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スイーツをよく食べる人は食べる習慣がない人より幸福度が高い傾向

2025.03.01

洋生菓子を製造・販売するモンテールは、創業70周年を機に「しあわせにまじめ」という新たなコーポレートメッセージを発信。併せて「スイーツの喫食としあわせの関係性」についての調査をまとめた「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2025」を公開した。

これは立命館大学 食マネジメント学部の和田有史 教授を監修者に迎え、経年でのスイーツへの志向変化とともに、月1回以上スーパー・コンビニのスイーツを購入する20~60代の男女を対象に、スイーツが人々の幸せやウェルビーイングにどのように影響しているかを調査したものだ。

本稿では同社リリースをもとに、その概要をお伝えする。

スイーツをよく食べる人は食べる習慣がない人より「とても幸せ」な割合が高い

図21 スイーツの喫食頻度別に比較した最近30日間の状態

「感情的well-being尺度(短縮版)※1」で作成された7項目を用いて、スイーツを食べる習慣がある人(「ほぼ毎日」「毎週」「月に数回」それぞれ)と、スイーツを食べる習慣がない人の「最近30日間の状態」を比較すると、ポジティブな感情「満足している」 「気分がいい」「とても幸せだ」と答えた人の割合は、スイーツを食べる習慣がある人の方がいずれにおいても高いことが明らかになった。

また、スイーツを食べる頻度が高いほど「とても幸せだ」と感じている人の割合が多く、スイーツを「ほぼ毎日」食べる人が57.7%、食べる習慣がない人は45.7%で、12ポイントもの差がみられた[図21]。
※1「感情的well-being尺度(短縮版)」(中原純)
主観的ウェルビーイングの要素(人生満足度、ポジティブ感情、ネガティブ感情)のうち、感情的な側面である、「感情的well-being」を測定するための尺度。
Mroczekら(1998)註が、情緒、気分、感情などに関する多数の尺度を吟味し提案したポジティブ感情6項目、ネガティブ感情6項目からなる尺度を7項目で測定できる短縮版。今回の調査では、回答者の「最近30日間の状態」について測定。

■スイーツが、“イライラ、無気力、ピリピリ”を解消する、「心の安定剤」に

図23 【二次元気分尺度】日常生活においてスイーツを食べていないときとスイーツを食べたときの心理状態(気分)の変化

スイーツを食べることによる気分の変化を「二次元気分尺度※2」を用いて数値化し検証したところ、スイーツを食べると心の安定度が上がり、約9割以上が「落ち着いた・リラックスした」状態になることがわかった[図23、24]。
※2 調査対象者によるセルフモニタリングを通して、心の「活性度」と「安定度」を測る尺度およびその分析方法。8項目の質問に、0(全くそうではない)~5(非常にそう)の6段階で回答してもらい、指定した時点における心理状態(気分)を数量化する。今回の調査では、「日常生活において、スイーツを食べたとき/食べていないとき」の気分について聴取し、回答結果から「活性度」、「安定度」、 「快適度」、「覚醒度」を算出し、スイーツを食べることによる気分の変化を検証した。

■94.7%がスイーツを食べたときにリラックスした気分を実感

図24 スイーツを食べていないときとスイーツを食べたときの心理状態(気分)の比較

「二次元気分尺度」で使用した8項目についての回答をスイーツを食べる前後で比較すると、 「リラックスした」(+21.9pt) 、「落ち着いた」(+18.0pt)、「イキイキした」(+17.6pt)、 「活気にあふれた」(+14.9pt)は、スイーツを食べたときの方が数値が高く、特に「リラックスした」は94.7%もの人が実感していた。

一方、ネガティブな心理状態「イライラした」(-34.2pt)、「無気力な」(-26.4pt)、「ピリピリした」(-26.9pt)、「だらけた」(-11.1pt)は、スイーツを食べることで大きく和らぎ、心の安定度の上昇につながっていることがわかった[図24]。なお、これは全ての性年代において同様の傾向がみられた。

回答者の約9割が「スイーツを食べることで幸せを感じる」

図25 スイーツに関する意識(スイーツを食べることでどうなるか)

スイーツを食べることで心理状態(気分)がどうなるかの意識調査の結果、「幸せを感じる」という人は88.3%となり、約9割の人が幸せな気分になっていることが明らかになった。

「リラックスできる」(85.5%)、「嬉しい気分が増幅する」(82.5%)も8割を超えており、スイーツを食べることでポジティブな気持ちが増したり、リラックス状態となるようだ。

「落ち込んだ気持ちが和らぐ」(77.0%)、「モチベーションが増幅する」(75.6%)、「エネルギーがみなぎる」(71.8%)も7割以上の人が回答しており、気持ちが前向きになり、元気になれるという人が多い実態が推察できる。[図25]。

調査概要
<スーパー・コンビニの洋生菓子(スイーツ)に関する調査>
実施時期/2007年から2024年まで毎年実施
調査手法/インターネット調査
調査対象/16~64 歳の男女約1000 人
<スイーツの喫食としあわせの関係性に関する調査>
実施時期/2024年11月1日~11月4日
調査手法/インターネット調査(スクリーニング調査、本調査)
調査対象/
スクリーニング調査:20代~60代の男女1万6052人
本調査:月に1回以上「スーパー・コンビニのスイーツ」を購入すると回答した 20代~60代の男女2000人(世代ごとに男女200人ずつ)

関連情報
http://www.monteur.co.jp/

構成/清水眞希

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