
昨今、カフェでのテイクアウト利用や日々の生活で、「マイボトル」の利用が定着しつつある。一方で、利用者の多いステンレスボトルには入れてはいけない飲料がある。そこで、タイガー魔法瓶では、意外と知らないステンレスボトルのNG飲料や、お手入れ方法をまとめた資料を公開。ここでは、その内容をお伝えする。
酸や塩分を含む飲み物や牛乳・乳飲料などはNG!
■一般的なステンレスボトルに実は入れてはいけない飲み物
カフェ利用の際、つい入れてしまいがちな、カフェラテやミルク入りのコーヒー。子どもに好まれやすいオレンジジュース。実は、これらは一般的にステンレスボトルに入れてはいけない飲み物。そのほか、プロテインやスポーツ飲料も一般的には入れてはいけない飲み物となる。
【OKドリンク】
・コーヒー(ブラック、砂糖入り)
・紅茶(ストレート、砂糖入り)
・麦茶
・緑茶
・煎茶
・玄米茶
・烏龍茶
・水(お湯)
・ハーブティーやフレーバーティー
【NGドリンク】
・炭酸飲料全般(★)
・牛乳
・乳飲料
・果実や果肉が入っているもの
・味噌汁やスープその他塩分を含むもの
・アルコール全般(★)
・コーヒー(ミルク入り)
・カフェオレやカフェラテ
・紅茶(ミルク入り)
・お茶の葉
・プロテイン
・飲むヨーグルト
・野菜ジュース
・ココア
・ジュース類(★)
・飲むお酢
・スポーツドリンク(★)
※★:対応ボトルであればOK
<NGの理由>
・酸や塩分を含む飲み物
ステンレス製ボトルは、酸や塩分によって腐食する恐れがあるため、これらを含む飲み物はNG。腐食すると内びんに穴が空いて、保温・保冷力が損なわれてしまう。
・牛乳や乳飲料
変質したときにガスが発生して、せんやふたが開かなくなったり、逆に中身が噴き出したりする恐れがある。さらに、パッキンなどの隙間に入り込むと匂いの原因にもなる。
・炭酸飲料
炭酸ガスによって、せんやふたが開かなくなったり中身が噴き出したりする恐れがあるのでNG。炭酸飲料を入れたいのなら、対応の水筒を選択する必要がある。
■ステンレスボトルのお手入れ方法
・塩素系漂白剤でのお手入れはNG
サビや穴があく原因になるので、塩素系漂白剤の使用はNG。また、酸素系漂白剤は本体内部の洗浄には使用できるが、本体外側には塗装がはがれるなどの原因となるので利用できない。なお、「茶しぶ」や「コーヒー」の汚れは、飲み物などに含まれているタンニンや油脂成分によるもので、専用のボトル洗浄剤の使用もおすすめ。
・「サビのような赤い斑点」や「ザラザラしたもの」にはクエン酸
これらは水の中に含まれているミネラル成分(カルシウム・マグネシウム・鉄分など)によるもので、お手入れはスーパーや薬局で販売されているクエン酸の使用がおすすめ。クエン酸での洗浄方法は、「クエン酸(約10g)をぬるま湯でうすめて本体に入れる→2~3時間後にやわらかいブラシできれいに洗い、水で充分にすすぐ→充分に乾燥させる」となる。
・スポーツドリンクを入れた後はすぐにお手入れ!
スポーツドリンクの成分には塩分が含まれており、ステンレスが腐食する可能性があるので、使用後はすぐにお手入れをする必要がある。
関連情報
https://www.tiger-corporation.com/ja/jpn/product/list/vacuum-insulated-products/
構成/立原尚子