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小中学生2000人に聞いた「最も好きな教科」は社会、「最も苦手な教科」は?

2025.03.01

ニフティは同社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」において、「勉強」に関するアンケート調査を実施。結果をグラフにまとめて発表した。本稿では同社リリースを元に、その概要をお伝えする。

最も好きな教科は「社会」、2位は小学生が「算数・数学」、中学生が「英語・外国語活動」

最も人気が高かった教科は、小中学生ともに「社会」だった。2位は小学生が「算数・数学」、中学生が「英語・外国語活動」。また小学生の時には5教科の中で最も不人気だった「英語・外国語活動」が、中学生では人気科目となっている。

2024年の「勉強」に関する調査レポートでは、「社会」は上位ではあったものの、小学生では「国語」「算数・数学」が1位だった。中学生では今回同様「社会」が1位にランクされた。

■5教科以外で好きな教科、小学生は「図工・美術」、中学生では「音楽」

小学生では「図工・美術」、中学生では「音楽」が1位となっている。

小中学生ともに最も苦手な教科は「算数・数学」

小中学生ともに、40%以上の人が最も苦手な教科は「算数・数学」と回答。2位はどちらも「英語・外国語活動」だった。1位と2位の差から、「算数・数学」を苦手と感じる人が特に多いことがわかる。2024年の調査でも同様の結果となっている。

■5教科以外で最も苦手な教科は小学生・中学生ともに「体育・保健体育」

小学生・中学生ともに最も多かった回答は「体育・保健体育」だった。小学生で35.1%、中学生で42.6%の人が「苦手」と答えているため、中学生の方がより「体育・保健体育」に苦手意識を持っているようだ。

■勉強でわからないことがあったときは「自分で調べる」

64.5%の小中学生が、勉強でわからないことがあった場合は「自分で調べる」と回答した。「友達に聞く」「おうちの人に聞く」が上位に入っていることから、まずは身近な人に聞いて解決しようとする傾向があると考えられる。

■暗記科目は「見て覚える」「たくさん書く」

暗記科目は「見て覚える」が60.1%で最多となった。2位は56%の「たくさん書く」で1位と大きな差はなく、3位以下には「声に出す」「色ペンとチェックシートを使う」などの回答が並んでいる。

8割以上の小中学生が「受験経験なし」

8割以上の小中学生が、これまでに受験をしたことは「ない」と回答した。

■西日本の都道府県に受験経験者が多い傾向

都道府県別に受験をしたことがある人の割合をみると、西日本の都道府県が上位を占めることがわかった。

■小学生で受験を経験した子どもの約4割が幼稚園受験も経験

小学生で受験をしたことがあるほとんどの人が「小学校受験」をしているようだが、約4割は「幼稚園受験」も経験していることがわかった。また、中学生で受験をしたことがある約9割の子どもたちは「中学校受験」を経験していて、「小学校受験」、「幼稚園受験」を経験した人は2割程度となっている。全体での小学校受験の割合も4割を超えていることから、年々小学校受験をする人が増加してきているのかもしれない。

受験をしたことがある人へ:「受験をしてよかった」と思うのはどんなとき?

・高校受験しなくて良くなるから、みんなが勉強してる時期に遊べる!!
・自分と同じレベルの人と勉強でき、教え合えること。
・勉強する習慣がついた
・学校の治安が良い!すごい平和
・授業で受験勉強の成果が出たとき!

受験に合格した結果、中高一貫校に入学し、高校受験の必要がなくなったことを喜んでいる人が多いようだ。また、同じ学力や環境の人が集まっているため勉強に関するストレスがなく、お互いに教え合えることなども挙げられている。

■もしも学校の授業に追加できるなら、どんな科目を追加したい?

・eスポーツ・ゲーム
・SNSの使い方
・アニメ・漫画の科目
・お金について!投資とか
・メイクやファッションの授業

eスポーツやゲームの授業を追加したいとの回答が多く集まった。また、SNSを巡るトラブルが増えていることから、SNSの安全な利用方法を知るための授業が必要という声も寄せられている。

調査概要
アンケート実施期間/2024年12月10日(火)~2025年1月6日(月)
調査機関/自社調査
調査対象/小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者
有効回答数/2098件
調査方法/インターネット調査

