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素人が投稿したYouTubeのショート動画をバズらせて稼ぐ方法

2025.02.12

YouTubeの動画は、「横型」と「縦型」の2種類が存在する。

数年前までのYouTubeは、もっぱら横型だった。しかし、TikTok等の競合他サービスが縦型動画の可能性を証明すると、YouTubeも遅ればせながらそれに追随した。

我々は普段、スマートフォンを縦に握っている。この状態のまま視聴できる縦型動画(ショート動画)は、横型動画(長尺動画)よりも遥かに大勢の視聴者を集めることができる。言い換えれば、縦型動画は「バズりやすい」のだ。

今回はYouTubeでゲーム実況チャンネルを運営している筆者が、「縦型動画でバズる方法」と「それがもたらす効果」について解説していこう。

視聴回数を稼げる「縦型動画」

YouTuberには誰でもなれるが、収益化するとなると「狭き門」と言わざるを得ない。

配信活動を始めたばかりの頃は、ジャンルはさておきまずは1週間以内に視聴回数20回を目指すといいと言われている。200回ではなく、20回だ。残念ながら、チャンネル登録者数が50人に満たない時点ではアベレージ20回でもかなりの苦労を要する。

ただし、これはあくまでも横型動画の話。縦型動画となると、事情はやや異なる。

縦型動画を配信すれば、チャンネル登録者が少ないうちから数十、数百、時として数千の視聴回数を見込めるのだ。同時に、チャンネル登録者数も目を疑う勢いで増えていく。

これはやはり、縦型動画特有の仕組みや「視聴しやすさ」が一番の要因だろう。

スマホの向きを変えることなく、まさにスナック感覚で視聴することができ、また興味のない動画は即座に流して次の動画を矢継ぎ早に表示できるのが縦型の特徴だ。それは「ベルトコンベアで運ばれる動画」と表現してもいいだろう。その中には、まだチャンネル登録者の少ないビギナー配信者の動画も混ざっている。

視聴者はワンタップでその動画の配信者を登録することができるため、チャンネル登録者も面白いように増えていくのだ。

縦型動画は「起承転結」ではいけない

ところで、「バズる」とは具体的に何回再生されたらそう呼ばれるのか?

そのあたりの感覚は人それぞれというのが実情だが、筆者が提唱する基準はそこまでにかける時間を問わず「横型1万回・縦型10万回」である。そこまで視聴回数を伸ばせることができれば、チャンネル登録者も急増するはずだ。

縦型動画で10万再生を目指すとしたら、どのようなテーマであれまずは「分かりやすさ」を最優先にするべきだろう。というのも、動画開始早々から小難しい話になると、視聴者は容赦なく次の動画に移ってしまう。

また、物語の基本形である「起承転結」は縦型動画とは相性が良くない。ダイナミックな「転」をいきなり冒頭で披露し、その後に「起承結」と綴るのが縦型動画の鉄則だ。

桃太郎の話で言えば、最初に「昔むかしあるところに、お爺さんとお婆さんがいました」とするのではなく、いきなり鬼ヶ島で桃太郎一行が大暴れするシーンを持っていく。桃太郎が桃から生まれた話は、そのあとでも構わない。そうすることで、多くの視聴者を動画のラストまで引き寄せるのだ。

縦型動画は「ドーピング」?

工夫次第で万単位の視聴回数も狙える縦型動画だが、配信者によっては縦型動画の制作を敢えて避ける人もいる。なぜか?

縦型動画を視聴してチャンネル登録をした人は、同じ配信者の横型動画を視聴するとは限らないからだ。むしろ、縦型動画で得た視聴者は横型動画を観てくれない可能性のほうが大きい。

これは、YouTubeでの収益化の条件を満たす上で大きな問題になってしまう。以下、YouTubeの広告収入解禁の条件を記載する。

・チャンネル登録者数1,000人
・公開されている長尺動画の過去365日間における総再生時間が4,000時間以上or公開されているショート動画の過去90日間の視聴回数が1,000万回以上

チャンネル登録者数の基準を満たしたとしても、動画がしっかり視聴されているのかという点が問われるのだ。そして、「公開されている長尺動画の過去365日間における総再生時間が4,000時間以上」と「公開されているショート動画の過去90日間の視聴回数が1,000万回以上」という条件だが、どちらがより難易度が低いかといえば間違いなく前者である。筆者自身も、横型動画の総再生時間の基準を満たすことでチャンネルの収益化に成功した。

ところが、縦型動画で登録者数を得てしまった場合、横型動画を配信したとしても総再生時間を稼ぎづらくなってしまう。そのような理由で、「ショート動画はドーピング」などと言われることもある。

収益化を目指すなら縦横バランスよく配信しよう!

さて、読者の皆様はこのようなYouTubeチャンネルをご覧になったことがおありだろうか?

それはチャンネル登録者が1万人以上、或いは数万にも達しているにもかかわらず、横型の長尺動画の再生数はせいぜい数百というチャンネルである。こうしたチャンネルは、縦型のショート動画に注力している可能性が高い。

つまり、ある程度大きな広告収益を望むのであれば、定期的に横型動画を制作・配信しておくべきなのだ。横型動画の広告収益は、縦型動画のそれよりも単価が高い。縦型ライブ配信で一定のスーパーチャットが見込める……というのであればまた戦略も変わってくるが、そうでなければ縦型一本槍で「YouTuberドリーム」を実現させることは難しいと言わざるを得ない。

以上の理由から、YouTubeでの広告収益を目指すとしたら縦型一辺倒にはならず、横型動画も地道に配信していくのが肝要である。

文/澤田真一

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