小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

雪の日に履いていけない靴とは?転倒を防ぐための正しい選び方

2025.03.20

雪の日に履いてはいけない靴としては、グリップ力に乏しいものや防水性のない素材の靴、ヒールが高い靴が挙げられる。ソールの溝が深い防水性のある靴を選ぶことで、転倒リスクや冷えを軽減できるので覚えておこう。

雪が降ると、普段と同じ靴で外出しても滑って転倒したり、水分が染み込んで足元が冷えたりと、さまざまなトラブルが発生しがち。特に、雪道に不向きな靴を履いていると、一歩踏み出すだけでも転びそうになってヒヤッとすることがある。

本記事では、まず「雪の日に履いてはいけない靴」の代表例を整理し、その上で雪道を快適に歩くための靴選びのポイントを詳しく解説する。さらに、近年ファッション性が高まり注目されている長靴(スノーブーツ)のメリットや種類、選び方についても紹介するので、雪の日の靴選びに役立ててほしい。

雪の日に履いてはいけない靴の特徴

雪道は一見すると単なる白い道に見えるが、多くの人が踏み固めるとすぐにツルツルの氷のような状態に変わり、ちょっとした段差や傾斜でも簡単に転倒する危険がある。そのため、普段履いている靴がそのまま雪道でも通用するとは限らない。

例えば、靴底がフラットすぎるスニーカーや、吸水性の高い素材の靴、ヒールの高い靴などは、雪道では転びやすくなる代表例だ。ここでは、雪の日に履いてはいけない靴の特徴を3つに分けて見ていきたい。

■靴底がフラットすぎるもの

靴底にしっかりした溝がなく、ほぼ平らな状態のスニーカーやローファーは、路面との摩擦が得られず、雪道でのグリップ力が極端に低下する。特に、スニーカーの中でも底が薄いタイプは足裏感覚が良いと思われがちだが、圧雪された路面や凍った部分の上では踏ん張りが効かず、滑って転倒するリスクが高い。フラットなソールの靴を履く場合は、滑り止め装着など追加対策が必要だ。

■水や雪を通しやすい素材のもの

布やメッシュ素材の靴は、雪が靴表面に付着しやすいだけでなく、溶けた雪がしみ込みやすいのが難点だ。縫い目の多い靴は水分が入り込むルートも多い。靴の中が濡れると体温が奪われ、足先が冷えて快適さが損なわれる。

合成皮革や防水加工されたアッパーを持つ靴なら、ある程度の水分は弾いてくれるが、特にキャンバスやメッシュは雪が積もった道で履くには不向きといえる。防水スプレーをかけても根本的な防水性能は補いきれないことがあるため注意しよう。

■ヒールが高い靴(ハイヒールなど)

ヒールが高い靴は、接地面積が小さくなるため、雪道では極めて不安定になる。特にピンヒールに近いデザインの場合、圧雪やシャーベット状の路面に足を下ろした瞬間にぐらつきやすい。見た目を優先してヒールを選ぶ場合でも、雪がある道を長く歩くならなるべく控えたほうが無難だ。どうしても履きたい場合は、移動時だけローヒールやスニーカーに履き替えるのも手。

雪の日に快適さを保つ靴の選び方

雪の日に外出する際に押さえるべきポイントは、大きく分けて「滑りにくさ」と「濡れにくさ」の二つ。新雪なら意外と滑りにくいイメージを持つ人もいるが、やがて踏み固められたり、日中に溶けた雪が夜間に再び凍結したりするとアイスバーン化して一気に危険度が増す。

また、靴底だけでなく靴全体が雪で湿りやすい状況になるため、撥水・防水性能にも注目したい。ここからは、雪の日に足元を快適に保つための具体的な選び方を解説する。

■雪の日に何を履く?理想の履物とは

雪の日に適した靴の条件を挙げると、以下のようになる。

  • 靴裏にしっかり溝があり、凍結した路面でも滑りにくい
  • 撥水・防水機能がある(合成皮革や防水加工のアッパーなど)
  • 足首を固定して安定感を得られるデザイン
  • ある程度厚みのあるソールで、冷気や水分をシャットアウト

例えば、スノーブーツ(長靴)のように水を防ぐ構造のものがベストだが、もし持っていない場合は、手持ちのブーツやアウトドアシューズに防水スプレーをしっかり施すなどの対策を講じると良い。雪の日にどんな靴を履くか迷ったときは、気温の低さもチェックして、厚手の靴下やインソールで保温を補うことも大切だ。