関連情報
https://www.nifty.co.jp/

構成/清水眞希

スタンフォードでAIを学ぶ医師が開発!1か月で図形問題が得意になる小学生向け算数ドリルが登場

 小学校の勉強科目で、好き嫌いや得意・不得意が一番はっきりしているのが算数。特に図形問題については、苦手としている子どもが非常に多い。中でも立体図形問題は苦手意識をもっている小学生が多いといわれている。ところが、平面図形を正確にイメージする力が身につき、図形の性質を正確に理解する作図力が上達するようになるという小学生向けの図形計算ドリル「AI脳が身につく最強の図形ドリル」(小学館)が登場。

さらに、平行・対称・回転の3つの平面感覚を養うことができるほか、立体図形を俯瞰・展開する力を高めることができるという。この画期的な小学生向けの算数ドリルを開発したのは、現在、スタンフォード大学大学院のAI専攻コースでAIを学び続けている岩波邦明医師だ。岩波氏によると、このドリルをマスターすることで「AI脳」が身につくという。早速、岩波氏に話を聞いてみた。

岩波邦明さん
医師。AI研究者。現在、スタンフォード大学大学院コースでAIを専攻。1987年生まれ。東京大学医学部卒。MENSA会員。在学中に暗算法「岩波メソッド ゴースト暗算」を開発。著書は66万部を超えるベストセラーに。AI資格「Stanford AI Graduate & Professional Certificate」を取得。

 突然ですが、みなさんは算数の図形問題が得意でしょうか?
「小学生時代は苦手だった」「図形問題のせいで算数が嫌いになった」 という方も少なくないはずです。 みなさんが小学生だった頃と同じように、 図形問題を苦手とする子どもたちは今でもたくさんいます。そして、当時と同じように、図形問題は中学入試を目指す子どもたちが乗り越えるべき算数の最重要分野であるといわれています。

大人たちがどれだけ理路整然と理論を並べ立てたところで納得できなければ、子どもたちは頭を縦に振りません。また、図形問題をたくさん解くことは、
解き方の引き出しを増やす(ひらめきを得る)ために必要ですが、図形問題が得意になる前に“苦手意識”が芽生えてしまっては本末転倒です。ではどうして図形問題につまずいてしまうのでしょうか。それは図形センスの習得を疎かにしているからだと私は考えます。

 本書は、中学入試の算数の図形問題を解くために必要となる(平面図形のイメージ力、立体図形の把握力、 作図力など)のトレーニングを目的にしています。算数の知識のいらないパズル問題を数多く収録しているので未就学の子どもたちでも、楽しく図形センスを磨くことができます。また、本書はもうひとつ重要な力が身につくことを目的にしています。みなさんは「生成AI」という言葉を見聞きした覚えはないでしょうか。新聞などで盛んに報道されている通り、現在、AIは進化の渦中にあります。その飛躍はすさまじく、ゆくゆくは人間社会の在り方を大きく変えるだろうと予測されています。

 AIが人間の仕事を奪うのではないかといった危惧を目にすることもありますがどのような形であれ、来るべきAI時代に向けて備えておくべき能力があります。それが「AI脳」=AIを使いこなす力です。私がスタンフォード大学でAIについて学ぶ中で、気づきを得たことが2つあります。ひとつはAIの開発・研究において、数学の習熟が不可欠であること。もうひとつがAIを使いこなす上で基本的な仕組みをイメージとして認識・理解できる力が必要であることです。

それこそが「図形センス」なのです。図形センスとは、複雑な物事を頭の中でシンプルな図へと変換できる力であるとも言い換えることができます。例えば、図のようなAI の仕組みをホワイトボードに書いてわかりやすく伝えられる人は、図形イメージ力が高く、
AIを使いこなしている人といえるでしょう。本書が、子どもたちが図形問題を好きになるきっかけとなり、AI時代を賢く生き抜く一助となることを願っています。

 この図形ドリルには、図形計算が得意になる8つのテクニックが網羅されている。著者の岩波邦明医師は、2011年に独自の暗算方をまとめた小学生向けドリル「岩波メソッド ゴースト暗算」を刊行し、シリーズ累計66万部の大ヒットを記録。2023年にはこのメソッドをバージョンアップさせた「小学生が99×99までスイスイ暗算できる最強ドリル」を出版。こちらもたちまち重版になっている。現在は、米スタンフォード大学大学院コースでAIを専攻し、最高評価の成績を収めたというまさに数学のプロ。

その岩波氏が、今回、中学入試までの1か月で図形問題が得意になるというドリルを監修した。岩波氏が「問題集でも参考書でもない、画期的なワークブックです」というように、内容もとてもユニークなものとなっている。算数、とくに図形問題が苦手だというお子さんにプレゼントしてみてはいかがだろう。

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