みなさん「ブンモジャ」とは何かご存知だろうか? 筆者も最近知ったのだが、韓国料理などのアジア料理に使われる食材のひとつであり、若者を中心にSNSで話題になっている食べ物なのだ。
トッポギと見た目は似ているが、別物だという。調べると、流行りの中国の麻辣湯に入れる食材としても人気の模様。
食べた人の感想をリサーチすると「モチモチでおいしい」という声や「ハマった」という声も。さらに「2025年はブンモジャが流行る!」との予言をしている者も見られた。
気になったので、今回は「ブンモジャ」についてリサーチしてみた。
ブンモジャとは?
新大久保駅から徒歩3分の「ソウル市場」で購入したもの
漢字で「粉耗子」と書く「ブンモジャ」。見た目はトッポギに似ているが、トッポギより太くて表面にいくつか窪みがある。断面は花のようになっていて、中に小さな空洞がある。
韓国料理で使われる中国春雨の一種とのことだ。火鍋やスープに炒め物、トッポギと同じように甘辛く煮込むなど、色々な食べ方があるという。
見た目が似ているトッポギは、原材料が米粉や小麦粉。トッポギの食感は柔らかく、伸びを少なくした餅に近い。
ブンモジャの原材料はじゃがいも澱粉やコーンスターチなど。ということは、トッポギよりもつるんとした食感なのだろうか
ブンモジャはどこで食べられる?買える場所は?
日本ではまだブンモジャに出会える場所は限られている。
ブンモジャにありつけた人々がどこで食べているのか調べてみると、都内のコリアンタウン「新大久保」で食べられるようだ。トッポギ専門店の「ヨプトッポッキ」や「シンジョントッポッキ」で食べている人が多い。
また、麻辣湯が食べられるチェーン店「七宝麻辣湯」でも、店舗によってはトッピングとして提供されているようだ。
食材として買える場所も、今はまだ限られている。最寄りのカルディや成城石井を探してみたが、置いていない。
新大久保にある韓国スーパーの「ソウル市場」や韓国コンビニの「K-FOODS」では、大体500gが500円ほどの値段で販売されていた。
韓国の有名チェーン「シンジョントッポッキ」
新大久保の「シンジョントッポッキ」
JR新大久保駅から徒歩2分ほどの、「2Dカフェ」の2階にあるのが2020年にオープンした「シンジョントッポッキ」(2025年1月現在)だ。新大久保、下北沢に店舗を構えている。
「シンジョントッポッキ」は、韓国では800店舗以上あるチェーン店で、街を歩いていて探せばすぐに見つかるレベルの人気チェーンだという。
新大久保店の店長の森紗英氏に、ブンモジャについて話を聞くことができた。
話題の「ブンモジャ」の提供を始めたのは2024年の11月頃。
「韓国では数年前にトッポギのトッピングとして流行ったことを知っていたので、店で提供してみようかとの考えは以前からあった」と言う森氏。(以下、「」内、森氏)
昨年の秋頃から電話などでブンモジャに関しての問い合わせが多くなったことを受け、販売を開始したとのこと。
インスタで販売開始の宣伝をしたところ反響が大きく、ブンモジャ目当ての新規のお客様の来店が増えたという。
「実験的に提供を始め様子を見るつもりでしたが、注文する方が多いのでメニューとして採用しています。現在も8割の方がブンモジャを注文されています」