のないアイデアに取り組むジェンタ氏は瞬く間に世界中の時計業界と時計愛好家から尊敬と高い評価を得るようになった。2011年8月、80歳で逝去。
関連情報
https://www.credor.com/special/locomotive/
構成/Ara