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令和の今、夫婦それぞれで仕事をしながら家事育児を共有する「共働き世帯」は珍しいものではなくなった。事実、厚生労働省の「令和5年版 厚生労働白書」によると、2022年の共働き世帯は1,262万世帯に上り、年々増加しているという。
このように、今やありふれた夫婦・家族の形となった共働き世帯だが、日々の自炊にはどのような課題を抱えているのだろうか?
Antwayはこのほど、共働き世帯の20代から50代の男女400名を対象に「共働き世帯の自炊実態調査」を実施し、その結果を発表した。
共働き世帯が自炊ブルーになる曜日第1位は「日曜日」!?
「一週間の中で、自炊をより『めんどくさい』と思う曜日はいつか」と質問をしたところ、44.8%の人が「日曜日」と回答。「休日は家事などやることが多い」「出掛けるから」「ゆっくり休みを満喫したい」といった声が寄せられ、平日に比べて休日は家事や外出による疲労を感じやすく、休日だからこそ自炊を休みたいという声が明らかになった。
昨今物価が高騰している中、約9割(94.5%)の人が自炊にかける費用も高くなっていると実感
「昨今物価が高騰している中、自炊にかける費用も高くなっていると感じるか」と質問をしたところ、約9割(94.5%)の人が自炊にかける費用も高くなっていると感じていると回答。また、「物価高で買わなくなった食材はあるか」という質問では、「キャベツ」「レタス」「白菜」などの葉物野菜が多く挙げられた。
葉物野菜が高いため、比較的安価で価格が安定しているキノコ類やもやし、根菜などを活用するようにしているといった声も多く寄せられた。物価が高騰している中でも、食費を抑えられるよう工夫している様子が見受けられた。
41.5%の人が理想の食生活で最も優先したいものは「栄養バランス」と回答
理想の食生活を想像したとき、最も優先したいものを伺ったところ、「栄養バランス」が最多で41.5%という結果に。一方で、自炊で「栄養に偏りがあると感じる」「わからない」と回答した人は83.8%にのぼり、多くの人が必要な栄養を十分に摂れているか不安を抱いていることが明らかになった。
<調査概要>
【調査タイトル】共働き世帯の自炊実態調査
【調査対象者】共働き世帯の20代から50代の男女
【調査数】400ss
【設問数】15問
【調査期間】2025年1月22日~24日
出典:株式会社Antway
構成/こじへい