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ひとり暮らしの電気代、高い人と安い人は何が違うのか?

2025.02.24

冬は暖房器具の使用が増えるため、一年の中で特に電気代が高くなる時期だ。ここ数か月、毎月届く請求書を見る度に「もう少し安くならないものか…」と思っている人も多いのではないだろうか?

セレクトラ・ジャパンはこのほど、「東京・大阪・福岡」で一人暮らしの勤労者5人を対象に「1年間の電気代および電気の使い方」に関する独自調査を行い、その結果を発表した。

【一人暮らしのリアルな電気代調査】東京・大阪・福岡の一人暮らし5人にインタビュー!

下記は、2024年版の総務省統計局「家計調査・家計収支編」一人暮らしの光熱費の全国平均だ。

光熱費(電気代・ガス代・水道代)は、上記のようにいずれも地域差が生じるため、異なる3地域に住む5人の一人暮らしの人に、それぞれ2023年12月~2024年11月までの1年間の電気代請求書を公開してもらった。

■東京都の一人暮らしの電気代(1) 女性40代・会社員【まちエネ】

住まいとライフスタイル(東京都在住:40代 女性会社員)
・居住形態:マンション・1LDK
・電力会社:まちエネ
・電気料金プラン:きほんプラン(40A)
・平日日中の在宅頻度:週に4日程度
・平日夜間の在宅頻度:週に2日程度(24時以降の在宅が多い)
・週末・祝日の在宅頻度:どちらかというと外出が多い
・ペットの有無:なし
・電気代節約術:部屋の電気をこまめに消す、不要な部屋の電気は点けない

上記の請求書を基に計算すると、1ヶ月あたりの電気使用量の平均は【182kWh】で、電気代平均は【6,476円】だ。

平日の日中は在宅が多いものの、夜や週末は外出も多いため、一人暮らしの電気使用量の全国平均【186kWh】および関東甲信越地方の一人暮らしの月額平均【6,635円】と比べて、いずれも平均以下に落ち着いている。

しかし、電気使用量に対して契約アンペア数が大きいのが難点。「基本料金」を必要以上に払っているため、アンペア数を30Aに下げるだけでも、毎月以下の電気代を削減することができる。

また、アンペア数の変更と併せて、電気料金プランの見直しをすると、電気代はさらに安くなる。

なぜなら、まちエネ「きほんプラン」は “使えば使うほどお得” な電気使用量が多いファミリー向けのプラン。使用量の少ない一人暮らしには料金面でのメリットが全くない。

実際に、東京電力エリアの一人暮らしに安くなりやすいオクトパスエナジーの「グリーンオクトパス」と、関東の電気ガスセットでお得度が高いCDエナジーダイレクトの「ベーシックプラン」を料金比較すると、同じアンペア数(40A)でも、以下のように大幅に電気代を削減できることがわかる。

これに契約アンペア数の変更を加えると、年間12,952円~16,495円の電気代を削減できる計算だ。

■東京都の一人暮らしの電気代(2) 女性30代・会社員【東京ガスの電気】

住まいとライフスタイル(東京都在住:30代 女性会社員)
・居住形態:アパート 2LDK
・電力会社:東京ガス
・契約プラン:ずっとも電気1S(40A)+ ガス一般料金
・平日日中の在宅頻度:週に5日程度
・平日夜間の在宅頻度:週に5日程度
・週末・祝日の在宅頻度:どちらかというと在宅が多い
・ペットの有無:猫
・電気代節約術:エアコンの使用を我慢、使っていない部屋の電気を点けない

上記の請求書を基に計算すると、1ヶ月あたりの電気使用量の平均は【217kWh】で、電気代平均は【6,883円】だ。

在宅勤務のためか、一人暮らしの電気使用量の平均【集合住宅:186kWh】と比べるとかなり多く、電気代も、関東甲信越地方の一人暮らしの月額平均【6,635円】よりもやや高め。ただし、使用量に対して電気代自体は抑えられている。

東京ガスの「ガス・電気セット割」では、電気料金が-0.5%割引になるため、これが電気代削減にも貢献していると考えられる。ただし、関東で電気とガスをまとめる場合は、電気料金だけでなく都市ガス料金も-0.5%割引になる CDエナジーダイレクトでまとめた方がよりお得だ。

また、エアコンの使用は極力控えているとのことだったが、夏と冬の電気使用量が倍増していることから、使用量を減らすためには、在宅時のエアコンの使い方を工夫する余地がありそうだ。

■大阪府の一人暮らしの電気代:男性50代・塾講師【関西電力】

住まいとライフスタイル(大阪府在住:50代 男性塾講師)
・居住形態:マンション・3LDK
・電力会社:関西電力
・電気料金プラン:従量電灯A
・平日日中の在宅頻度:週に1日程度
・平日夜間の在宅頻度:週に5日程度(21時以降の在宅が多い)
・週末・祝日の在宅頻度:外出していることが多い
・ペットの有無:なし
・電気代節約術:とにかく家にいない、冬場のエアコン使用は最小限に留める

