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本州中央部に位置する中部地方。愛知県、岐阜県、三重県からなる同エリアにおいて、賃貸物件を借りて住みたい人が多い街と持ち家を所有して住みたい人が多い街はいったいどこか?
LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」はこのほど、「2025年 LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング(中部圏版)」を発表した。
<借りて住みたい街>「岐阜」7年連続1位で人気完全に定着!「豊橋」「岡崎」の“衛星都市”トリオが3強占める
賃貸物件への問合せ数を集計した「2025年LIFULL HOME’Sみんなが探した!借りて住みたい街ランキング(中部圏版)」は、圧倒的な強さでJR東海道本線「岐阜」が7年連続の1位となった。2位「岡崎」、3位「豊橋」の約1.5倍の問合せ数を獲得し、名古屋市の“衛星都市”3強が上位を独占している。
1位の「岐阜」は「名古屋」まで快速約20分でアクセス可能、タイパの良いベッドタウンとして知られているが、近年では物価&賃料高騰に伴って名古屋市内から転居するケースが増加している。駅周辺には生活利便施設や飲食店などが集積し、生活環境も整っている。また、落ち着いた街並みも残っていて、若年層だけでなくファミリー層からの支持が高いことも1強の理由だ。
2位「岡崎」、3位「豊橋」も「岐阜」と同様に、名古屋市内より賃料水準が安価なこと、また駅周辺の繁華性が高いエリアが広くて生活利便施設が整っていることから上位にランクされ続けている。
加えて同じ西三河エリアの「豊田市」が8位、名鉄名古屋本線「東岡崎」も17位にランクインしており、専らコストパフォーマンスの良さから同エリアへの注目度が高まっている。
<買って住みたい街>買って住みたいのも「岐阜」 2年連続の1位獲得で“街2冠”達成!
購入物件への問合せ数を集計した「2025年LIFULL HOME’Sみんなが探した!買って住みたい街ランキング(中部圏版)」は、「岐阜」が2年連続1位を獲得した。借りて住みたい街でも7年連続1位となり、“買って”と“借りて”の2冠達成も2年連続の快挙だ。また、「岐阜」から徒歩圏の「名鉄岐阜」も前回10位から6位に上昇し、両駅はほぼ同一エリアとして見ると、岐阜人気が極めて高いことがわかる。
2位はJR中央本線と愛知環状鉄道が乗り入れる「高蔵寺」で前回5位から上昇した。名古屋市郊外の春日井市に位置し、やはり物件価格の高騰から購入ニーズが名古屋市中心部から郊外方面へと拡散している状況がうかがえる。3位は「豊橋」、名古屋市内では4位の「金山」が最高位となった。
中部圏で特筆すべきは、前々回298位、前回69位で今回5位に急上昇した近鉄大阪線「青山町」。「近鉄名古屋」まで2時間弱の距離だが駅近くに大規模な戸建団地があり、賃貸も売買も極めて安価に流通している。また「大阪上本町」にも1時間強でアクセス可能で、大阪&名古屋双方のベッドタウンとして見ることができる。
<調査概要>
集計期間:2024年1月1日 ~ 2024年11日
集計方法:LIFULL HOME’Sに掲載された賃貸物件・購入物件への問合せ数を駅別に集計
エリア :愛知県、岐阜県、三重県
<備考>
家賃相場:問合せのあった賃貸物件の賃料の中央値を40m²に換算
価格相場:問合せのあった購入物件の価格の中央値を60m²に換算
構成/こじへい