DIMEおすすめの投資方法
地価高騰が進む地方で現物購入を!またはREITでローリターンを狙う
現物購入した不動産投資と株式(REIT)への投資の違いは?
REITとは、投資家から集めた資金で不動産へ投資し、賃貸料収入や売買益を投資家に配当する金融商品。「不動産投資信託」と呼ばれ、上場しているために株式と同様に売買ができる。「J-REIT」は日本のREITの総称だ。最大の特徴は管理を運用会社に一任すること。専門知識がなくても、安定的な配当(インカムゲイン)が得られる。一方、実物の不動産投資は、取得物件の価格は自己資金よりも大きく、売却益の大きなリターンが期待できる。
[一攫千金派]は北海道や新潟県のリゾート地域で未開拓な物件を探せ!
不動産投資についてしっかりと勉強し、不動産の購入想定地域に足を運んで現地を見極めることが〝実物を買う〟不動産投資には特に必要だ。そんな現物不動産の投資について、将来性を望める地域として前出の榊氏が選んだのは、以下のとおり。いずれもインバウンド需要のさらなる高まりに伴って地価高騰が望めるそうだ。
北海道のパウダースノーエリアは、中長期に見て非常に有望。特に今後は北海道ニセコの周辺は注目度が高まることが必至だと言われる。新潟県の越後湯沢も榊氏のおすすめ地域。今後、地価高騰が望めるそうだ。
[ローリスク派]はNISAも使えて歴史的割安水準の「J-REIT」を選択
東証に上場しているJ-REITは合計57銘柄。これら全銘柄を対象としたJ-REITの平均予想分配金利回りは、2024年12月末時点で5.15%。この水準は過去10年間で最も高い利回りだ。つまり、現在のJ-REITは歴史的な割安水準といえる。手堅いオフィスビルに投資している銘柄で6%を超えるものもあり、値頃感が強まっている。
J-REITへの投資方法は以上の3通りがある。最も始めやすいのは、REITファンドともいわれるJ-REIT投資信託だ。個別銘柄やETFよりも少額(1000円~)から投資できるのに加えて、NISAの成長投資枠で積立投資も可能。
株主優待と不動産(J-REIT)の組み合わせでインカムゲインで5%を目指すという手も!
株式の個別銘柄の中には、配当利回りと優待利回りを合計した「総合利回り」が、5%を超えるものが少なくない。その中から不動産関連以外の銘柄を選んで、J-REITの分配金利回りが5%を超える銘柄と組み合わせる。そうすれば、インカムゲインだけでも5%が期待できるのだ。分散投資(性質や値動きの異なる複数の資産に分散して運用すること)の効果も発揮するポートフォリオを組めるようになる。
取材・文/松岡賢治 編集/田尻健二郎