上記の請求書を基に計算すると、1ヶ月あたりの電気使用量の平均は【144kWh】で、電気代平均は【3,656円】だ。

一人暮らしの電気使用量の全国平均【186kWh】および近畿地方の一人暮らしの月額平均【6,052円】と比べて、いずれも平均を大きく下回っている。

これは「電気を使わないよう、できるだけ家にいない」「冬場のエアコン使用を控える」という契約者の節約術が電気代に大きく反映されているためだろう。

特に、一年で最も高くなる冬の電気代も、暖房を使わないことで電気使用量を70kWh~160kWh前後に抑えている点には驚愕の一言。なぜなら、通常は冬の電気使用量が最も大きく、他の一人暮らしの人を見ても、使用量がこの2~6倍に増えるのが一般的だからだ。

ただし、「在宅しない」「暖房は使わない」など、ここまで電気を使わない生活をできる人は限られている。努力せずに簡単に電気代削減をしたいなら、電気料金プランの見直しが最もおすすめだ。

■福岡県の一人暮らしの電気代(1) 女性20代・パート【西部ガス】

住まいとライフスタイル(福岡県在住:20代 女性パート)
・居住形態:アパート 1DK
・電力会社:西部ガス
・電気料金プラン:プラスでんきプラン1(20A)
・平日日中の在宅頻度:週に2日程度
・平日夜間の在宅頻度:週に5日程度(23時以降の在宅が多い)
・週末・祝日の在宅頻度:どちらかというと外出が多い
・ペットの有無:なし
・電気代節約術:自宅にいる時間を極力減らす、エアコンの設定温度を工夫する

上記の請求書を基に計算すると、1ヶ月あたりの電気使用量の平均は【183kWh】で、電気代平均は【5,228円】だ。

エアコン使用が増える夏と冬の電気使用量は多いものの、在宅時間が少ないため、一人暮らしの電気使用量の全国平均【186kWh】および、九州・沖縄地方の一人暮らしの月額平均【5,513円】と比較していずれも平均より若干少なめの値。

契約アンペア容量を20Aで抑えるなど「基本料金」で節約している一方、電気代を更に削減するなら、九州電力エリアでお得度の高いオクトパスエナジー「グリーンオクトパス」への切り替えがおすすめ。年間3,740円の電気代削減が見込める。

■福岡県の一人暮らしの電気代(2):男性20代・介護士【ENEOSでんき】

住まいとライフスタイル(福岡県在住:20代 男性介護士)
・居住形態:マンション 1K
・電力会社:ENEOSでんき
・電気料金プラン:九州Vプラン(30A)
・現在の電力会社に決めた理由:一人暮らし向けの安い電気料金
・平日日中の在宅頻度:週に1日程度
・平日夜間の在宅頻度:週に5日程度(19時以降の在宅が多い)
・週末・祝日の在宅頻度:どちらかというと在宅が多い
・ペットの有無:なし
・電気代節約術:明るい時間帯はカーテンを開け、極力電気を使わない

上記の請求書を基に計算すると、1ヶ月あたりの電気使用量の平均は【205kWh】で、電気代平均は【5,724円】だ。

一人暮らしの電気使用量の全国平均【186kWh】および、九州・沖縄地方の一人暮らしの月額平均【5,513円】と比較しても高い傾向にある。

「夏場の冷房は我慢しない」ということで、夏の電気使用量が冬の2倍以上になっている。これが年間を通しての電気代平均を高くしているため、エアコンの使い方の工夫が必要だろう。

エアコンを我慢したくない場合、もっと効果的に電気代を安くしたい場合は「ENEOSでんき」よりも安い電力会社への切り替えがおすすめだ。

例えば、九州電力エリアの一人暮らしに安くなりやすいオクトパスエナジー「グリーンオクトパス」に切り替えると、年間3,765円の電気代削減が見込める。

今回一人暮らしの方の実際の電気代や電気の使い方、節約方法について調査したところ、契約者各々が毎日の電気の使い方、特に夏冬のエアコンの使用頻度などに気をつけて電気代節約に努めていることがわかった。

ただし、最も簡単に電気代が削減できる「契約アンペア数」「電気料金プラン」の見直し・切り替えについては、なんとなく面倒だとして調査対象の全員が手をつけていない状態。「現在の電力会社を引き続き使用するか?」という問いにも、少なくとも次の引っ越しまでは、回答者全員が「継続する」と答えた。

実際に、現在の契約アンペア数を落とすだけでも、年間で最大7,085円の節約がすぐに可能な契約者もいる中、見直しが「面倒」という先入観で電気代削減の機会を失っていることは非常に残念だ。

電力会社の契約切り替えに関しても、電気料金プランが決まれば、オンライン申し込み手続きは約5分であっという間に終わる。

<アンケート調査概要>
調査結果検証URL:https://selectra.jp/energy/electricity/bill-1person
調査期間:2024年12月16日~2025年1月16日
調査対象:1年以上、一人暮らしをしている電気契約者(勤労者)
調査手法:インターネット調査
設問数:全26問(電気代の請求書アップロード含む)

出典元:セレクトラ・ジャパン株式会社:電気・ガス部門による調査

構成/こじへい

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