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猫好きにとって、2月は重要な月。22日の猫の日に合わせてたくさんの猫イベントが開催される。今回は今からでも間に合う猫イベントや猫の日商品を厳選して紹介しよう。
猫の日はペットフード工業会(当時)と猫の日実行委員会が1987(昭和62)年に制定した。日本では2月22日だが、海外では国際動物福祉基金(米国本部)が定めた世界猫の日の8月8日の認知度も高い。2016年に猫と犬の飼育頭数が逆転して以来、猫関連の経済効果(ネコノミクス)は拡大している。関西大学の宮本勝浩名誉教授らが試算したネコノミクスは2022年の段階で1兆9690億円と試算されている。
猫の展示会
2月23~24日まで、東京ビックサイトで行われるのが「第五回ラブリーにゃんフェスタin東京」。キャットフードや猫用品約50社以上が参加した、猫のための展示会となっている。猫の専門家による講演会や、実際にキャットショーで活躍中の猫を身近で見学できる。
猫の写真展
2月22日に東京都渋谷区の工房33ギャラリーでは、「黒猫フェスティバル」が開催される。黒猫の写真展のほか、黒猫モチーフの猫雑貨、猫グッズ、猫作品が集まる黒猫の祭典で、入場料500円は100%、チャリティーとして保護猫や島猫の医療費などに寄付・使用される。また、同会場で、翌日から24日までは、猫写真フェスティバル「猫の森展」も開催される。
猫でいっぱいの幸せ売り場
渋谷ロフト(東京都渋谷区宇田川町21-1)では、猫モチーフのスイーツを作ることができる調理器具や製菓キットなどほのか、猫のパッケージの珈琲や紅茶、ガラス製品の老舗が手がける猫モチーフの食器など、売り場を猫づくしにした「シブにゃんフェス2025」を来月3日まで開催する。
たくさんの猫グッズが並ぶ中、目を引いたのがコネコカップ ビオネージュとビオホワイト。バイオプラスチック素材のカップで、ゼリーを入れて固めると子猫型になるほか、ご飯やピラフなどを入れて固めて、子猫型にするのもよい。
他にもJR日暮里駅のキャラクター「にゃっぽり」の新商品が登場する「2月22日は猫の日 ぎゅっと、にゃんこ。」フェアーが、エキナカ商業施設エキュート日暮里で開催中。同フェアはJR品川駅のエキュート品川でも行われており、24日までの期間、可愛い猫スイーツやフード、猫グッズを販売している。
猫の御朱印ほか
さらに、猫の日は神社の御朱印も猫になる。「第20回ねこまつりat湯島」に関連して、妻恋神社では猫の御朱印をプレゼント。同地区で行われる「ねこまつりスタンプラリー」を1つ以上集めた人に、2月22日土曜日から3月15日までの土曜日に限定して、猫の御朱印が授与される。
他にもBSテレビ東京は2月22日に「BSキャッ東」と一日だけ改名して、猫にまつわる特別番組や、レギュラー番組内で猫が登場する番組を放映予定。映画「レンタネコ」や「猫の日だよ♪るるるルーム」など終日猫の番組が楽しめる。
自治体の取り組みマイニャンバー
2月22日から、群馬県大泉町では猫の登録制度「マイニャンバー」をスタートさせる。群馬県では「群馬県動物の愛護および管理に関する条例」が令和6年10月1日に改正。これにより、飼い猫の屋内飼育が努力義務化となった。「マイニャンバー」は飼い主に対して、猫の屋内飼育を推進するために実施するもの。
この「マイニャンバー」制度では、適正飼育宣言「愛猫へのお約束」宣言書に署名をして、猫の写真などの必要書類祖を送付すると、愛猫の写真を加工したマイニャンバッジ(缶バッジ)がプレゼントされる。室内飼育と同時に、適正飼育を促す制度として、全国的にも注目されている。
猫の日の幸福のグミ
イベントへの参加が難しい猫好きさんにお薦めなのが、猫の日にちなんだ、猫のお菓子。カンロ(東京都新宿区、社長村田哲也氏)が猫の日に合わせて発売したのが「カンデミーニャグミ」。異なる写真の子猫のパッケージは全部コンプリートしたくなる可愛らしさ。グミの形も寝転んだり、立ち上がったりするなど7(ニャニャ)種類あり、中でも出会えたらラッキーなレア型として肉球と猫顔型の2種類が入っている。
味も猫にちなんで「エニャジーグレープフルーツ味」と「マスキャットソーダ味」、「ネコパンチグレープソーダ味」の3種類。猫好きの心に刺さる、小さなヒントがたくさん詰め込まれていて、幸せな気分にさせてくれるはず。
文/柿川鮎子