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傲慢とは驕り高ぶって人を見下すこと!覚えておきたい類似する言葉と正しい使い方

2025.11.06

傲慢とは、驕り高ぶって人を見下すことです。 あなたの周りにも、やたらと高圧的な態度をとる人はいませんか?もしかしたら、あなた自身が周囲に「傲慢な人だ」と思われているかもしれません。 傲慢な人に見られる特徴や「高慢」との違い、また、言い換えに使える言葉をご紹介します。「感じのよい人」になるためにも、ぜひご自身に傲慢なところがないかチェックしてみてください。

傲慢(ごうまん)とは、驕り高ぶり人を見下すことや、その様子を指す言葉です。次のように使います。

  • 彼女の傲慢な態度には、もう我慢がならない。
  • 彼はわたしに対して傲慢無礼だ。しかも、相手によっては卑屈になるから、余計に感じが悪い。

傲慢は、決して褒められる態度ではありません。そのため、自分以外の人に使うときは注意が必要です。

「いつも偉そうで感じが悪い」と思っても、巡り巡って相手の耳に届く恐れもあるため、「自分軸が確立されている」「周囲に流されない」「意志が強い」と言い換えるほうがよいかもしれません。

参考:デジタル大辞泉

傲慢な人に見られる5つの特徴

失礼なイメージ
Businessman giving instructions while walking

傲慢な人とは、付き合いづらいと感じる方も多いでしょう。付き合いづらさは、傲慢な人特有の考え方や言動に由来するのかもしれません。まずは、傲慢な人に見られる特徴について確認しておきましょう。主に次の特徴が見られます。

  • 常に自分が正しいと考えている
  • 基本的には他責思考で生きている
  • 自己評価が高すぎる
  • 人を見下した言動が多い
  • 気分屋で主張がころころ変わる

それぞれの特徴をご紹介します。

■常に自分が正しいと考えている

傲慢な人は、常に自分が正しいと考えています。自分が正しく、他人は間違っているため、他人は見下してもよい存在として認識しているのでしょう。

また、正しい自分は「周囲を教え導く存在」だとも考えています。そのため、他人へ話すときは、「知らないだろうから教えてあげる」「間違った考え方を正してあげる」といった上から目線になり、さらに周囲に傲慢な印象を与えます。

■基本的には他責思考で生きている

常に自分が正しいと考えている傲慢な人ですが、ときには自分の過ちやよくない点にも気付きます。

たとえば、約束の時間に遅れてしまい、待ち合わせていた人に迷惑をかけてしまうかもしれません。しかし、そのようなときでも傲慢な人は自分を正当化しようとします。

「そんなに時間にこだわるなら、昨日のうちに念押ししてくれればよかったのに!」「わたしが疲れているのを知っているくせに!」と、遅れた自分ではなく、遅れる原因となった相手が悪いと考えようとします。

■自己評価が高すぎる

常に自分が正しいと考えている傲慢な人は、自分が優れた人間だと考えています。しかし、客観的に見て優れているから「優れている」と判断しているのではなく、単に自己評価が高すぎるだけのことも多いようです。

社交の挨拶として「すごいですね」と褒めるのをそのまま受け取り、自己肯定感を高めること自体は悪いことではありません。

とはいえ、「自分は優れている=他人は劣っている」と考えるのは問題です。傲慢な人は「自分が優れている」と「他人は劣っている」と同義に考える傾向にあり、周囲に不快感を抱かせます。

■人を見下した言動が多い

傲慢な人は「他人は劣っている」と考えていることが多いため、人を見下した言動も自然に多くなります。

たとえば、英会話に自信のある人が、何かのきっかけで身近な人が自分よりもうまく英語を話せることに気付いたとしましょう。「上手なのね!」と褒めるのが一般的な反応ですが、傲慢な人は、自分よりも上手なことを許せません。「意外ね」「そこそこしゃべれるのね」というように、相手を褒めているようで貶める発言をします。

