![](https://dime.jp/wp-content/uploads/2025/02/2143-1-770x433.jpg)
エミライは、同社が展開するiFi audioの新型DAC内蔵ヘッドホンアンプ「GO link Max」の発売を2025年2月14日より開始する。価格はオープン価格。予想実勢価格は約1万4300円。
バランス回路によるクリアな音質を実現
GO link Max は、iFi製品の中で最も小型でポータブルなバランス DACであり、オーディオシステム全体に干渉除去を拡張するバランス回路を備えている。
3.5mmシングルエンドを強化して音質を向上させるS-Balanced技術と4.4mmバランス回路により、あらゆるヘッドホンで高品位な解像度とチャンネル分離を実現。将来のオーディオ機器の アップグレードにも備えることができる。
■最大241mWがヘッドホン本来のポテンシャルを引き出す
スマートホンに代表される現代のポータブル機器は、ヘッドホン端子を備えていないものや、アダプター経由での限られた出力しか得られないものが多く存在する。
GO link Maxは新たに加わったバランス出力により、最大241mWという出力でこの課題を解決。これは一般的なノートパソコンのヘッドホン出力を凌駕するものだ。
この高出力は単なる音量の増幅だけでなく、ヘッドホン本来の能力を引き出し、さらに繊細なディテールと解像度の向上により、優れたリスニング体験を実現する。
■ESSテクノロジー「Sabre DAC」とiFiの技術力
ESSテクノロジーが提供する「Sabre DAC」の「Dynamic Range Enhancement (DRE)」機能により、最も大きな音から最も小さな音までのコントラストを拡大。
さらにiFi独自の技術と組み合わせることで+6dBのダイナミックレンジを実現して高域と低域の知覚的な差が倍増。音楽の持つあらゆるディテールを生き生きと再現していく。
■楽器の位置関係を明瞭に表現
左右チャンネルそれぞれに1基ずつ、デュアル「ESS ES9219」Sabre DACチップを搭載。それぞれの楽器がどこにいてどこで音が鳴っているかを実感することができ、臨場感あふれるサウンドステージを提供する。
それらにiFi技術を加えることで、ジッターや歪みを排除。透明感のある音場を構築する。
■ハイレゾ音源を損なわない、デバイス本体でのボリューム制御
「GO link Max」ではデバイス本体でのボリューム制御を採用した。これはデバイス側で音量を調整すると、その変更が直接DACチップ内で反映されるため、どの音量レベルでもハイレゾ音源の持つディテールと豊かさを最大限にキープすることが可能になるからだ。
「GO link Max」の主な仕様
チップセット/ESS Sabre ES9219
最大対応サンプリングレート/PCM 384kHz、DSD256
DNR/ 4.4mm:130dBA、3.5mm:125dBA
入力/USB Type-C
サイズ/約150×15×10mm(ケーブル部分含まず)
重量/約14.5g
ケーブル長/約65mm
出力端子/4.4mmバランス、3.5mmバランス(S-Balanced)
出力インピーダンス/ 4.4mm:0.35Ω、3.5mm:0.7Ω
消費電力/無信号時:最大0.6W、最大信号時:最大3.2W
RMS出力/4.4mm:241mW@32Ω、4V@300Ω、3.5mm:100mW@32Ω、2V@300Ω
SNR/4.4mm:130dBA、3.5mm:125dBA
THD+N/4.4mm:≤0.0016% (@32Ω 2.4V)、3.5mm:≤0.0015% (@32Ω 1.27V)
付属品/USB Type C to Aアダプター、USB Type C to Lightningアダプター、ユーザーマニュアル、クイックスタートガイド
関連情報
https://ifiaudio.jp/products/go-link-max/
構成/清水眞希