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説明できる?意外と知らない「ハイボール」の定義と言葉の由来

2025.05.04

ハイボールは、ウイスキーの芳醇な香りと炭酸の爽快感を楽しめるカクテルだ。ビールやサワーと比較すると、ドライで飲みやすい味わいと、低カロリー・糖質ゼロの点が魅力となっている。

ハイボールは、ウイスキーを炭酸水で割ったシンプルながら奥深い味わいのカクテルだ。爽快な喉ごしと芳醇な香りが楽しめることから、日本でも多くの人に親しまれている。近年は「角ハイボール」などの商品化も進み、手軽に楽しめるようになった。

しかし、「ハイボールとはどんなお酒なのか?」「ウイスキーとの違いは?」といった疑問を持つ人も多い。

本記事では、ハイボールの基本的な定義や特徴、他のお酒との違い、美味しい作り方やおすすめの銘柄について詳しく解説する。

ハイボールとは?基本的な意味と特徴

ハイボールは、ウイスキーを炭酸水で割ったシンプルなカクテルだが、その歴史や語源にはさまざまな逸話がある。

さらに、ハイボールという言葉は本来、ウイスキーに限らず、蒸留酒をソーダなどで割った飲み物全般を指すこともある。ここでは、ハイボールの定義や語源、ウイスキーとの関係について詳しく見ていく。

■ハイボールの定義とは?

ハイボールとは、一般的にウイスキーを炭酸水で割ったカクテルのことを指す。日本では「ハイボール=ウイスキーのソーダ割り」として知られているが、海外ではラムやブランデーなど他の蒸留酒を炭酸水で割ったものも「ハイボール」と呼ばれることがある。

日本でハイボールが広く普及したのは、サントリーが「角ハイボール」を展開し、居酒屋や家庭で手軽に楽しめるスタイルを確立したことが大きい。

ウイスキーをソーダで割ることで、飲みやすさが増し、食事との相性も抜群に良くなる。

■ハイボールの語源と由来

ハイボールの名前の由来には諸説あるが、代表的なものは以下の3つの説だ。

スコットランドのゴルフ場説

19世紀後半、スコットランドのゴルフ場でウイスキーのソーダ割りを楽しんでいたプレイヤーが、遠くに高く打ち上げられたボールを見て「ハイボールだ!」と叫んだことが由来とされる。

アメリカ鉄道信号説

19世紀のアメリカでは、鉄道の信号に気球(ボール)を使っていた。気球が高く上がると「進行OK」のサインとされており、この「ハイボール=ゴーサイン」という意味が転じて、酒場で提供されるウイスキーのソーダ割りも「ハイボール」と呼ばれるようになったという説がある。

ソーダの泡説

ウイスキーに炭酸水を加えた際に、グラスの中で無数の泡が立ち上がる様子を「ボール」に見立てて、「ハイボール」と名付けられたという説もある。

■ハイボールとウイスキーの関係

ハイボールは、ウイスキーをベースにしたカクテルのため、使用するウイスキーの種類によって風味が大きく変わる。

ウイスキーには以下の5つの種類があり、それぞれ異なる個性を持っている。特に日本では、ジャパニーズウイスキーを使ったハイボールが定番となっている。

  • スコッチウイスキー(スコットランド産):スモーキーな香りが特徴
  • アイリッシュウイスキー(アイルランド産):軽やかで飲みやすい
  • アメリカンウイスキー(アメリカ産):甘みがありコクが深い
  • カナディアンウイスキー(カナダ産):まろやかで軽い口当たり
  • ジャパニーズウイスキー(日本産):バランスが良く、繊細な味わい

ハイボールと他のお酒の違い

ハイボールはウイスキーを炭酸水で割ったシンプルなカクテルだが、他の酒類と比べるとどのような違いがあるのか?