■気分屋で主張がころころ変わる

傲慢な人は、自分を高く見せるためならば手段を選びません。そのときによって自分に都合がよいほうに話を変えるため、主張がころころ変わるように見えてしまいます。

傲慢な人にとっては、自分の意見を持つことよりも、自分を優れた人間に見せるほうが重要なのかもしれません。そのため、気分屋で確固たる信念がないように見えてしまいます。

傲慢と類似する意味の言葉

高慢なイメージ

傲慢と類似した意味の言葉も多数あります。

  • 高慢
  • 高飛車
  • 横柄
  • 権高・見高

いずれも褒め言葉とはなりにくいため、他人に使うときは注意が必要です。類似する言葉と、傲慢とのニュアンスの違いを解説します。

■高慢

高慢(こうまん)とは、自分の才能・容貌などが人より優れていると思い上って人を見下すことや、その様子を指す言葉です。思い上がって見下すのは傲慢と同じですが、自分の才能や容貌を鼻にかけていることが明らかな点は、傲慢と少し違うかもしれません。

  • あの人はキレイだが、高慢さが顔に出ている。
  • 君は高慢ではないが、高慢なように見えるから注意するほうがよい。

■高飛車

高飛車(たかびしゃ)とは、相手に対して高圧的な態度をとることや、その様子です。人を見下している点は傲慢と同じですが、単に見下すだけでなく高圧的な点が異なります。

  • 彼女の高飛車な物言いがイラつかせる。
  • 最初が肝心だと、とにかく高飛車に出た。

■横柄

横柄(おうへい)とは、威張って人を無視した態度をとることや、無遠慮なことです。

  • 君宛てに、クライアントから「若いくせに横柄だ」とクレームが来ているよ。
  • 彼は横柄な人だが、上司の前ではうまく隠している。

■権高・見高

権高(けんだか)とは、気位が高く傲慢なことや、相手を見下して高飛車な態度をとる様子のことです。見高と表記することもあります。

  • どこぞのお姫さまなのか、彼女は同僚に対しても権高な振る舞いをする。
  • 支配人がやってきて、従業員を権高に指図していた。

傲慢の反対の意味の言葉

控え目なイメージ

傲慢は、決して好ましい性格ではありません。一方、傲慢とは反対の意味の言葉は好ましいとされる性格を指すため、他人を褒める際にも活用できます。

■謙虚

謙虚とは、控え目で慎ましいことです。また、素直に相手の意見などを受け入れることや、その様子を指すこともあります。

  • 彼女の謙虚さは、聡明さをさらに引き立てている。
  • 部長から注意を受け、謙虚に反省をした。

■慎ましい

慎ましいとは、遠慮深い態度で、しとやかな様子です。

  • 取引先ではどのような状況でも慎ましい振る舞いをするように。
  • 慎ましい態度が、かえって彼の高貴さを際立たせていた。

慎ましいは、ぜいたくでない様子や質素な様子を指して使われることもあります。この場合は、「つましい」とも言い換えられます。

■控え目

控え目とは、言動を遠慮がちにすることや、その様子です。

  • 彼女は常に控え目な態度だが、主張するべき部分はしっかりと主張する。
  • 彼は控え目にしているが、否応もなく目立ってしまう美貌の持ち主だ。

控え目は、量や程度を少なめにすることにも使われます。

  • 予算を控え目に見積もる。
  • 血圧が心配なので、飲酒は控え目にしよう。

傲慢さがないか言動を振り返ってみよう

笑顔のイメージ

傲慢な様子は、決して好ましいものではありません。他人を見下した態度では対等な関係を築けず、日常生活だけでなくビジネスでもトラブルにつながる恐れがあります。

普段の自分自身の言動を振り返り、傲慢なところがないか確認してみましょう。また、周囲から指摘を受けたときは、謙虚に受け入れる姿勢も大切です。

構成/林 泉

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