
【コウチワタルのMONO ZAKKA 探訪】
こんな充電式乾電池を待っていた!充電作業が楽しくなる全く新しい充電式乾電池『BASMAN2』
私はワイヤレスのトラックボールを毎日使用していることもあり乾電池には毎日お世話になっているわけだが、そうすると年間に消費すると乾電池の量も相当な本数になる。
その都度、使い捨て乾電池を使用して廃棄するのはさすがにコストの観点、地球環境の観点から良くないと思い充電式乾電池を使うようにしたものの、これもうまく定着しない。なぜかと考えてみると充電式乾電池を充電器にセットしてコンセントに抜き差しするアクションがどうも億劫なのである。これはどうにかならないか、と思っていたところで目に入ったのが今回紹介する『BASMAN2』である。
この製品、充電式乾電池でありかつ充電作業が楽しくなる仕組みを持った、まさに理想的な製品であった。今回は実際に1ヶ月程度使用した実感も交えて紹介していこう。
『BASMAN2』とは?
『BASMAN2』はBAH International Corp.が国内販売している充電式乾電池および充電ステーションである。2024年11月よりクラウドファンディングサイトMakuakeでプロジェクトが開始され、目標金額に対して2144%の達成率と高い支持を得て終了している。なお、私自身はこの製品の特徴を目にした瞬間、これは自分の生活を便利にしてくれるものとの直感が働きすぐさま応援購入をしている。
元々『BASMAN2』には前身となる製品があり、そちらはUSBケーブル等を使用して充電する仕組みを導入した充電式乾電池だったようである。もちろん、充電するケーブルを他の機器に対するものと兼用できるといった利点もありそちらも魅力的な製品であったと思うが、一本一本をケーブルに繋いで充電しなくてはならず、充電作業が面倒になる難点があった。そうした難点を克服するべく改良されたのが『BASMAN2』なのである。
『BASMAN2』の特徴
◆大容量の充電式乾電池
『BASMAN2』は充電池であるため当然、乾電池に対する充電池としてのアドバンテージは有している。つまり、繰り返し充電して使用できるためコスパが良く地球環境にも優しい、といった側面である。使い捨てしないため、乾電池のように購入する頻度が高くない、ゴミ捨ての手間が少なくなる点も個人的にはアドバンテージと考えている。そうした充電池共通の特徴に加えて、『BASMAN2』では容量が単三乾電池タイプで2775mWh、単四乾電池タイプで1035mWhと高容量に設計されている点も優れている。現在展開されているラインナップは単三電池タイプ、単四電池タイプの2種類のみとなっているが、メーカーの意図通り、日常生活ではどちらも同じ程度に必要になるので、両方を用意してくれたのは個人的にはとても有り難く感じている。見た目のデザインが気にいるかどうかは好みの分かれるところだと思うが、使用する際は目の届かない場所に入るものでありそこまで気にする必要はないだろう。
カラーは単三電池タイプがグリーン、単四電池タイプがレッドと一目で視認できるようになっている。
◆充電作業が楽しくなる仕掛けのワイヤレス充電ステーション
前身の製品からの改良点であり、この製品の1番の特徴といって良いのがこの点である。『BASMAN2』では充電する際は充電式乾電池本体をこのステーションのスロットに差し込んでやるだけでよく、充電が終わった際もそのまま引き抜くだけで完了する。
抜き差しする感覚は本当に「スポッと」といった感じであり、ストレスを全く感じさせない。ステーションを家のコンセントに差したままにしておけばステーション自体の準備、片付けの手間を省くことができる。
充電状態の確認も容易にできる仕組みになっており、充電式乾電池本体を差した際にステーションのスロットのLEDインジゲーターがレッドのままの場合は未完了、グリーンになる場合は充電済みもしくは充電完了のステータスを表している。
どの充電式乾電池が充電完了し使える状態にあるかが一目で分かるので、便利であると同時に気持ち良くて楽しい。その作業を楽しみながら行えるかは長続きする上で重要な要素だと思うので、これであれば充電式乾電池を使う習慣も長く続きそうである。また、単三電池タイプ、単四電池タイプを同時に最大で計8本充電できる点も大変便利だ。同じような仕組みの製品としてはスマホやPC用のモバイルバッテリーにおいてこのようなステーションを採用しているものを目にするが、それを単三電池、単四電池に採用した点が新しい。
『BASMAN2』を購入するには?
単三電池タイプは4本セットでMakuake価格が税込6,700円、単四電池タイプは税込6,500円となっている。また充電ステーション単品のMakuake価格は税込1,550円、単三電池4本と単四電池4本、充電ステーションを合わせたフルパックのMakuake価格は税込14,500円となっている。2025年2月8日時点では一般販売前となっているため、気になった人は引き続き発売情報をチェックしてもらいたい。
■関連情報
https://www.makuake.com/project/basman2/
文/Wataru KOUCHI
趣味は合唱、読書、語学、旅行、美術館巡り、雑貨屋探索etc…。日本、海外の雑貨やガジェット、デザインコンセプトの中から思わず「それ、いただき!」と言ってしまうモノ達を紹介!