ビールやサワーなどの人気のお酒と比較することで、それぞれの特徴や楽しみ方の違いが明確になる。ここでは、ハイボールとビール、サワーとの違いを解説する。

■ハイボールとビールとの違い

ハイボールとビールは、どちらも炭酸の爽快感が楽しめるお酒だが、原料や製法、味わいには大きな違いがある。

ハイボール ビール
ベース ウイスキー 麦芽・ホップ・水・酵母
アルコール度数 7〜9度 5度前後
味わい 芳醇でキレがある コクと苦みがある
カロリー 低め(糖質ゼロ) 高め(糖質含む)

ビールは、麦芽とホップの苦みが特徴的で、比較的どっしりとした味わい。一方、ハイボールはウイスキーの香ばしさと炭酸の刺激が合わさった、キレのある飲み心地が特徴だ。

また、カロリー面でも違いがある。ビールには糖質が含まれているため、ハイボールに比べてやや高カロリーになりがち。糖質を抑えたお酒を好む人には、ハイボールのほうが向いている。

■ハイボールとサワーの違い

ハイボールとサワーは、どちらも炭酸水を加えて作られるカクテルだが、ベースのお酒や味わいが異なる。

ハイボール サワー
ベース ウイスキー 焼酎・ウォッカなど
味わい ドライでキレがある 甘みや酸味がある
アルコール度数 7〜9度 4〜6度

サワーは、焼酎やウォッカにレモンやグレープフルーツなどの果汁を加えて作るため、フルーティーな味わいが特徴。甘みがあるため、お酒が苦手な人でも飲みやすい。一方、ハイボールはウイスキーの風味を活かした、よりドライな味わいが魅力となっている。

ハイボールの魅力とは?人気の理由

ハイボールが多くの人に愛される理由は、その爽快な飲み心地と食事との相性の良さにある。また、低カロリーでヘルシーな点も人気の要因だ。ここでは、ハイボールの魅力について詳しく見ていく。

■ハイボールが食事に合う理由

ハイボールは、食事との相性が抜群に良いお酒のひとつだ。その理由は、ウイスキーの芳醇な香りと炭酸の爽快感が、料理の味を引き立てるからだ。特に、以下のような料理と相性が良い。

  • 揚げ物(唐揚げ、天ぷらなど):炭酸が油っぽさを流し、さっぱりと楽しめる
  • 焼肉・ステーキ:ウイスキーの香ばしさが肉の旨みを引き立てる
  • 和食(焼き魚、煮物など):優しい味付けにマッチし、素材の味を損なわない

また、ビールのように苦みがないため、味の濃い料理にも合わせやすい。アルコール度数を調整しやすいため、軽く飲みたいときにも最適だ。

■ハイボールは低カロリーでヘルシー

ハイボールは、他のアルコール飲料と比較して、カロリーが低く、糖質をほとんど含まないのが大きな特徴だ。

ビールやサワーには糖質が含まれているため、飲みすぎるとカロリーが高くなりやすい。一方、ハイボールはウイスキーと炭酸水のみで作られるため、糖質ゼロでヘルシーに楽しめる。

また、炭酸の刺激によって満足感が得られやすいため、飲みすぎを防ぐ効果もある。ダイエット中や健康志向の人にとって、ハイボールは理想的な選択肢のひとつといえる。

ハイボールのおいしい作り方とおすすめの飲み方

ハイボールは、シンプルなレシピながら、作り方の工夫によって味わいが大きく変わる。おいしく作るコツを押さえて、自宅でもバーのような本格的なハイボールを楽しもう。

■おいしいハイボールの作り方

  1. グラスをしっかり冷やす:冷たいグラスを使うことで、氷が溶けにくくなり、最後までスッキリとした味わいを楽しめる。
  2. 大きめの氷をたっぷり入れる:溶けにくい大きな氷を使うことで、炭酸の爽快感を長く保つことができる。
  3. ウイスキーと炭酸水の黄金比を守る:一般的には「ウイスキー1:炭酸水3〜4」の割合がベスト。濃さはお好みで調整しよう。
  4. 炭酸水はゆっくり注ぐ:炭酸が抜けないよう、グラスの縁に沿って静かに注ぐのがポイント。
  5. 混ぜすぎない:マドラーで1〜2回軽くかき混ぜる程度にすると、炭酸が長持ちする。

■おすすめの飲み方

ハイボールをよりおいしく飲みたいなら、以下の工夫をしてみるのもおすすめ。

  • レモンやライムを加える:爽やかな香りが加わり、食事ともさらに相性が良くなる。
  • 氷なしで作る「ハーフロックハイボール」:ウイスキーの風味をよりダイレクトに味わえる飲み方。
  • 炭酸の種類を変える:強炭酸水を使うと、より刺激的な喉ごしに。微炭酸ならまろやかで飲みやすい仕上がりになる。

自分好みのハイボールを見つけて、奥深い味わいを楽しんでみよう。

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

文/編集部

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