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映画のプロに聞いたVOD時代の最強の組み合わせ、主軸はアマプラ?

2025.03.18

4大と言われるVOD(動画配信)に漫然と入っていないだろうか? それぞれ個性があるので、組み合わせ次第で視聴環境は大きく変わる。その選び方のヒントを2人の映画評論家が教えてくれた。

 

立田×吉田

映画ジャーナリスト  立田敦子さん
様々な媒体に批評、インタビューを寄稿。ゴールデン・グローブ賞インターナショナル投票者。Webメディア『Fan’s Voice』も運営。

映画評論家・ライター  吉田伊知郎さん
評論家、ライター、編集、番組組構成など、映画にまつわる多方面で活躍。『映画監督 大島渚の戦い』など、著書も多数。ローカライズに力を入れはじめたローカライズに力を入れはじめた

ローカライズに力を入れ、日本でも注目作が続々

──今、VODが日本でも定着したという印象が強いですが、例えば4大サービスといわれるNetflix、U-NEXT、Prime Video、Disney+、これらが受けている理由はどこにあると思いますか?

立田 Netflixが10年前に入ってきた頃から戦国時代が始まりましたね。今年、Netflixは世界全体の加入者数が3億人を突破して、話題になりました。それに沿って他社も動いている感じですね。Netflixはテック企業がローンチしたこともあって、使いやすさ抜群。アルゴリズムの設定も特徴的で、何か1本見たら、この人はこういう傾向のものが好きなんだ、と次のおすすめを出していく、あのシステムで伸びたといわれています。ただ、新作をどんどん出すので、いつの間にか旧作が消えていることも多い。昔の映画を好きで、TSUTAYAでDVDをレンタルしていたようなユーザーが、過去作を見るならU-NEXTとアマプラですね。

吉田 僕の場合は元々BSやCSを見るためスカパー!に加入してテレビにつないで録画していたので、最初、配信は受け入れられなかったんです。録画も残せないし。そんな中、テレビを買い替えた時、リモコンにNetflixのボタンがついていた。いちいちDVDプレーヤーや、ネットにつないで、そこから配信に入るという面倒な手順がなくなり、テレビのリモコン一発でお手軽に見られるのが大きかったですね。

立田 アプリの欄がダーッと出てきて、普通にテレビ画面で配信が見られるようになったのはいいですよね。私の友達の子供に言わせると、テレビってYouTubeのことなんですよ(笑)。テレビは単なるモニターで、スマホや『iPad』で見るか、テレビ画面で見るかの違い。あと4大サービスに入っていれば、一通り見たいものが見られます。基本、アマプラに入っている人が多いから、そこをベースにあとは自分のライフスタイルに合わせて一つ二つ加入する。よほど珍しいものでない限り、これで事足ります。毎月、次のラインアップを見ながら、抜けたりまた加入したり。

吉田 僕もその4大サービスで、どれか解約したり、また入ったり。

立田 Netflixはオリジナル作品があるから入るしかない。Apple TV +もいい作品がいっぱいあるんですが、日本向けにあまり宣伝していないのが残念。

吉田 Disney+は、ブルーレイなどに入ってたメーキングなどの特典が見られるのが大きいですね。

立田 『SHOGUN 将軍』がエミー賞やゴールデングローブ賞を受賞してメディアが大騒ぎになりましたが、日本ではDisney+に入っている人が少なくて、あまり見られていなかったそうです。それで2話だけ劇場公開したらすごく加入者が増えたそうですよ。

吉田 サービス面では、検索しやすいのがU-NEXT。監督名や脇役名を入れるだけでずらっと関連作が出てくるのでありがたい。ただ、各社でタイトルや人名の読み方が違って、音声検索でも濁音つけただけではねられたり、統一されていない。一つの作品でも映画公開時と配信でタイトル変わったりするのでそこも罠です(笑)。

──では最後に、近年の動きと2025年の注目作について。

吉田 Netflixでは大根仁監督や『不適切にもほどがある』のプロデューサーと専属契約したり、独自のやり方も目立っています。

立田 Netflixはデヴィッド・フィンチャーをショーランナーに迎えたり、オリジナル作品を作ったりする際、名高い監督を連れてきて制作していました。ハリウッドメジャーも、多様性に欠け行き詰まってきたところでローカライズに力を入れはじめた、という流れもあるでしょう。アジアでは韓国がNetflixで成功しましたが、あれだって最初はNetflixが作るのではなく作品を買っていたわけだから。それがだいぶ変化してきていますね。

吉田 エッジの立った会社でやっていた人ほど作りたいものが作れる、ちょうどいい環境なのかな。

立田 でも失敗作も多かったので、監督やプロデューサーに声をかけ始めたのもあるようです。

吉田 それでリメイク作品とか多くなってくる。リメイクは監督側がすぐに立ち上げられるのが大きいですし、今年配信される『新幹線大爆破』には期待します。

立田 『ワンピース』もNetflixオリジナルで作り直すそうです。あとは北野武監督の『Broken Rage』。この作品、尺が60分なんですよね。

吉田 尺の自由度が配信の美点ですね。2025年も大作が目白押し。テレビを見ていられませんね。

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