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津田健次郎が劇場版「トリリオンゲーム」で魅せた声優と俳優の二刀流

2025.03.04

津田健次郎

生きることは、表現すること──。食れない舞台役者が声優となり、30年の時を経て二刀流になるまでの背景に迫る。

表現の仕事に対して漠然と抱いていた使命感

「『トリリオンゲーム』は、ハラハラドキドキする伏線回収やサスペンス的展開の中に、きちんと人間同士のドラマが描かれています。そんなところが作品の魅力ですね」

 そう語るのは、声優・俳優として活躍する津田健次郎さん。全国公開中の劇場版『トリリオンゲーム』と、TVアニメ『トリリオンゲーム』で熱血報道プロデューサー・功刀を演じている。

「僕が演じる功刀は、きれい事だけじゃ生き抜けないことを知っている人。だけど、生き方も報道の仕事との向き合い方も、ものすごく純粋性が高い人物です。そういうピュアな部分と泥くささが混じり合っている良いキャラクターですね。めちゃくちゃデカいエンジンを積んで、ブンブン走り回るエネルギッシュな存在です」

 品行方正で、選ぶ言葉全てが丁寧で美しい。そんな印象をまとう津田さんとは対極にいるようなキャラクターだが、話を聞けば意外にも重なる部分があった。

「駆け出しの頃、表現の仕事がしたくて舞台で芝居をやっていたんです。まあ、食えない舞台役者ってところ。そんな時、たまたまアニメのオーディションの話が降ってきて、なぜか受かってしまった。それが20代半ばのことでした。だんだんと声の仕事でごはんを食べられるようになっていき、それなら中途半端になってはいけないと声優に専念するようになりました」

津田健次郎

 俳優として活躍したいと思っていた自分が、声優として大きくなっていくギャップに、当初は戸惑いもあったという。

「声の仕事をするつもりなんてなかったのに、ふと舞い込んできたというのが本音です。でも、声優の職業のおかげで、生きていくための環境を与えてもらえた。表現の仕事をさせてもらえること自体が本当にありがたいんです。だから、そこに疑問を挟むことはせず、ただひたすらまい進していこうと考える中で、自然と戸惑いは消えていきましたね」

 形が変わっても、表現の仕事にずっとこだわってきたのは、漠然と「やらなきゃいけない気がしていたから」。そこには、ピュアで泥くさい使命感があった。

「これこそが自分がやるべきことなのだと、昔から当然のように考えていました。表現の仕事は生きることと同義、みたいな。そんなかっこいいもんじゃないですけど、自然とこの選択肢しかないんです」

津田健次郎

声優と俳優の二刀流がもたらす相互作用

 声優のキャリアは約30年。俳優の仕事にも、声の仕事を長年続けてきたからこそ生かされるものがある。

「例えば、キメッキメの芝居をすることって、俳優の仕事にはあまりないですよね。でも、アニメーションの世界だと、大げさにキメ台詞でまとめるシーンが頻繁にあるわけです。芝居中、自然にキメることの重要性は声優の経験から気づきました。特に、今回の『トリリオンゲーム』のような作品は、バンッとキメていかなきゃならない部分があります。声優の経験を実写に落とし込む際は、芝居を抑えるべき部分とちゃんとキメておくべき部分の使い分けをすごく大切にしています」

 声優業と俳優業の二刀流。似て非なるものの使い分けに、津田さん自身はあまり難しさを感じていないと話す。

「2つの芝居に対して、今はあまりボーダーラインを設けていません。あるのは『作品の違い』だけ。僕の中ではどんどん線引きがなくなっていって、相互作用をもたらしてくれています」

 ピュアに泥くさく、遠回りして再びたどり着いた俳優の仕事。彼が話す相互作用は作品にどう生きているのか。『トリリオンゲーム』の世界でぜひ確かめてみてほしい。

INFORMATION

熱血番組プロデューサー功刀数良を熱演!劇場版『トリリオンゲーム』全国公開中

劇場版『トリリオンゲーム』〝世界を覆すハッタリ男〟ハル(目黒蓮)と〝凄腕エンジニア〟ガク(佐野勇斗)が目指すのは1兆ドルを稼ぐこと。資金も会社も大きくなった2人は、魅惑のカジノリゾートを舞台に、危険な運命の渦へと再び飛び込んでいく──。
Ⓒ2025劇場版『トリリオンゲーム』製作委員会
Ⓒ稲垣理一郎・池上遼一/小学館

津田健次郎つだ・けんじろう/1995年、アニメ『H2』で声優デビュー。その後も声優として、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』や『テニスの王子様』に出演し、一躍有名となる。現在は俳優や映像監督など活動の幅を広げ、マルチに活躍する。

取材・文・編集/井田愛莉寿 撮影/須田卓馬 ヘアメイク/浅津陽介 スタイリング/井田信之

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きることは、表現すること──。
売れない舞台役者が声優となり、30年の時が経ち、再び二刀流として芝居をするまでの軌跡を探る

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津田健次郎
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