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サウナー必浴!京都で密かに人気の〝隠れサウナ〟ができちゃう餃子店に潜入

2025.03.02

「ぎょうざ湯」をご存知ですか?スープに餃子が浮かんでる料理? あるいは、アヒルちゃんの代わりに餃子型のおもちゃが浮かんでいる銭湯?

正解は、そのどちらでもありません。

京都で観光客が殺到する祇園エリアの南側、花街・宮川町に近い団栗(どんぐり)通りに面した「ぎょうざ湯」は、餃子店の中にサウナ風呂があるという珍しい施設。

この『夷川餃子なかじま』は、京都では若い世代にも人気のリーズナブルで美味しいお店で、本記事ライターの私、インディも以前から本店に通っていました。

ある日、支店の団栗店のカウンターで餃子を食べていたら、「ぷはーっ」と上気した顔立ちの男性がタオルを首からかけて店の奥から出てくるではないですか。一体何事? とお店の人に聞いてみたら、奥にサウナ風呂があるとのこと。餃子のお店でサウナって?? 興味津々です。

調べてみると、「ぎょうざ湯」は完全予約制の貸切銭湯(80分入替制)で、お店のサイトからオンライン予約できます。ずいぶん先までほとんど埋まっていましたが、何とか2週間後の夕方に空きを発見。数年前に東京から京都へ移住したサウナ好きのライターA野さんを誘ってオヤジふたりで行ってみることにしました。

町中華の店の奥へ突撃!

『夷川餃子なかじま 団栗店』の店頭。よく見ると「サウナ・水風呂」の看板が。

平日の午後4時。祇園に近いから人通りはあるものの、開店前のお店にはまだ誰もいません。

A野「え、ここ? 町中華じゃないですか?」

インディ「はい、餃子が名物のお店です。この店の奥にサウナ風呂があるらしいんですよ」

A野「まだクローズの看板が出てますね(こわごわ)」

インディ「大丈夫です、予約してあるから。入りますよ!」

ガラッと扉を開けて足を踏み入れます。

インディ「あのー、『ぎょうざ湯』を予約してきたんですが」

お店の人「はい、承っております。では、こちらの注意事項を読んでサインをお願いします」

ふむふむ、サウナやお風呂に入る際に求められる一般的な注意ですね。

「サウナ・水風呂」と書かれた扉。その向こうには……。

サインをすると鍵を渡され、中へと案内されます。普段は関係者以外入れなさそうな、お店のバックヤードを通り抜けます。わくわく。すると専用の扉がありました。

A野「なんだか町中華の奥とは思えない雰囲気ですね」

インディ「入りますよ!」

がちゃ。鍵を開けて扉の向こうには、まるで温泉旅館の浴場のような光景が。

「THREE」のアメニティが充実した洗面台

高級旅館のような露天風呂も!

A野「きれいじゃないですか。厨房みたいなサウナ風呂かと想像してました」

インディ「これ、ほとんど高級旅館ですね」

洗面所にはダイソンのドライヤーやアメニティが並び、浴場に視線を移すと、サウナの扉の横にロウリュの道具と水風呂、そして外には露天風呂が!

サウナの扉と水風呂。その向こうには露天風呂が。

入りますよ!という言葉も待たずに服を脱ぎ始めるA野氏。期待が高まります。

A野「ひゃー、こんな京都の真ん中で露天風呂があるとは! まずは外から攻めましょう」

インディ「ラグジュアリーな宿って感じの露天風呂ですね」

ざばーっ。かけ湯もほどほどに、まずは露天風呂に入浴。

ぷはーっ。上を見上げると青空が見えます。とても賑やかな祇園エリアとは思えない静寂な空間に感服です。

この日の外気温は5度。ダウンを着ていないと外を歩くのも寒い気温なのに、露天風呂で温まると外気浴スペースに出ても寒く感じません。

滑らかなお湯で心地よい露天風呂。

青空がのぞく外気浴スペース。

ロウリュもできる本格サウナ

インディ「肝心のサウナに入りますよ!」

A野「おお、これは本格的ですね」

サウナの扉前にはセルフロウリュ用の道具が置かれています。扉を開けると、右側にサウナストーン、それを囲むようにL字にベンチがあります。3名入ればいっぱいというくらいの小さなサウナです。今日は男ふたりでちょうどいいかも。

セルフロウリュの道具を持って中へ入る。

A野「熱すぎず入りやすいサウナですね。長居できそう」

インディ「私はあんまり熱いのは苦手なんですよね」

A野「京都には銭湯もまだたくさん残っていて、時々近所の銭湯に行くんですよ。東京に比べると京都の銭湯はぬるめかな」

インディ「江戸っ子は熱いのが好きなんでしょ。サウナも京都の方がはんなりとおだやかなのかも」

サウナ室の中で話がはずみ、5分や10分なんてすぐに経過してしまいます。

コンパクトながら本格的なサウナ室。

サウナストーンもがっつり。

ホットになったら、次は水風呂。賀茂川水系の地下水からくみ上げた天然水だそうです。

インディ「私は水風呂に弱くて(ブルブル)」

A野「サウナで水風呂は必須じゃないですか。入りますよ! おー、いいっ。うむ!」

インディ「ひゃー、ヒートショックが怖いから私は外の冷気でクールダウンします」

A野「何弱気なこと言ってるんですか(根性ねえなあ)」

こんなやりとりをしながら、サウナに入り、水風呂に入り、露天風呂に入り、外のチェアで寛ぐという無限ループを繰り返します。

「ぎょうざ湯」の利用は1回あたり80分。あっという間に60分以上が過ぎ、後ろ髪をひかれながらチェックアウトの準備です。

A野「サウナのあとはビールですよね」

インディ「はい。あ、お店の席空いてるかな?」

すでに夜営業の時間になっているので、すかさず携帯でお店に電話して空き状況を確認。席を確保できました。湯上りの時間に合わせて、事前に予約しておいた方が賢明ですね。

注意書きの最後に「水風呂サイコーと声を出してください」(笑)

サウナ、水風呂からの外気浴スペースでのーんびり。ドリンクも別途注文できます。

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