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支払いと言えば現金一択だった時代も今は昔。現在はキャッシュレス決済の種類が多様化し、一人で2~3つのサービスを使い分けるのが当たり前となっている。
では、クレジットカード、QRコード決済、カード式の非接触決済それぞれのカテゴリーにおいて、特に利用者の多いサービスはいったい何か?
MMD研究所はこのほど、18歳~69歳の男女25,000人を対象に「2025年1月決済・金融サービスの利用動向調査」を実施し、その結果を発表した。
普段利用している支払い方法の割合は「現金」「クレジットカード」「QR・バーコード決済」
18歳~69歳の男女25,000人を対象に、普段利用している支払い方法に関して、直近1ヶ月の支払い方法の割合で聞いたところ(複数回答可)、「現金」が77.0%と最も多く、次いで「クレジットカード」が57.0%、「QR・バーコード決済」が46.7%となった。
これを年代別でみると、「現金」は10代(n=719)が83.0%、「クレジットカード」は60代(n=4,754)が69.4%、「QR・バーコード決済」は40代(n=5,408)が49.5%、「非接触の電子マネー」は60代(n=4,754)が38.9%、「クレジットカードブランドのタッチ決済」は60代(n=4,754)が29.9%、「デビットカード」は20代(n=4,073)が7.4%とそれぞれ最多となった。
利用しているクレジットカードの上位は「楽天カード」「PayPayカード」「イオンカード」
18歳~69歳の男女25,000人を対象に、クレジットカードの利用について聞いたところ、77.8%が「利用している」と回答した。
次に、クレジットカード利用者19,454人を対象に、現在利用しているクレジットカードを聞いたところ(複数回答可)、「楽天カード」が53.6%と最も多く、次いで「PayPayカード」が20.3%、「イオンカード」が19.6%となった。
利用しているQRコード決済の上位は「PayPay」「楽天ペイ」「d払い」
18歳~69歳の男女25,000人のうち、通信会社と契約しているスマートフォンを所有する22,356人を対象に、QR・バーコード決済の利用について聞いたところ、72.5%が「利用している」と回答した。
次に、QR・バーコード決済利用者16,205人を対象に、現在利用しているQR・バーコード決済を聞いたところ(複数回答可)、「PayPay」が65.1%と最も多く、次いで「楽天ペイ」が36.0%、「d払い」が28.6%となった。
利用しているカード式の非接触決済の上位は「Visaのタッチ決済」「WAONカード」「Suica」
18歳~69歳の男女25,000人を対象に、カード式の非接触決済の利用について聞いたところ、58.8%が「利用している」と回答した。
次に、カード式の非接触決済利用者14,691人を対象に、現在利用している非接触決済を聞いたところ(複数回答可)、「Visaのタッチ決済」が37.4%と最も多く、次いで「WAONカード」が29.0%、「Suica」が26.0%となった。
通信会社と契約しているスマートフォンを所有する22,356人を対象に、スマートフォン式の非接触決済の利用について聞いたところ、37.4%が「利用している」と回答した。
次に、スマートフォン式の非接触決済利用者8,360人を対象に、現在利用している非接触決済を聞いたところ(複数回答可)、「モバイルSuica」が33.1%と最も多く、次いで「Visaのタッチ決済」が23.0%、「楽天Edy」が17.0%となった。