昭和の高級ラウンジみたいなハイエース
▲かーいんてりあ高橋「ハイファールーフ FUSION」(1320万円/展示車1320万円)
“昭和レトロもここまできたか!?”と思わせたのが「ハイファールーフ FUSION」。ハイエーススーパーロングにオリジナルルーフを取り付け、室内高は最大1900mm。ゆとりの空間を利用し天井には煌めくシャンデリア、壁はベロアのふとん張りなど昭和の高級ラウンジを再現したかのようなインテリアとなっている。
イメージしたのは根強い人気を誇る昭和のバニングカーだそうだが、リチウムイオンバッテリーやルーフクーラーなど最新装備を搭載。快適空間で心ゆくまで昭和に浸れる。
バニングカーの象徴とも言うべきシャンデリアは3つ。
床もチェッカー柄の大理石風。とことんこだわっている。
ギャレーや運転席もベロア調。後部との仕切りは木製の柱で、ここら辺も昭和っぽさを醸すアクセントとなっている。
心に染みる和モダンのバンコン
▲ダイレクトカーズ「Nodoka」(599万円~/展示車865万円)
「Nodoka」はハイエースS-GLにポップアップルーフ(オプション)を装備し、家族でののんびり車中旅をサポートする新型バンコン。
ポップアップルーフは前が高くなる設定。2列目シートを畳んで前に寄せれば広いスペースができ、余裕で立てる。スライドドアから出入りする際、すぐに背を伸ばせられるのは荷物の積み下ろしや車内での移動が思った以上にラクだ。
ダイレクトカーズらしい全面板張りの天井ではなく、ウッドパネルはポイント使い。
走行充電、インバーター1500W、ディープサイクルバッテリー200Ahが備わっていて電子レンジは標準装備。
見せ方にもこだわりたい動く趣味部屋
▲CRAFTPLUS「CRAFTPLUS DESIGN NV200 COMPLETECAR」(472万4830円~/展示車575万9160円)
車中泊カーのベース車両として注目されているNV200の内装・外装を、木工のプロ、CRAFTPLUSが手がけたコンプリートカーがトイファクトリーブースに登場。
CRAFTPLUSらしい木のぬくもりと遊び心にあふれる1台だ。
ベッドマットを載せる棚と壁板は一体化され、後部の窓を閉じている。
板はクルマの形に沿わせているわけではなく、後部は小枝のように出っ張ったデザイン。傘などを引っかけるのにちょうどいい。
また、上部に棚がない代わりに、小物をかけられる有孔ボードをあしらっている。有孔ボードの周囲をシートのデニムに合わせた色で縁取っており、ちょっとしたアートにも見えるから不思議だ。
5人乗車/2人就寝。板を載せるだけなのでベッドメイクは簡単だ。ベッド下は大型の収納庫としてもいい。
両側面の板を直立させているのはスペース的にちょっともったいない気もするが、外から見ると飾り棚になる収納スペースが。世界にたった1台のクルマに仕上げられるというわけだ。
引き出しテーブルを活かした防災仕様
▲ホワイトハウス「FREED CROSSTAR 防災くん」(281万2700円~/展示車620万3010円)
ポップアップルーフと後部の引き出し式収納でコンパクトカーでの車中泊ライフを応援しているホワイトハウスは、この技術を活かした防災仕様カーを提案。
同社の「FREED CROSSTAR Style_iD」をベースに簡易トイレや保存水、救急箱など万一への備えがギッチリ詰まっている。
引き出し式収納には携帯トイレやボイラー、簡易洗濯機、保存水が気持ちよく収まっている。災害時だけでなく車中泊でも使っておけばいざというときに慌てずにすむ。
両側にオーニングが搭載されており、運転席側は簡易トイレや温水シャワー使用時に目隠しできるカーテン付き。
室内の棚には救急箱を固定、収納棚には保存食が。通常の車中泊カーにも取り入れたいアイデアだ。