
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)内の子育て応援ブランドであるcomottoが、「〜comotto × 雑誌『小学8年生』 F503i復刻記念 ケータイ史から学ぶ〜懐かしのケータイ&親子プログラミング体験会」を開催した。
本イベントは、2001年に登場したiモード携帯電話「F503i」の小8付録バージョンを、雑誌「小学8年生」の付録として付けるのに合わせて開催(雑誌は2025年2月下旬発売予定)。NTTドコモ歴史展示スクエアにて、懐かしの携帯電話を振り返ったり、簡易的なプログラミング体験が行われた。
子どもの成長を育むドコモのcomottoとは
comottoは、2023年3月にドコモの「子どもの成長を育むブランド」として開始された新ブランド。ドコモとしては、これまでもdキッズやイマドコサーチといった子育てに関するサービスを提供してきたが、デジタル化の進展に伴い、現代に合わせた学びを提供、子どもの成長をサポートしていくことを目的とする。
【参照】comotto
comottoとしては、dキッズサービスの拡充や知育アプリの提供、STEAM教材の提供などに取り組んでおり、学びの提供の一環として、今回のイベントを開催した。
懐かしの名機F503iの小8付録バージョンお手がるプログラミング体験
小学8年生の付録になるF503iの小8付録バージョンは、スマホやタブレットとBluetoothで接続し、アプリから簡単にオリジナル着メロやライトの光り方などをプログラミングすることができる。単音をつなぎ合わせる着メロ作成には、懐かしさを感じる人も多いのではないだろうか。
F503i小8付録バージョンの開発を主導したe-Craftの額田一利CEOによると、企画段階から開発までは1年ほどの時間を要したという。Bluetooth接続を行い、子どもでもわかりやすくプログラミングの体験ができるユニークなおもちゃを、懐かしのF503iに落とし込むことで、親子で楽しめるアイテムになっているのが魅力だ。
体験会に参加した子どもたちは、デジタルネイティブ世代の中でも、生まれた時からスマホがあるような世代。今回はタブレットでのアプリ操作を体験したが、デバイスの操作に戸惑う様子は見られず、黙々と着メロを作成したり、親子で楽しくプログラミングを体験していた。
現在は、義務教育でもプログラミングが必修化しているように、子どもたちからすると、スマホやタブレット(もしくはPCも)は、自分の手足のように動かせる、当たり前のアイテムなのかもしれないとすら感じるほどだ。
懐かしの携帯電話がずらりと並ぶケータイ史レクチャーも見どころ
プログラミング体験のほか、今回のイベントでは、ケータイ史レクチャーとして、NTTドコモ歴史展示スクエアに展示されている、数々のケータイ、スマホを、通信の歴史とともに振り返る時間が設けられた。
ケータイ史レクチャーは、NTTドコモ歴史展示スクエアの館長である兼平泰之氏の説明を受けながら、ドコモが取り扱ってきた携帯電話を、当時の社会背景などとともに年表、実機で振り返った。
持ち運ぶのが大変な肩掛け携帯電話や、いわゆるガラケーなど、おそらく初めて目にするデバイスに子どもたちは興味深々。一方で、保護者さんたちが懐かしのケータイ機種に興奮している様子も印象的だった。「パパはこの機種を使っていたんだよ」といった、ほほえましい会話も見受けられた。
NTTドコモ歴史展示スクエアは、通常営業時も無料で訪れることができるので、懐かしのケータイたちを誰でも楽しむことができる。ぜひ、足を運んでみてほしい。
https://www.shogakukan.co.jp/magazines/series/08800D
取材・文/佐藤文彦