■雪ハイキングや雪山でも頼れる靴選び

少し郊外に出ると、雪が積もった山道や自然公園をハイキングする機会があるかもしれない。そういったケースで使用する靴を選ぶときは、街中の雪道以上に防滑性・保温性・防水性に注目したい。

  • トレッキングシューズや登山靴で防寒仕様のものを選ぶ
  • 足首からふくらはぎまで覆うゲイター(スパッツ)で雪の侵入を防ぐ
  • ソールにスパイクやチェーンを装着できるなら、急なアイスバーンにも対応可能

一般の道路よりも積雪が深く、転倒時の危険も大きい雪山や登山道では、靴の性能が不十分だと命に関わる場合もある。レジャーとして雪山に行くなら、専用の装備を準備して安全を最優先に考えたい。

雪の日におすすめの長靴(スノーブーツ)

雪道での「滑りにくさ」と「濡れにくさ」という2大要素を同時に満たす代表的なアイテムといえば、やはり長靴(スノーブーツ)だ。

もともと雨や雪など足元の悪い環境でも安全に歩けるよう設計されており、ソールのグリップ力やアッパーの防水性など、雪対策に必要なポイントを押さえている。

さらに近年はデザイン性が格段に向上し、通勤や普段のお出かけに取り入れても違和感のないモデルが多数登場している。ここでは、長靴のメリットや種類、選び方を具体的に紹介する。

■長靴(スノーブーツ)がおすすめな理由

長靴は足首から上の部分までがゴムや防水素材で覆われているため、しみ出した雪解け水やシャーベット状の雪が入りにくい構造になっている。

また、靴底には滑り止めの加工や深めの溝が施されていることが多く、転倒リスクを減らしてくれる。雪の日だけでなく、雨の日にも使える汎用性の高さも魅力だ。さらに最近は、デザインが進化し、パンプス型やレースアップ風など豊富にラインナップされているのもポイント。

■雪の日に適した長靴の種類

一口に「長靴」といっても、丈の長さやデザインによっていくつかタイプがある。ここでは代表的な3タイプを紹介する。

・ショートタイプ

足首よりやや上までの高さがある長靴で、ショートブーツのような感覚で履ける。パンプスタイプよりは雪の侵入を防ぎやすく、ファッション性も高い。ただし、積雪が深い地域だと物足りない場合があるため、居住地の降雪量に合わせて選ぶと良い。

・ミドルタイプ

ふくらはぎの真ん中あたりまで覆うタイプで、雪をはねたときにも靴の中に入りにくい。ショートタイプよりは多少「長靴感」が出やすいが、防水性や保温性は比較的高い。雪の多い地域でのタウンユースや日常使いに向いている。

・ロングタイプ

膝下近くまでカバーするロング丈の長靴。深い積雪でも雪が入り込みにくく、足全体を保護できる。履き口が絞れるタイプなら、さらに防寒性がアップする。豪雪地帯をメインに想定しているモデルが多いため、機能性重視になりがちだが、近年はブーツ風のファッション性の高いアイテムも増えている。

■長靴を選ぶときのポイント

最後に、雪の日に履く長靴を新調するときに押さえておきたいポイントを3つ紹介する。

  • 少し大きめのサイズを選ぶ:素材の特性上、長靴は足に密着しやすい。ジャストサイズを選ぶと厚手の靴下を履いたときにきつくなり、着脱もしづらい場合がある。0.5〜1cmほど大きめのサイズを選んでおくと、余裕をもって履ける。
  • 靴底が柔らかいものを選ぶ:靴底が硬いと路面と密着しにくく、圧雪やアイスバーンで滑りやすくなる。一方、やわらかめのゴム素材なら、凹凸のある雪道にもフィットしてグリップ力が高まりやすい。
  • 冷えが気になる場合は内側がボア加工のものを選ぶ:雪の日は気温が低いだけでなく、靴が濡れてさらに冷えやすい。外側が防水素材ならボアが濡れにくく、内側の暖かさをキープできる。長時間の外出や、冷え症の人には特におすすめ。

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

文/編集部

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年3月14日(金) 発売

DIME最新号は、「人間ドッグの新常識」。医師が本音で語る、受けるべき検査・いらない検査とは? 鈴鹿央士ほか豪華インタビューも満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。